【感想】ひと

小野寺史宜 / 祥伝社
(420件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
111
201
74
10
3
  • 幸せに。なってほしい。

    若者からも、人生のベテランからも、「そう。そうだよね」と思える言葉が出てくる。些細に見えて大切な価値観が、さりげなくちりばめられている。主人公を、ただ心静かに、でも熱い気持ちで応援したくなる。
    そんな本に出合えました。続きを読む

    投稿日:2019.04.15

  • この本のどこを推薦しているのかな?

    主人公は、早くに両親を亡くしてしまいやりたかったことを諦める、我慢する日々をおくることになる。

    この本のポイントは人との「縁」

    身近にいる人がいい人とは限らない。ひょんなことをきっかけで知り合ったり、自分は遠いと思っていた人が実は、自分のことを思ってくれている。

    自分が思っていることは、周りの人も同じように思っているわけではない。もうちょっと気楽にでいい。

    主人公がやたら自分のことを貧乏扱いする。(節約かとかのレベルではない)

    物語にやたら「ニトリ」が出てくるところが気になった。どんだけニトリ大好きなんだよ。

    本屋大賞二位
    続きを読む

    投稿日:2019.04.26

ブクログレビュー

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  • まるみつ

    まるみつ

    この作者の本を初めて読んだ。「27000冊のガーデン」に出てきて知った。中高生におすすめしたい。とてもいい本だと思う。文章短め。会話文多め。主人公の性格の良さに心洗われる。一人っ子で父を亡くし、母も亡くしたとは、どれほどの絶望だろう。残された貯金(けっして多くない)を大切にしながら、アルバイトで生きていく。コーヒー代や電車賃を節約するシーンがとてもリアルで身に沁みて応援したくなる。いとうみくの「車夫」の主人公、吉瀬走と似ている。こういう子は、絶対に幸せになると思う。終わり方も良かった。続きを読む

    投稿日:2024.02.17

  • やっさん

    やっさん

    コロッケ食いたい

    ってな事で、小野寺史宜の『ひと』

    久し振りにええ本読んだなぁって感想です。

    心に染みるって言うか、すんなり綺麗に心を洗い流してくれる様な……。

    また、色々と考えさせてもらう感じじゃね。

    両親を短期間で亡くし、1人で生きて行かざるを得ない聖輔に触れてく人々は良い人も居れば、嫌な人も居る。

    辛い経験を乗り越えしっかり生きて行く聖輔はマジカッコええし尊敬するわ!

    自分の事、自分の子供達の将来の事が不安になる事もあるけど、これ読んだらもっと先の事も色々と考えないと、って思いました。

    ホントにええ本じゃなぁ、紹介してくれた @_aya027 さんにはありがとうって言いたいね

    小野寺史宜さんは初めて読んだけど、他の作品も気になるから読も

    最後にラストが堪らんね!
    聖輔カッコ良すぎるぜっ!尊敬するぜっ!

    2020年51冊目
    続きを読む

    投稿日:2024.01.22

  • 翠

    読み始めたら止まらなくなってしまった。
    厚さがそれなりにあったから、読む前はどうしようかと思ってたんだけど一気に読み終えてしまった。
    読み始めは「線は僕を描く」みたいな方向に行くのかなと思ってたけど、それとは全然違う方向に穏やかに優しく進んでいった。
    頼ってもいい人には頼ってもいい。一人で頑張るのもいいけど、頼れる人にはちゃんと頼る。
    色んな人に言われてたな。
    頼るって一番難しいことよね。
    でもそれをきちんと言葉にして言ってくれる人がいるって幸せなことなんだな。
    読み終えて心の中にまん丸なほわっと温かい物が残る作品だった。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.21

  • ロトロ

    ロトロ

    めちゃめちゃ良かった。
    むちゃくちゃ読みやすい。
    大したことは起きないというか、起きたあとからスタートして、頑張って生活していく主人公ってことなんだけど。
    そこも、そんなに大きな事件があるわけでもなく、人々とのつながりを丁寧に描いていく。主人公の人の良さが非常にしみる。

    この年の本屋大賞2位がこの作品で、1位がそしてバトンが渡された。
    このどちらもが、事件が起こったあとの普通の日々を生きていく中で、成長する話。
    どっちも良くて、この普通の生活なんだけど、やっぱり人は成長するし、大切なことを知っていくって行程はすごい好きな展開。

    良かった。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.08

  • なっかん

    なっかん


    大切なのはものじゃない。形がない何かでもない。人だ。人材に代わりはいても、人に代わりはいない。
    素晴らしい。

    投稿日:2023.11.19

  • firegoby

    firegoby

    装幀の絵が印象的。ブクログで他の本でいいねしてくれたユーザーさんが、すごくはまってて、読んでみた。
    この年代の男の子が主人公の話は、あまり読んだことがないので微笑ましいなあと思いながら読んだ。
    ちょっとスローすぎるのと、短い何気ない会話ベースの展開や不遇な身の上にさらに畳み掛ける理不尽な登場人物たちに、途中読み進みづらさを感じたけど、最後の方の「ひと」というタイトルに相応しい縁には、じんわり感動した。
    そして、他の感想にもあるように、揚げたてコロッケ食べたくなる。
    続きを読む

    投稿日:2023.11.11

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