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リンジー フェイ, 川副 智子 / ハヤカワ・ミステリ (3件のレビュー)
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bonniejackdaw
背表紙のあらすじ見て図書館で借りたけれど、読み始めていきなり不穏な雰囲気に戸惑う。告白、との邦題がなんか嫌な予感。やたら性的な仄めかしが好みに合わず返却を決めた。 これって、犯罪者の処刑前の懺悔とか、…廃屋から発見された手記、みたいなもの、ではないかなあ。 当たりかはずれかわからないので、今は返却。同時に借りたもう一冊が好みだったのでこちらに集中。続きを読む
投稿日:2020.12.08
sana
若い女性が波乱の半生を告白する形で始まる作品。 名作「ジェーン・エア」の発表後さほどたっていない時代設定で、ヒロインも愛読しているという。 かなりひねったパスティーシュでもあります。 母を亡くしたジ…ェーン・スティールは、意地悪なおば一家に虐げられ、寄宿学校に送り込まれます。 そこは想像を絶する過酷な環境でした。 「ジェーン・エア」にも似た学校は登場し、それは実際に作者シャーロット・ブロンテが姉妹と共にいた施設がモデル。当時は教育に名を借りたとんでもない虐待があったのです。 そこでどうなったかというと… ヒロインの名字からして、エアならぬスティール。清楚なジェーン・エアに比べたら、鉄の女?(笑) 親友と学校を飛び出したヒロインは、治安の悪い町を生き抜き、しだいに稼ぐ手も覚えていきます。 子供の頃に過ごした家をいつか取り戻したいと願い、持ち主が変わっているので家庭教師に応募します。 母との思い出深い懐かしい場所で、全く新たな生活が始まります。 インドから帰国した一家の主人は自由な気風に満ち、雇人たちも一風変わっていました。 しだいに惹かれあう二人。 一方、ジェーンを追う警官の影も… 罪悪感を抱えるジェーンは、家を出ようとしますが…? 「ジェーン・エア」ではあまり書き込まれていない部分や、現代の感覚ではちょっとどうなの?と思うあたりに思いっきり変化を加えた、いわばピカレスクロマン。 話の肝の部分は、19世紀英国のこってり感とロマンチックさ満載。 面白く読めました。続きを読む
投稿日:2020.09.27
toca
このレビューはネタバレを含みます
あらすじを読んで面白そうだったので購入。結果的には買って大正解だった。創元の方は何となく買っていなかったのだが、こうなったらあっちも買うべきだろうか……。
投稿日:2018.07.07
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