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半藤一利 / 幻冬舎新書 (24件のレビュー)
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cinejazz0906
半藤一利さん(1930-2021)の悲哀にみちた人間と戦争の歴史観~「明治維新などとかっこいい名前を後から付けたけれど、あれはやっぱり暴力革命でしかありません」 「大本営の学校秀才的参謀が机上でたてた…作戦計画の為に、陸海軍将兵(軍属含む)は240万が戦死。このうち広義の飢餓による死者は70パーセントに及ぶ」「昭和23年(1948)1月21日 “生命売ります”という看板を胸と背中にかけた男が、寒風に吹き晒されながら数寄屋橋の上に立って、通る人を驚かした。とことん窮してこれ以上生きていても仕方がない。誰か俺の生命を買わないか...そんな時代が日本にあった。それもそんな遠い昔ではない」続きを読む
投稿日:2023.08.30
hito-koto
このレビューはネタバレを含みます
幕末・明治維新からの日本近代化の歩みは、戦争の歴史でもあった。半藤一利氏の80冊以上の著作を1冊の本にまとめ上げたもの。一息に読了しました。戦争は悲惨、残酷、非人間的で空しいもの。戦争とは人が無残に虐殺されるものであることを改めて認識しました。戦後、長く続く平和を有難く思います。半藤一利「歴史と戦争」、2018.3発行。土を耕すことを忘れつつある資源亡き農耕国家の日本、大丈夫か。「軽武装・経済第一」の吉田ドクトリンから「普通の国」への転換は可能なのか。
投稿日:2023.03.13
なおぴ
歴史と戦争。 よくよく考えさせられる。 日本は惜しい人を亡くした。 平和とはなんだろうか? よく考える季節になってきた。
投稿日:2022.07.03
ぷぉ
実際に戦前から戦後を生きた方の、なんとも重たい言葉の数々。 特に東京大空襲の体験は衝撃的ですし、戦後に戦中の将校たちにインタビューを行い書いている文もすごく印象的。 この本は半藤氏のたくさんある著書…から印象的な部分を引用してできているものなので、氏の著書を多く読んできた方なら物足りなく感じるだろうと思いますが、私みたいな初めて入る人にとっては最適だと思いました。続きを読む
投稿日:2021.12.06
takeshi3017
八〇冊以上の著作から厳選した半藤日本史のエッセンスという事だが、とぎれとぎれになっているので散文的で歴史エッセイに近い感じを受ける。時代は昭和、戦前~戦後にかけての時期限定。氏の体験談なども挟んでいる…。面白くない事はないが全て今までの著作の中から抜粋した文で構成されているので少し面白みがないというか、新しいものはなかった。作者より編集者が頑張った本。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file8/naiyou27605.html続きを読む
投稿日:2021.07.11
9678
実際に戦争を体験された半藤氏の言葉の数々は説得力があります。ご冥福をお祈りし、平和国家、日本を継承します。
投稿日:2021.04.21
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