学校では教えられない歴史講義 満洲事変

倉山満 / ワニの本
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • eisaku0330

    eisaku0330

    2018/08/15満洲事変☆☆☆ 蔵山満
    「国家の命運」を憂う書 「正論」を誤ると、「国家を滅ぼす」 
    第二次若槻内閣の退陣が「憲政の常道」の放棄となり、国家滅亡の運命を決めた。
    「世界と日本の歴史を変えた2日間」
    トップ層に胆力が失われた組織は衰退し、滅亡する
    45歳若い著者ながら、問題意識も専門知識も大変刺激的 勉強になりました
    Amazonで著作のいずれも高評価 タブーに挑戦している判りやすさ

    自信過剰も鼻につくが、タブーをものともしない強い論述は好感が持てる。というより、大いに敬意を表したい。幾つかの謎が解明された。 満州事変の評価は大甘と思うが。

    1.日英同盟の破棄 米国の意向 日本も積極受入れ 英国は継続を希望した
      これも大きな判断の誤りだが、英国・米国の覇権争いの背景も影響 今の米国・中国
      覇権争いがあったので、世界恐慌対策は二の次になったのでは
      cf1905年12月 イギリス公使館が大使館に昇格
    2.満洲の必要性
    過剰人口の受入れ 明治5年(1872)3,500万人→昭和10年(1935)7,000万人
    それがあったから国民は支持
    国際情勢も有利 日本は満洲 欧州ロシアはバルカン 米国は中米
    こういう分析がないと歴史の教訓にならない 文系はもっと歴史と哲学
    世界史の視点が不可欠と言うこと
    3.フランス革命とロシア革命は同じ これも改めて指摘されると納得
     ルイ16世とロマノフ王朝ニコライ二世
     ロベスピエールとレーニン
    4.朝鮮軍司令官林銑十郎
     独断の海外派兵は「統帥権干犯」 総理大臣の統治行為?
     →「越境将軍」としてもてはやされ、総理大臣になった 組織としては危険な兆候
    5.井上準之助 大蔵大臣「金解禁」 日銀総裁
     (1)経済政策は大失敗
     (2)協力内閣には断固反対
     (3)錦州進出を止める 金谷参謀総長「天皇の委任命令」絶対命令
    6.松岡洋右 国際連盟に残留派 
     ⇔史上最低の外務大臣内田康哉 総理大臣斉藤実(226暗殺)「挙国一致内閣」
     ①満州国承認の取り消し
     ②熱河進出の撤退
      国民は「勢い」を求めた その先を見ていたのは誰か
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    投稿日:2018.11.10

  • den4ro

    den4ro

    このレビューはネタバレを含みます

    外交と経済。外交が上手くいっていたのに経済政策で失敗。政権交代して経済を立て直したのはいいがそのタイミング悪くて満州を切り捨てられなかった。切り捨てるといっても実効支配なんだからそれでいいのにである。ここから日本の世界の不幸が始まる。とても教訓になる本。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.07.22

  • ドラソル

    ドラソル

    憲政史家の倉山満による満州事変についての一冊。

    今回も最初に結論が書いてあって非常にわかりやすかった。
    そして、自虐史感をベースとした通史と、実際の歴史にはそれなりに乖離があることを改めて感じた。

    投稿日:2018.06.17

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