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トーマス・セドラチェク, オリヴァー・タンツァー, 森内薫, 長谷川早苗 / 東洋経済新報社 (3件のレビュー)
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総合評価:
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noisyduck
前書は、経済を「善と悪」の視点からその西洋における歴史と成長の要因を検討・分析したが、本書では、現実の経済を人に見立ててその精神分析をしようというものである。本書の内容について著書の中で触れているので…それを引用してみよう。 「この本は経済を心理学的な視点から見ようという本だ。だから、心理学がするような質問を次のようの問いかけてみたい。システムとしての経済はいつになったら、なんの世話も助けも借りずにやっていけるようになるのか? いつになったら自分自身と、そして自分自身の問題と折り合いをつけられるのか? 経済という肉体は、いつ成長を止めるのか? いつ大人になるのか? 健康な子どもがすくすくと成長し、大人になったら体の成長はもう期待できなくなるように(その段階で期待されるのは、肉体よりも精神の成長だ)、経済も大人になるのだろうか?まだなっていないのだとしたら(私たちはみな、経済の成長の途上であると思いたがっている)、いつ大人になるのだろう?」 正直なところ、一般の人は精神分析というものにそれほどの馴染みがないせいか、ややわかりにくい面がある。しかしながら、多くの神話やお伽話などが引用されているので、比較的退屈せずに読み通せると言える。続きを読む
投稿日:2019.06.24
ぬけがらと化したIdmt
このレビューはネタバレを含みます
機会費用 緩和的攻撃 英雄性(1部3章注釈15) P103[そもそも資金が乏しければ人は祖先がある格言に封じ込めた行動形式に走るしかなくなる]オイディウス変身物語「銅の時代」認知的不協和
投稿日:2019.02.07
コジコジ
前作『善と悪の経済学』では神話や哲学のなかに経済学の原型を思索し経済学が抱え及ぼす問題点、つまり不足の「不足」を生み出すメカニズムを論じていたが、本作ではバビロニア神話に登場するリリスをトリガーとし人…間が内包する「業」に焦点をあてる。精神分析分野を主軸にフロイトやユングを多数引用し、ナルシシズムや躁鬱の側面から現在の経済学を捉える試みは面白いが、内容的には強引かつ散漫な感もあり、面白さでは前作にはやや劣るか。続きを読む
投稿日:2018.08.24
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