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小林よしのり / 幻冬舎単行本 (7件のレビュー)
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tsukasa26
この結末には不満がある。一神教は心の空洞を埋めるが、現実逃避になるだけかもしれず、太宰の自殺は「トカトントン」を克服出来なかった証明ではないか。 ふんしょ焚書までされた 子供は「ギブミーチョコ」と叫び…ながら米兵に集り、パンパンは米兵に身を売り、戦地からの帰還兵は尊敬されない存在になっていた。 何しろ日本の首都圏の上空には、日本の飛行機が飛ぶことを許されない「横田空域」という米国の管理空域があるのだ。だから羽田空港を立って西へ向かう日本の航空機は、まず東の千葉県の方へ飛び、そこから急上昇・急旋回してこの空域を飛び越えていくという非常に危険な飛行を強いられている。 教育勅語ちょくご うやうや恭しく奉読された アナクロニズム(時代錯誤)で道徳は育たないのだ‼︎ がんめいころう頑迷固陋 権力が暴走する時は、それを命懸けで批判する心構えを、本物の表現者は持っているものだ。権力が個人の内面にまで侵入してくるのを許し、犯罪が起こらない世界を実現しても、それは間違いなく病的な社会であり、真のユートピアではなく、実は「ディストピア」である。 「自由」は極めて抽象的な概念だから、鳥籠でも、動物園でも、サファリパークでも餌さえ与えられれば、不自由を感じない動物にはなれるのだ。 敗戦後にこそ、日本人の死を意識する倫理観は、消滅してしまったのだろう。堕落は明治の近代化の中に既に胚胎していた。日本人は明治以降、堕ち続ける一方なのかもしれない。 とはい徒輩 勇猛果敢に戦えるからこそ、支配者になるのであって、ルサンチマン弱者は小賢しいからこそ、「平和主義」等という自己欺瞞を創造してしまう。続きを読む
投稿日:2023.05.14
あああら 1646886番目の読書家
このレビューはネタバレを含みます
漫画家小林よしのり氏のよる著作。 2018年1月25日第1刷発行。 時代の変化を著者自身が述べている所が 印象的。実際自分も感じる部分と共通しているなと。 マイノリティ・リポートを紹介しつつ内心の部分、共謀罪の危険性を述べている。 マイノリティ・リポートとか懐かし過ぎやろ!って突っ込んでしまった。 ただ正直言って殺人予知システムを全否定する気にはなれない。 この前起きた京都アニメーション放火事件などを見ると、もし技術的に可能なら導入してくれと個人的に思ってしまった。 どれが正解というつもりは無い。 無いものの、ある種1984的な世界の一部が未来に出現しそうな気配はある。 中国の胡麻信用などがそれだ。 日本人も他人の目の届かない所では平気でモラルハザードを起こすので有効だろうと思う。 TVやPC、スマホが普及するにつれて文化が薄っぺらくなったという部分(P30)は全く違うだろうと思う。 何箇所かあるが。。。 イノベーションを否定する所、銀行が大量に雇用を削減する理由をネット振込が普及して銀行員がいらなくなったとみなぼん(岸端みな氏)が述べているが・・・異次元緩和政策や現場の行員へのパワハラ、無計画な女性登用、達成不能なノルマ 転職しやすい時代に変わりつつあること、それに伴う新卒採用が全く出来なくなりつつあることなどが原因に近いと思う。 むしろ人口減少の続く日本ではもっともっと人手不足を解消するイノベーションが起きないとまずいと考える。 あとフランスを持ち出して不倫に関して述べている。 理解はするが、フランスは根本的に国の思想、土台の部分で違いすぎる。 一朝一夕で日本がここまで変わるのは女性宮家、女性天皇を実現させるよりも大変な気がする。 印象に残った部分 20年くらい前までは電車の中では、誰も彼も漫画を読んでいて、「大人が電車内で漫画を読んでいいのか?」という論争まであった。 それが今や電車内で漫画を読んでいる者なんていない。 みんなスマホだ。 若者の思考パターンは不変ではない。 すぐ世代交代して変わってしまう(若者だけに限らない) 例えば、今の子供たちのネット信頼度は過去最低で新聞やテレビの信頼度は圧倒的に高まっている。 逆転現象が起こったのだ(2017・07・20現在) ネットの信頼度は2007年の40.8%から2017年は29%に減少している。 テレビの信頼度は57.5%から71.3%に上昇している。 蓮舫の国籍を問う奴らは大バカ者である。 蓮舫の父親は台湾人であり、しかも旧日本人である。 母親は日本人だし、蓮舫は台湾語も中国語もしゃべれない。 母国語は日本語だ。 純粋日本人にこだわるのはナチス的で恐ろしい。 えらそうに排外主義を楽しんでいたって日本人は敗戦国民なんだ。 国連では今も敵性国家に認定されたままである。 日本人は今もアメリカの属国民であり、負けっぱなしの国民にすぎない。 そんなに誇れる国ではないのだ。 朝鮮人は口元隠して水を飲むというにはデマである。 要するに排外主義のネトウヨは、気に入らない日本人を朝鮮人認定して勝った気になりたいだけ。 ネットというものは知能が足りない者に発言権を与えてしまったため、デマと差別の解放区になってしまった。 日本の首都圏の上空には、日本の飛行機が飛ぶことを許されない「横田空域」という米国の管理空域があるのだ。 だから羽田空港を立って西へ向かう日本の飛行機はまず東の千葉県の方へ飛び、そこから急上昇、急旋回して この空域を飛び越えていくという非常に危険な飛行を強いられている。 