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アンデシュ・ルースルンド, ベリエ・ヘルストレム, ヘレンハルメ美穂 / ハヤカワ・ミステリ文庫 (15件のレビュー)
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総合評価:
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かしきふくろう
テーマ、設定に強烈に引き込まれ、満員電車内での細切れ読書が恨めしくなるほど。最初から最後まで一気に、でも丁寧に、読み進めた。 特に執行までのカウントダウン描写は、まるで自分が執行されるかのように手に…汗握り、心臓が痛くなった。 「死をもって死を償う」「死刑やむなし」が多数を占める日本。冤罪の可能性があるからとの理由で、死刑制度廃止へは傾かないのではないかと思う。続きを読む
投稿日:2024.03.16
ふころぐ
暴力事件で逮捕されたカナダ国籍の男。グレーンス警部たちは、彼が米国の死刑囚であることを突き止める。死刑制度に対する国家間の考え方の隔たりなど、忌憚なく問いかけられる。読後感は良いとは言えないが、珍しい…形の骨太ミステリーである。続きを読む
投稿日:2024.03.14
家計法廷
このレビューはネタバレを含みます
グレーンス警部シリーズ第三弾。 今作も重く苦しく辛い。 暴行で逮捕した男の身元を探ると、アメリカで6年前に死んだ死刑囚と同一人物の可能性が出てきた。大国との政治的な駆け引きの中、死んだと思われていた死刑囚と向き合うグレーンス警部。。。 一作目、二作目と同じく、救いもなく、希望もなく。だけどこんなにも辛い話なのに読むのが止められない。今作ではグレーンス警部のプライベートな側面もちょっと見えてきて、いつもの取っ付きづらさは薄いか。政治的な要素もありつつ、この死刑囚が真実を語っているのかどうかを怪しませる構成となっている。 刑事がスパッと事件を解決するわけではないのでカタルシスはないかもしれないが、社会問題と絡ませて他にない終わり方となる貴重なシリーズ。読み続けたい(と言いつつも重すぎて体力を使うので計画的に。。。)。
投稿日:2024.01.25
kattebooks
この人の、このシリーズは、結末が一癖ありますね。クセがつよい(笑)。それが、このシリーズの魅力でもあるんですけどね。 そして、例によって、スッキリとする結末ではありません。それも、このシリーズの特徴…。むしろ、なんか悲しいですね。それがまた、アメリカやイギリスのミステリーとは違うところですね。続きを読む
投稿日:2021.03.26
fattycatlover
エーベルト・グレーンス警部シリーズ第三作。 自分の中の何かが麻痺したのだろうか。 エーベルト警部が、これは大事件と騒ぐのが 全く響いてこない。 作者の「やり口」に慣れてきたということか。 自分が望んでいないにもかかわらず、 意外性の無い、悲劇的な結末へと向かって、 話が進んでしまうことに。 アメリカの州立刑務所内で死刑執行前に死亡したはずの囚人が、 スウェーデンで暴力行為で逮捕され、 政治的駆け引きの結果、アメリカに引き渡されて死刑に処された。 それだけ。 死刑になると判っていて卑劣な男に暴力をふるってしまった動機も、 その無実の罪を創り出した男の動機も理解できなかった。
投稿日:2020.06.25
nari-aki
死刑制度を扱った、死刑制度のないスウェーデンを舞台とするミステリ小説。 題材が重いだけに、話の内容も重くなる。 復習、私刑感情、善と悪、処罰感情、いろいろなものがない交ぜになり、読書する側も考える…内容。 話の展開、決着もよかったが、ミステリ小説よりも、死刑制度について改めて考えた。続きを読む
投稿日:2020.06.01
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