【感想】犯人に告ぐ2 (上) 闇の蜃気楼

今回は犯人側の視点も含まれた話。
振り込め詐欺から誘拐へと犯罪に手を染めていく。
一緒に読んでると誘拐が犯罪ではなく、ただのゲームの一種のように錯覚させられる。
淡野の才能はすごいと魅了される。
後半…も楽しみ。続きを読む

振り込め詐欺グループが誘拐ビジネスに乗りだした。その誘拐事件の捜査にあたるのが、前作で活躍した巻島史彦警視。前編は振り込め詐欺の記載が多く、誘拐事件の捜査はまだ序盤の段階。後編に期待。

さすがのひとことですね。
犯人の兄弟に感情移入して読んでしまうので、捕まるな、っと思って読んでしまう。

1作目と比べてちょっと間延びした感は有るが、今回は犯人側の人物像もしっかり描かれていてストーリーの厚みが出たように思う。なので(笑)、この段階では犯人側に感情移入やん。犯人側を応援しちゃってるわ。

日本で誘拐のビジネス化を目論むグループの犯行に巻島警視が捜査の指揮を取る。
犯人グループと被害者、警察それぞれの目線で事件の流れを描写しているのですが、犯人の行動に粗暴さや物騒さがないことから何故か憎…悪や嫌悪を感じにくい。
どういう展開を見せるか楽しみです。続きを読む

面白い。
下巻はいま読んでいる最中だけれど、これまでのところは巻島より智樹の方に感情移入。振込み詐欺〜誘拐犯グループを応援。スリリングな展開に手に汗握ってしまった。ダークヒーローな淡野がクール。