【感想】俳諧でぼろ儲け 浮世奉行と三悪人

田中啓文 / 集英社文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 読生

    読生

    公だと言って憚らない人たちが私に走り、あくまで私人でありたいと願うものが、公として私の損得なしに走り回る。
    この国は長くないと言われても仕方ない。

    投稿日:2019.09.22

  • Ellie

    Ellie

    江戸時代の大阪が舞台。
    登場人物が、それぞれキャラ立ちしていて、言葉尻や今時の言葉に、ついつい笑ってしまう。
    町人同士の揉め事解決のために、大阪には横町奉行というお役目があり、雀丸の元に次々に事件が持ち込まれていく。

    雀丸が周りの人たちに巻き込まれながら、解決していくのが楽しかった。
    続きを読む

    投稿日:2019.08.26

  • あまぐも

    あまぐも

    +++
    芭蕉の辞世の句が見つかった。記念の発句大会で天に抜ければなんと100両!法外な賞金に欲深い連中はあわよくばと目の色を変えている。そんななか横町奉行の竹光屋雀丸は、大坂市中で子供の誘拐が増えていることを知る―(「俳諧でぼろ儲けの巻」)。ほか、思いもよらぬ嫌疑をかけられた廻船問屋・地雷屋蟇五郎のために奮闘する「抜け雀の巻」など、全3編収録の痛快娯楽時代小説、シリーズ第2弾。
    +++

    横町奉行・竹光屋雀丸のシリーズ二作目である。成り行きで横町奉行の役目を担うことになってしまった雀丸だが、観念して本業の竹光作りの傍ら、町の人たちが持ち込む厄介事や困りごとを丸く収めるために奔走している。今回も、何やらお騒がせな事態の陰に、物騒な動きが見え隠れしていて、仲間たちの手も大いに借りながら、解決に導く。頼りない若造に見えるが、人の心がよくわかり、親身になって事に当たるところに好感が持てる。それゆえ、周りの人たちが助けてもくれるのだろう。次回作も愉しみなシリーズである。
    続きを読む

    投稿日:2018.06.26

  • はなこ

    はなこ

    イヤー、面白かったです。一作目よりこちらの方がいいですね。表題作の特に俳諧でぼろもうけと、そのあとの1本が面白かったです。人情もあり、思わず声を出してプッと笑える細かな部分がなんとも言えないです。ペリーさんのあとがきも面白かったです。鍋奉行シリーズが更新されず。寂しい思いをしてますが、こちらでも楽しんで行けそうです。続きを読む

    投稿日:2018.06.10

  • ねえな

    ねえな

    浮世奉行の第2弾も手にしちゃいました。
    軽~くおバカなSF、関西な時代ものと楽しく読めたので、欲しいものリストにポチポチポチっと先ずは登録。

    投稿日:2018.01.26

  • tuppence

    tuppence

    雀さんががんばってて嬉しい。
    誹諧の話では、あの句を使うかと思ったら使わなかったのね。
    それにしても、この件も、かどわかしの件も、卑劣で頭にくる。
    子供って、けっこう色々きいて、考えるものだしね。
    登場の河野氏にはびっくり。今後の活躍が楽しみ。続きを読む

    投稿日:2018.01.18

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