【感想】岳飛伝 十七 星斗の章

北方謙三 / 集英社文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
8
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1
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ブクログレビュー

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  • unodai

    unodai

    完結!
    壮絶な戦いが終わった。
    そして全51巻の壮絶な物語も終わった。
    最後まで、泣かせてくれた。
    ありがとう!
    更にありがたい事に、まだまだ物語は続いているらしい。吸毛剣が受け継がれてゆく。

    投稿日:2023.01.29

  • 大石啓介

    大石啓介

    水滸伝19巻、楊令伝15巻、岳飛伝17巻を読んできたが、遂に読み終わったという達成感と、最後はハッピーエンドだったなという満足感を感じました。
    何かに向かって一心になる清らかさが良いです。

    投稿日:2021.05.03

  • Bookman

    Bookman

    ついに最終巻。「大水滸伝」完結。
    最後はすっきりとあの男が元気な姿を見せてくれた。ブランクがあったり読み直したりしながらだったが、この壮大な物語を読みきることができてよかった。
    かっこいい漢たちを知れたこと、胸を熱くする生き様を感じられたこと、これほどの作品を世に送り出してくれた北方氏に心から感謝したい。続きを読む

    投稿日:2019.11.19

  • 寛斗

    寛斗

    ついに終わった~。
    ラスボスは沙歇という…。
    胡土児が出てくると思ったけどなぁ~。
    この本はふもとっぱらで読み切る予定がえらいずれこんだ。
    さぁ、ここからはイヤミス天国でいこう~(^0^)/

    投稿日:2019.05.19

  • マッピー

    マッピー

    長い長い物語が終わった、とも、物語は終わらない、とも言える。
    血沸き肉躍ったままで話を終えることはできないのだから、そっと目を閉じるように終わりを迎えるのかと思っていた。
    その予想はおおむね外れてはいなかったけれど、でも、史進はさすがだ。

    「死ねないなら、生きるしかない」

    本来は守るべきはずの国という形を拒否した梁山泊の兵士たちは、守るべき形を持たない彼らは、本当に志のために命をかけて悔いはないのか。
    何十万もの兵士の誰もが悔いなしと思っているとは、わたしにはちょっときれいごと過ぎて信じきれない。

    無駄に消耗戦を続けるくらいなら、敵の将軍の暗殺を致死軍にさせたらいいじゃないのと思うくらい大勢の人が毎日毎日消耗品のように命を奪われていった。
    もちろん梁山泊はそんな卑怯なことはしない。
    正義のためには手段は問わないというのは危険な考えだ。
    でも、梁山泊の考える正義のために喪われる名もなき兵士たちの命のなんと多いことか。

    死ねない史進は、林冲や李俊や穆弘などの名のあった人たちだけではなく、名もなき人たちの分も生きるのだろう。
    そして名もなき大勢の史進たちが歴史を作るのだなあと思った。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.08

  • izumowol

    izumowol

    大水滸全51巻を通読。いや素晴らしかった。
    まずはあの水滸伝を解体・再構成し、のみならず岳飛や
    秦檜といった実在の人物や史実を盛り込みながら、
    しっかりした一つの物語を紡ぎ上げた著者の腕力に感服
    したい。

    褒めちぎることは皆がやっていると思うので、ここから
    は気になったことを少し。

    まず。水滸伝好きとしては楊令伝・岳飛伝はもっと短くて
    いいので、水滸伝そのものをもう少し濃密に描いて欲し
    かったということ。その死が伝聞だけで終わり、細かく
    描写されずに終わった好漢も一人ならずいたし、大まか
    に言って、水滸伝の途中で著者の関心が楊令に向いて
    しまって終盤駆け足になり、楊令伝ではあまりに大きく
    なりすぎて手に負えなくなった物流と楊令という怪物を
    前にデウス・エキス・マキナを発動せざるを得なくなり
    岳飛伝ではそれまでの後始末に苦労したという印象
    だったのだ。

    そして前にも一度書いたことだと思うのだが、道術や
    神仙のオカルティックな力を排除して描くのはいいと
    しても、登場人物それぞれが大なり小なり持っている
    はずの宗教的精神とでもいうものを全く描いていないと
    いうことに、どうしても物足りなさを感じてしまうので
    ある。もちろん、当時の道教的な精神世界を背景として
    この物語が描かれうるかというのは大きな問題ではある
    のだが。

    そして好きだった好漢の扱いがどうも今一つ悪いのも
    気になるところ。まぁ誰とは言いませんが(笑)。

    長い旅路も終了。水滸伝好きで読み始めた者としては
    おそらくチンギス紀には進みません。あしからず。
    続きを読む

    投稿日:2018.07.15

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