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山田博規 / ベスト新書 (2件のレビュー)
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うつ病に関する極みの一手
何%のうつ病患者が完全治癒している、いないなどの統計的情報が出ていませんよね。 それが前面に出れば、もっと変革がなされるようになるのではないでしょうか? 投薬の数や価格ではなく、完全治癒率で尺度が…変わればいいですよね。 そもそも治療完了などの通達がなされないのが、このメンタルヘルス業界の通例。 患者に対しても、モノアミン仮説が、明らかに証明されていない、不確かな仮説にしか過ぎないことへの承諾の上で 投薬や治療、診断がなされていない。だから、山田博士はこの本を出版することにより啓蒙かつ警鐘をしたのでしょう。 各精神病のダイアグラムをご覧になるとわかるように、オーバーラップしている。 アナログ式でないと、診断が難しい分野なんですよ。ある精神病がある精神病に被っている。 ある精神科のお医者さんは、うつ病患者をうつ病ではなく、適応障害と診断し、あるお医者さんはうつ病というように診断を下す。 そういったとてもアバウトな分野。だから、ある程度経験がある、ある種の勘が鋭いお医者さんは、この点を自覚して、診断しているはずと思います。 デジタル方式では片付かない。 DSMは、症例を参考にしたものだから。マルが5つ該当するからと言って、単純にうつ病と診断するのは、患者の社会的、個人的、家族歴、病歴、海外渡航歴、政治的背景、などを考慮せずに自動的に振り分けてしまう結果になっている。 DSM-J(JAPAN)を作って、それに必ずしも100%診断が準拠しないやり方を構築していかないと、オリンピックで日本終わってしまうかもですよ。 最近日本人も長期海外渡航、生活歴後のストレスや、現代病のテクノストレスなんかでいろいろと変わってきてますよ。2年に1度でしたっけ?DSM更新されるの????大丈夫かな?そればっかりに頼っていないほうがいいような気がしますね。 本来ならば、病気になる前の、病気の予防、予測、病因要素の察知、などが、現代人に絶対不可欠でしょう。 うつ病になってしまった、お医者さんに行くでは手遅れの場合だってあるわけです。 予防医学、健康医学知識の啓蒙がこれからも進んでいってほしいです。 続きを読む
投稿日:2018.05.28
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ドラソル
精神科医ではなく産業医である著者が、現行の精神科医のDSMによる分析を否定する一冊。 カウンセラーをしてる自分からしても、現行のクライアントの画一的な分析はおかしいし、ましてやそれによって大量の向精…神薬が処方されてる現状は怖いと思う。 この著書がそんな現状に一石を投じるものになればと強く感じた。続きを読む
投稿日:2021.02.21
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