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小谷太郎 / 幻冬舎新書 (4件のレビュー)
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総合評価:
ko-papa
1
意外や意外に面白い
胡散臭さを感じるタイトルだが。もう知ってると思っていた事でも、切り口を変えるせいか新鮮に読むことができた。 おそらく言い回しも上手いのだろう。飽きずに読み進めた。とても面白くなるほどと思うような事が…多かった。続きを読む
投稿日:2018.09.24
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nannryou
広く浅いが、深くもある…
数式を使わずに丁寧に解説してあってさすが、東大を出てアメリカで研究しているだけあるなあと感じます。 宇宙は広いです、素粒子から始まって量子情報、多世界解釈、ダークマター、最後はなんと人間原理で、ゴッ…ト推定なるものまで…。 ゴット推定については、私は人類は後十億年くらいは繁栄するんじゃないかなあ、と漠然と思うので推定は楽観的な感じですね。ただ、その未来の人類に日本人や旧枢軸国の人間が入っているかは戦争責任の清算次第のような気がします。 宇宙は広くフロンティアに溢れています。 かぐや姫が月を眺めて泣いたように、将来の日本人が月を眺めて何を思うかは現代の誠実さにあるような気がします。 タブーの面白さは星5つです! 続きを読む
投稿日:2019.01.06
N.Yokoyama
意外なことも書いてある。
物理学の7大タブーと言われるものを紹介している。 どれも面白い内容だったが、量子力学の解釈問題はまだ、波動関数の収束ということを問題にしているとは思わなかった。波動関数は物理的実在を示すものではなく…、収束は観測者の持つ情報の変化であるという考え方だと認識しているが、ペンローズ博士などは、知識の変化ではなく物理現象だという見方をしているらしい。波動関数が示すいくつかの世界から、意識が時事刻々と一つの事象を選ぶメカニズムを物理的に説明することが出来ない限り、量子力学は完全ではないということなのだろうか。最近、ペンローズ博士が脳関係の著書を出していると聞いたが、そのことに関するものだろうか。 実験が技術的にできそうにないような理論も、いづれは何らかの方法で別の検証方法が提示され、本書に書かれている疑問が解かれていくのを期待している。 多分、当面は一般相対論と量子論が統合されるところが焦点となるのだろう。続きを読む
投稿日:2021.06.06
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ikaz888
これは、予想と違ってなかなか面白い本だった。 まだ解明されていない物理の問題、特に宇宙に関係が深そうなものを、ざっと並べてわかりやすく説明してくれる。謎の部分に迫るところまでの定説になってる部分の解説…も要領よくまとまっている。入門と今後の課題を一気に知ることができるお得な一品。 ニュートリノ振動/ブラックホールの情報パラドックス/エヴェレットの多世界解釈/ダークマターとダークエネルギー/量子重力理論/人間原理 これらを、どの立場にもあまり肩入れしすぎずに、ちょっと皮肉を効かせた評価をしている。 ほぼ定説に近くなってるインフレーションモデルをトンデモに近いマルチバースの説明にしか出してこないとか、ペンローズにははっきりと肩入れしてるところが私の趣味に合っている。 続きを読む
投稿日:2019.01.29
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