【感想】群青のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート2~

福田和代 / 光文社キャラクター文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • そらくも

    そらくも

    1日でサクッと読み終わりました。
    航空自衛隊音楽隊を舞台としていますが、毎回入ってくるミステリの部分も日常性のやや延長のようなトリックです。
    短編ごとに少しずつ時が経ち、登場人物の生活も少しずつ変化があるものの、それぞれの性格をメリハリつけて描き分けつつ、互いのかけあいが楽しいです。
    爽やかな文体も含めて、息抜き、気分転換にとてもよい本だと思います。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.21

  • まな

    まな

    カノンシリーズ第2弾
    碧空のカノンに引き続き、ストレスなく読める小説だった。

    沖縄の歴史を復習しつつ、ホッコリしながら読めたのがよかった。

    読み終わった後に、作中に書かれていた航空中央音楽隊の曲、ドルフィン・イン・ザ・スカイと空の精鋭を聴いてなんだがいい気持ち。続きを読む

    投稿日:2024.01.21

  • ramunesaitodot

    ramunesaitodot

    航空自衛隊の立川基地にある、
    航空中央音楽隊を舞台としたシリーズ。
    主人公・鳴瀬佳音(なるせかのん)が、
    今作でも身の回りで起こる日常のミステリを、
    同僚たちと痛快に解き明かす。
    主人公の日常は航空自衛隊員の日常であり、
    その中では少し特殊な音楽隊員の日常でもある。

    音楽という繊細で感覚的な芸術と、
    身体鍛錬や指揮命令系統といった体育会的世界が、
    日常の中で違和感なく織り交ざる。
    演劇部が文化部的な側面と
    体育会的側面を合わせ持つように、
    ひょっとすると吹奏楽部も
    両面の要素から成るのかもしれない。

    音楽のスキルを上げ、
    演奏会でのパフォーマンス向上を目指す日常は、
    まるで学生時代の部活とかぶる。
    そしてそこには、部内恋愛的な要素も。
    主人公はおぼこい恋愛音痴で、
    自分のことを想う人の気持ちに気づかない。
    それどころか、
    どうやら自分の気持ちにすら気づいていない。

    そして音楽隊は部活ではなく仕事であり、
    その立場は国家公務員であるから、異動もある。
    大切な人が遠くに行ってしまったら、
    その気持ちに揺れはあるのだろうか。
    その関係性はどう変わるのだろうか。
    おぼこいようでいて、
    ある点では落ち着いた大人を感じさせる
    カノンの魅力にあふれたシリーズ第二弾。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.14

  • seasideparadise

    seasideparadise

    カノンシリーズ。「○○の」の部分は同じなんだと思っていたけれど、実は違った。1冊目は「碧空の」だった。
    自衛隊の音楽隊ってそれ専門で所属しているんだ、自衛隊の話とブラバンの話が一緒に流れていくような感じで面白い。そして一緒に流れるレンアイ話も。続きを読む

    投稿日:2018.02.18

  • mui-mui

    mui-mui

    ミステリーとしての謎はそう大がかりなものではないですが、このシリーズはキャラがいいですね。なんかこう渡会三曹がかわいそうになってきました。

    投稿日:2018.01.19

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