【感想】臨死体験(下)

立花隆 / 文春文庫
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
3
6
2
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  • harmonixy

    harmonixy

    臨死体験 上下 立花隆 文藝春秋

    リアリティがこの世と臨死体験が
    近すぎて
    死の世界としては違和感があったけれど
    キュープラロスの三段解説
    物理世界とスピリチュアルな死の世界の間に
    サイキック空間があると言う提案がしっくりくる
    さて「下」を読んでみると
    科学者が自分の信じる客観性と言う
    狭い範疇に取り込もうと躍起になって
    粗探しをしている愚かしさを感じざるを得ない状態に
    うんざりしながら読み終わった
    一方で体外離脱とは別の
    この本の題名でもある臨死体験における
    川やお花畑やトンネルなどについては
    あまりにこの世的なお話で受け入れ難く
    私自身懐疑的である
    続きを読む

    投稿日:2023.05.12

  • yappinkun

    yappinkun

    臨死体験について、さまざま実験や仮説に基づき、科学的に解明を試みていることを、立花隆氏は徹底的に追求。
    脳内現象説なのか、現実体験説なのか、立花隆氏は、自分の死と出会うまで分からないとしている。果たして、氏は、死に際して、どのように感じたのか。おそらく、死に際してまで、その知識欲をたかめていたに違いない。
    僕が思うに、いずれ、立花隆氏の生まれ変わりの人が登場し、僕達のためになる何かを成し遂げるに違いない。
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    投稿日:2021.11.15

  • zo3zo3

    zo3zo3

    非常に面白かった。
    死んだらどうなるか?永遠に不明だと思うが、興味が湧くテーマ。
    本書では脳内現象説的な立場を取りつつ、現実体験説も残した感じだが、いずれにせよ解明出来ていない。
    誰も真理を見出せない。死んだら誰も教えてくれないからである。
    死を考えるより、生きることを考えた方が確かに合理的である。
    死はこれから必ず必然的にやって来るのだから。
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    投稿日:2020.10.29

  • take2015

    take2015

    著者が検証をすればするほど著者自身が混乱していくが、そもそも検証できる類のものではないのだから当然の帰結。死後の世界の有無は現在の人間の科学力や言語力では検証も説明も不可能で、一部の超能力なり臨死体験をした人だけが感覚的に信じられるもので、死はそれほど遠い先にあるということ。続きを読む

    投稿日:2017.07.28

  • jjm

    jjm

    ・これだけ多くの体験者の証言が一致しているのだから、たぶん、私が死ぬときも、それとよく似たプロセスをたどるのだろう。だとすると、死にゆくプロセスというのは、これまで考えていたより、はるかに楽なきもちで通過できるプロセスらしいことがわかってきたからである。現実体験説のいうようにその先に素晴らしい死後の世界があるというなら、もちろんそれはそれで結構な話しである。
    ・しかし、脳内現象説のいうように、その先がいっさい無になり、自己が完全に消滅してしまうというのも、それはそれでさっぱりしていいなと思っている。もっと若いときなら、自己の存在消滅という考えをそう簡単には受け入れられなかったかもしれないが。いずれにしても受け入れなければならないものを受け入れまいとジタバタするのは、幼児性のあらわれであり、あまりみっともいいことではないから、しないですませたいと思うのである。
    ・どちらが正しいかは、そのときのお楽しみとしてとっておき、それまでは、むしろ、いかにしてよりよく生きるかにエネルギーを使った方が利口だと思うようになったのである。
    ・生きている間に、死について、いくら思い悩んでもどうにもならないのに、いつまでもあれこれ思い悩み続けるのは愚かなころである。生きている間は生きることについて思い悩むべきである。
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    投稿日:2017.07.14

  • ともとも

    ともとも

    2000年に第1刷ということだが、この頃から2014年の現在まで、さまざまな研究がさらに進んだのではないだろうか。脳の研究も進んだと思うが、精神世界についての認識も、より一般化されているような気がする。”臨死体験”ということ自体も、魂の体験ととらえるか否かは別にして、一般的に受け入れられてきているように思う。筆者は脳内現象説が正しいだろうということで終わっているが、現在の筆者はどのように思っているのだろうか。
    脳内現象であったとしても、それを認識しているものは何なのだろうか、と考えると、やはり”自分”を形成する肉体以外の存在、”魂”のようなものがあるように思う。
    体外離脱できるなら、宇宙のかなたに行ってみたいな。宇宙から地球の歴史も見てみたい。
    続きを読む

    投稿日:2014.05.06

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