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木村俊介 / 一般書籍 (3件のレビュー)
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総合評価:
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かとのひも
女性漫画家4人に、漫画家という仕事をインタビューする。 マンガには、恐ろしいほどの技術と思いと調べたことが注ぎ込まれている。 それを読み手には悟らせない、軽やかな作画とストーリー運び。 マンガを描き…続けている人、目指している人、マンガが大好きな人に。 海野なつみさん …描きたい物語を雑誌に載せてもらえるようになるまで いくえみ綾さん …職業マンガ家として、物語を練る。 冬目景さん …絵を模索する 荒川弘さん …実生活の全ての体験、いろんなジャンルの物語、全てが血肉になる 男性漫画家さんが仕事を語るインタビューの本は出てないかな?ちょっと読みたくなった。 ここ数年、マンガから遠ざかっていたのだけど、また読みたいなあと思った。 マンガを読むにも技術がいるようだと最近気付いたのですが、マンガ読みスキルが衰えていないことを祈りつつ。続きを読む
投稿日:2020.10.14
マッピー
このレビューはネタバレを含みます
ゼロから何かを創り出すことのできる人を尊敬する。 どうすればそういうことができるのか、才能のかけらもない私にはうかがい知ることができないけれど、この本で紹介されている漫画家4人は、生みの苦しみをすら楽しんでいる。 そういう人たちだから、長年第一線で描き続けられるんだなあ。 いくえみ綾を初めて読んだとき、くらもちふさこのばったもんか、と思ったことを思い出した。 くらもちふさこが好きだったからこそ、ちょっと許せなかったんだよね。 今なら笑って許せるけれど。 荒川弘の作品は読むと元気が出るんだよ。 彼女がバイタリティ溢れる人だからというのもあるだろうけど、読むと元気が出る作品を意識して創り出してきたということなのね。 一枚の絵、一コマ、一本の線に思いを乗せて、何かを伝えるのが漫画。 それを読み解き、思いを受け取るのが漫画を読む楽しみ。
投稿日:2020.04.02
deroderoh
女性漫画家たちへのインタビュー。 漫画家さんたちのモノローグという感じで、静かに穏やかに漫画家であることのことが語られる。 皆、漫画家として成功している人たちだから、熾烈な競争の生き残りの方々だと…思う。 けれども、語られる内容は、そんな大それた人にみえなく、控えめな雰囲気で、まったく偉ぶっていなくて、逆にすごいなと思う。 それは、インタビュアーがある程度近くにいる人なのかな?とも思った。 また女性という点で、自分ができることをコツコツ、自分らしく続けていたという部分が出ているのかなとも思う。 感触としては、芸術家やアスリートというよりも、究めきった職人という感じ。 いくえみ綾さんが、スランプらしいスランプがないという発言をさらりとしていて、かっこいいなと思った。続きを読む
投稿日:2018.09.30
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