「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

伊神 満 / 日経BP
(28件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
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ブクログレビュー

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  • 9999moda

    9999moda

    終わりの方で「既存企業に欠けていたのは能力ではなく、意欲」とまとめられている。それをここに書くのはネタバレになるが、ただ、そのネタが重要なのではなく、なぜその結論に至るのかが重要。話の展開の面白さもあって、巻末に挙げられた参考書「ミクロ経済学の力」にも引き続く。続きを読む

    投稿日:2020.02.17

  • えんじぇもん

    えんじぇもん

    頭の悪い僕にはちょっとアカデミックで骨が折れた、、けど
    結論は納得する。

    個人的に、既存企業にとっての"共食い"のうち、リソースとして有りがちなのは人材だと思う。
    有望な人材を主流の事業に置くか、新規事業に置くか。
    おそらく大半は前者にしてしまっていて、だからこそイノベーションが起きないんじゃないかなぁ。

    だとすると、異動ももちろんそうなんだけど
    採用からこれまでとぜんぜん違う人材を見極めて、増やしていく必要性に迫られる。
    ところが社会的には少子高齢化、売り手市場。
    なかなか思うような採用もできなくなっちゃいました…

    っていう日本の状況を妄想してました。
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    投稿日:2019.12.16

  • soy

    soy

    既存企業がイノベーションに本気になれない理由

    「研究開発能力が高くても、合理的かつ戦略的であっても、新旧製品が共喰いを起こしている」
    つまり、「能力」の問題ではなく、「意欲」の問題

    「創造的破壊を生き延びるには創造的『自己』破壊の必要が有る」
    「生きる為には死ぬしかない」
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    投稿日:2019.11.16

  • akito987

    akito987

    古典「イノベーションのジレンマ」を(勝手に)アップデート。計量経済学によって実証的にイノベーションを検証した筆者の論文、を一般向けに解説した本でもある。「イノベーションのジレンマ」は大半がインタビューや文献を考察の元にしており、「無能だから失敗した」のか「失敗したから無能と判断された」のか、これでは循環論法に陥りかねない。また人は意図して、そして意図せずに自分にも嘘をつくので、語られたことだけで論理を構築するのは危うい。

    内容は音楽で言うなればA→B→A'のような形式で、まず序幕で背景や本書での要旨、著者の問題意識を読者と共有する。実はこの時点でほぼ解答はでているのだが、しかしそこに数字による裏付けはない。そこでBにおいて、現実の雑然としたデータから、モデルに合わせて必要な数字を抽出し、当てはめる。ここは相当噛み砕いてはいるものの、元が論文なのでかなり高度な内容も含んでいる。そしてA'の結論は、驚くようなものではない。著者も言うように、当たり前のことを当たり前にこなすのが一番むずかしいのだ。しかし、そこに数字による裏付け、モデリングがあるかないかは全然異なる。
    数学モデルであれば、仮想的なシミュレーションを行うこともできるし、現実が違う挙動をしたときに修正することもできる。

    「真のコストを他のデータから逆算する『顕示選好の原則』で数値を計算する」おそらくこれが古典的な経済学の考え方で、むしろ自分はそれよりも先に行動経済学の本を読んでいたので、行動経済学がどのような問題意識で生まれたのか、ということもわかって気がする。
    続きを読む

    投稿日:2019.09.09

  • hirocs

    hirocs

    ”<抄録(抜き書き)>

    <きっかけ>
    BOOK LAB TOKYO で平積みになっていたので購入。以前、朝日新聞の書評を読んで気になっていたのが、頭に残っていた。”

    投稿日:2019.08.15

  • matthewgp

    matthewgp

    このレビューはネタバレを含みます

    本書では、クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」を底本にして、実際にイノベーションのジレンマはあるのか、あるとしたらどういった理由が存在するのか・・・といった問題を実証することを目指し、様々な概念と方法論を定時している。

    実務でコンサルティングや技術開発(イノベーション)を行なっている身からすると、やっぱり社内競合(本書でいうところの「共食い」)は本当に企業の中でよく見かける。
    一方で「抜け駆け」を目指した意思決定は、本書でも珍しい例と言われているが、残念ながら一度も見たことがない。

    難しいのは、ただ「共食い」するだけならともかく、ITによってそもそも提供価格が大幅に下がってしまうと、マーケットサイズ自体が小さくなってしまうことがあるということなんだよね・・・。

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    投稿日:2019.07.29

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