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沢城利穂, すがはらりゅう / ティアラ文庫 (1件のレビュー)
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うらこ
このレビューはネタバレを含みます
フィオラは昔からセインのことが好きで、小さい時は積極的に求愛してて、大きくなってセインの国が滅んでしまってからは影からこっそり、セインと結婚したあとは政略結婚だと分かっていてもセインを愛して・・・・って感じで、終始セインを愛する気持ちは変わってないのは好印象でした。 セインはフィオラが小さい時や近衛隊長になっていたときに無視していた理由は後半書かれていますが、昔からフィオラが好きだったというのなら、父王を亡くしたばかりのフィオラと玉座でってのはないかなぁってちょっと思いました。 あと、クーデターものということですが、フィオラ側の視点が主にあり、フィオラは政治に参加させてもらえてないので、政治的な話は皆無です。暗殺の背景とかもうちょっとあってもよかったかなって思いますが、あまりそっちは重要ではないかな。セインは結構容赦なく相手を殺してましたけどね。 できたらセイン側の気持ちが途中に書かれていたら、もっと楽しめたかもしれません。 この系統のお話では珍しいですが、最後にフィオラの出産シーンがかかれていて、結構動揺してるセインの姿が微笑ましかったです。
投稿日:2013.08.24
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