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奥山景布子 / 集英社文庫 (11件のレビュー)
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総合評価:
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npol
落語については素人に毛が生えた程度の知識しかなく、江戸末期の寄席が実際どのように行われていたかは知らないが、ネットも何もない時代に噺家を呼んで寄席を開くというのはこんな感じなのだろうな、というのが少し…楽しかった。 話自体はそこまで新規性は無いが、落語とうまくかみ合わせており、詳しい人ならもっと楽しめたのだろう。それこそ自分も数年前までは幇間とかも知らなかったしな続きを読む
投稿日:2022.10.10
jitan
内容(「BOOK」データベースより) 時は幕末、ペリー来航の直後の品川宿。落語好きが高じ寄席の開業を思い立った大工の棟梁・秀八。腕はいいが、けんかっ早い。駆け落ちして一緒になったおえいは団子屋を切り盛…りするいい女房だ。芸人の確保に苦労するも、寄席の建物は順調に出来上がってきていた。そんな中、突然お城の公方さまが―。秀八の清洲亭は無事柿落しができるのか?笑いあり涙あり、人情たっぷりの時代小説、開幕!続きを読む
投稿日:2022.06.23
Bookrium
大工の親方が棟梁を開く物語。 素人が始めるだけあって、次々とトラブルが起こるのですが、秀八の人柄と落語への想いに加えて、しっかり者の奥さんや周囲の人の粋なサポートによって何とか乗り越えて行くところが時…代物らしい。 個性溢れる噺家や芸人の書き分けも魅力の一つで、続きを読むのか楽しみです。 コロナが収束して寄席に行ける日が待ち遠しくなりました。続きを読む
投稿日:2021.03.10
yokota3716
寄席を舞台にした歴史小説ですね。 ほのぼのとした感じで読むとほっこりしますね。 好きな小説です。 全4巻を読むのが楽しみですね。
投稿日:2020.09.20
fuku ※たまにレビューします
このレビューはネタバレを含みます
大工の棟梁・秀八が恋女房のおえいと共に念願の寄席を開く話。 某公共放送の朝ドラ『わろ○んか』の時代物版的な感覚で読み始めたが、テンポもよく読みやすかった。 他のレビュアーさん方が書かれているように、内容的にはやや薄い。 寄席を舞台にした作品は現代物やミステリー物も含めいくつか読んできたが、芸人さん落語家さんなどのキャラクターの掘り下げや関係性など、もっとやれるんじゃないのかなと思うところもあった。 ただシリーズ物らしいので、これからいろいろ深まっていくのかも知れない。 大工としては棟梁として腕の立つ職人でも、席亭としてはズブの素人の秀八が一癖も二癖もある芸人さんたちや業界の人々相手にどう切り盛り出来るのか、おえいは秀八念願の寄席をどう支えるのか、その辺もじっくり読みたかったが、やや周囲の人に上手く支えられ過ぎな感じもあって、ちょっと物足りない。 ただ危険な匂いいっぱいの義兄が今後再び絡んでくるのか、落語の大師匠の息子は再生するのか、同じ長屋の浪人は今後どう自分の過去とケリをつけるのか、などなど見逃せないところもあるので続編も読んでみたい。
投稿日:2018.10.12
mimi
寄席を軸に、落語のエッセンスをふんだんに使って語られる。なんだかとても安心するし、あったかい。語り口や簡潔な文章も好みです。
投稿日:2018.09.20
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