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山本幸久 / 光文社文庫 (13件のレビュー)
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総合評価:
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Kazuko Ohta
山本幸久の何を最初に読んだのだったか。『ある日、アヒルバス』だったか『男は敵、女はもっと敵』のどちらかだったように思います。どハマりして大人買いしたけれど、読み切れず積んだままになっていたものが多数。… 久しぶりに読んでみたら、ハマったときほどの面白さは感じない。だけどやっぱり落ち着ける。突飛なことは何もない、私を含めてその辺に居そうな人たちの、日々の些細な不満。そしてそれをほんの少しだけ向こうに吹き飛ばしてくれるささやかな幸せ。 読み終わった後に頭の中に流れるのは、第一章のタイトルのせいで本文とはあまり合わない石野真子(笑)。続きを読む
投稿日:2023.01.13
khs5001e2503
ホッコリする話の詰まった短編集。 何が言いたいのかわからない話から、元気をもらえる話と、ムラがありながらもすんなり読める。 得るものはないが、のんびりしたい時にはよい本だと思います。 私は最後の町おこ…しの話が良かったです。続きを読む
投稿日:2021.01.18
黒い☆安息日
このレビューはネタバレを含みます
山本幸久の短編集、どの作品の主人公も、どこにでもいそうな、人間臭い人たちばかり。そしてどこにでもありそうな話で、とんでもない不幸があったりとか、ゴールデンラッキーがあったりということは一切ない。街中にあふれている普通の話ばかりである。 が、そういうのを書かせると上手いのが、この作者。どの作品も余韻がいいねんなぁ。「この後、この人はもう人頑張りするんやろな」とか「ちょっと一息入れるんかな」ってな終わり方。 こういうのを読むとじゃ俺も、今抱えているちょっとした(でも俺にとっては少々やっかいな)問題に手を付けてみよっかな…みたいな勇気が湧く。 山本作品の常連キャラもちょいちょい出ていて、そういうお楽しみもある。
投稿日:2019.12.24
jinbei
読後、「明日、今までやらなかったことを1つやってみようかな。」と思う。「現実的な前向き」とのレビューに同感! 無理はしてないけど、誠実な登場人物達にキュンとしました。
投稿日:2018.08.15
mokamoca
短編集。 モヤモヤした気分がスッキリするような話が多かったような気がする。 私の気分に合っていたのかも。 山本さんの作品は別の作品の登場人物が出てくるのが、密かな楽しみ。 2018.2.11
投稿日:2018.02.14
iyoharuka13
一歩前へ踏み出せば、新しい景色や違う自分が発見できるかもしれない。流されるまま日々を過ごしかねない私たちに、ビタミン補給してくれる短編集。 大きな出来事が起きる訳ではないけど、「ああ、いいなあ」としみ…じみさせる物語ばかり。山本さんの真骨頂的展開を九つも楽しめる。文庫版のお楽しみである書き下ろし短編も付いて、とてもお得。続きを読む
投稿日:2018.01.24
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