【感想】一神教とは何か

小原克博著 / 平凡社新書
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • kun92

    kun92

    結局一神教って、なんすか。
    これ、タイトル編集がつけたのかな?
    そこに絞ってるわけでもなく、宗教と世俗政治との問題を扱ってて。
    一神教というものより、ユダヤ教ちょっとと、キリスト教少しと、イスラム教について喋ってる感じ。

    一神教は不寛容じゃないよ。
    いや、不寛容だから、世俗と折り合いつけてきたという内容。

    日本だって不寛容やったやん。
    いや、その一神教が日本で何したか分かって上でそれ言ってるわけ?

    偶像崇拝禁止と、貿易センタービルへのテロが、何で関係あって、仕方ないとこもあるよね的な感想になるのか、さっぱり分からない。

    結局。

    こうやって信じるものがあるから正当化できてしまうところ、正当化の為の理屈を考えてしまうところが宗教の不味い一面で、一神教は、他の神を認めない、詰まるところ、他の理屈を認めないところが問題じゃないのかと思わせてしまう良書かもしれなかった。
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    投稿日:2023.11.15

  • hamakoko

    hamakoko

    https://kinoden.kinokuniya.co.jp/shizuoka_university/bookdetail/p/KP00014730/

    投稿日:2022.09.07

  • Sadahiro Kitagawa

    Sadahiro Kitagawa

    新書ですが、内容が濃くて非常に読み応えがありました。世界の宗教人口では一神教が圧倒的多数なのに、これまでキリスト教やイスラム教、いわんやユダヤ教などについて、あまりにも表面的にしか知らなかった自分に気付かされてしまいます。

    Youtubeの小原先生のチャンネルの副読本として、動画と並行して読んでいました。おかげで動画の方の理解も深まったと思います。
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    投稿日:2022.05.22

  • Στέφανος

    Στέφανος

    第1章 日本文化論としての一神教批判(日本は寛容なのか;日本社会から見た一神教;「大きな物語」としての一神教)
    第2章 一神教の起源と展開―グローバル・アクターとしての一神教(「一神教」とは何か;多神教世界における一神教の誕生;一神教の文明論的系譜;現代における一神教の広がり)
    第3章 一神教の基本的な考え―何が同じで、何が違うのか(創造論;終末論;偶像崇拝の禁止)
    第4章 一神教世界における戦争―戦争は不寛容の結果か(戦争論の類型;絶対平和主義;正戦論;聖戦論;宗教多元社会における正義の模索)
    第5章 現代世界における課題―不寛容をいかに抑制するか(世俗主義と原理主義;政教分離;犠牲の論理)

    著者:小原克博(1965-、大阪府、神学)
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    投稿日:2019.04.02

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