例えば米軍機の墜落事故が起きたら、米軍はその現場の周囲を封鎖する法的権利を認められている。 1953年日米地位協定の前身である日米行政協定を改正する際、 次のような取り決めに合意している。 「日本国の当局は(略)所在地のいかんを問わず合衆国軍隊の財産について、捜索、差し押さえ、または検証を行う権利を行使しない」 砂川判決(1959年12月16日)では 「日米安保条約はわが国の存立の基礎にきわめて重大な関係をもつ高度の政治性を有する」とした上で違憲か合憲かの法的判断は「司法裁判所の審査には原則なじまない」とした。 ポカQ(岡田征司氏)のエロビデオの趣味がどんどん熟女になってきた 川上ゆう、本庄優花、風間ゆみ、中山香苗もいいですぜ 堕落☓⇒退廃してるだけ ひろゆき(西村博之氏)TV番組の収録後、控室にある弁当を持って帰っていた 憲法に道徳を書いても無意味国民に命令しても道徳は育たない 戦前の少国民が暗唱させられて敗戦した教育勅語に何の力があるのか 明治政府は道徳を強制することはできないとわきまえていた。 ところが自民党は憲法に道徳を書き込もうとしている。 なんという劣化か。 最近、101歳で亡くなったむのたけじは、戦時中の朝日新聞社に 検閲官が来た記憶はないと言っている。 軍部におもねる記者は一割に満たなかった。 残る9割は自主規制で筆を曲げたのだと言う。 検閲よりはるかに有害だった「自主規制」は 社会の空気が影響したのだ。 わし(小林よしのり氏)は2016年、自民党のリベラル系の若手議員たちから「勉強会」のゲストとして呼ばれたが直前でキャンセルされた。 リベラル系議員たちが、安倍政権を信奉する極右議員たちから小林よしのりを呼ぶなと圧力をかけられたのだ。 ところが、わしが「勉強会」に呼ばれるはずだったその日に安倍政権の信奉議員たちが「勉強会」を開催し、その席に百田尚樹を呼んで、暴言を吐き散らしていたのだ。 小林よしのりの言論を封じ、マスコミの言論も封じたい。 「報道の自由度」が日本は72位というのはこういう現実があるからではないか? 時代が進めば、人間が良質に進化していくなんてことはない。 どの国も劣化していくばかりではないか。 日本でも安倍政権を擁護する言論人やネトウヨが、朝日新聞の記事を「フェイク」だと攻撃を繰り返し、ネトウヨレベルの政権の提灯本が忽ち(たちまち)ベストセラーに入るという奇観が続いている。 朝日新聞も産経新聞も、正しい情報もあれば、誤った情報もある。 新聞の読み比べもできない知能で、情報や見解の相対化をしてみる客観性もないから、ネットでつまみ食いされた朝日新聞のバッシング情報だけ信じ込むという有り様だ。
投稿日:2022.01.10
teftef66
久しぶりに小林よりのりの本を読む。 面白い。 なぜ? 知っている知識について再確認することができる。 知っている知識がわかりやすく言語化されているので、知っている知識をより強く身に付けることができ…る。 知っている知識の新しい解釈の仕方を知ることができる。 知らない情報、知識、考え方を知ることができる。 そして今回は自分の考えが保守にだいぶ近いということに気づかされた。 小林よしのりの主張する保守とは、、、 天皇制を民主主義の暴走を防ぐ国柄として永続させることであり、対米自立、主権回復、自主防衛を目指す覚悟を持つこと、家族同期の苗床たる共同体を回復して、資本主義を健全に運営することである。天皇制を守り、対米自立自主防衛を志向し、主権回復を目指し、新自由主義、グローバリズムに反対している。 自分の考えをこれに照らし合わせていくと、 ・天皇制の意味についてはまだ自分で消化しきれていない ・新自由主義、グローバリズムに関しては反対までの強い姿勢はもっていない。他にうまいやりかたがあると考えている。続きを読む
投稿日:2019.10.17
Toru Morinaga
小林よしのりの独論、毒論。小林よしのりの本は本当にそうだろうかと考えながら読むとさらに面白さがます。 所詮、年老いたおじいさんの考え、と思いなが読んでも、なるほどと読んでも良い。私の場合、こういう考え…もあるのか!と思いながらどうしても納得してしまう。その説得力が小林よしのりの魅力だと思う。 今回の堕落論は太宰治や夏目漱石の有名作品が漫画化されわかりやすく説明があり、それらを読んだことない人にも非常に面白く読めるもの。そしてその小説からの考えが非常に面白かった。続きを読む
投稿日:2019.06.12
poron330
坂口安吾の本は読んだこと無いが、エッセンスはわかった。 太宰や夏目の著作の背景なども解説されていて、現在の日本人が思想的に易きに流れ、堕落していると説く。 資本主義の根本にも触れ、その毒を語っているが…、さりとて経済のグローバル化はもう止めようが無い。 対米追従も日米安保が有る限り、止む事は無い。 文化的・経済的・軍事的に、日本のような小国が真の独立を手にすることなど、もう無いであろう。 それを目指した大東亜戦は、私には線香花火の最後の勢いだったような気がしてならない。 著者はまだこの国と日本人に再興の望みを持っているけれど。続きを読む
投稿日:2018.06.13
古泉智浩
坂口安吾はそんなに読んでないけど好きなので、安吾についていろいろ詳しくなれるかなと思ったら、『堕落論』についてはけっこうな分量で語られているものの安吾についてはほんのちょっとだった。太宰治の『トカトントン』について語られており、そう言われてみると、震災よりずっと前からすっかり世の中のことに対してトカトントンになってしまっていた。何もかも大体のことに対してどうでもいいとしか思えなくて困っている。『天皇論』や『戦争論』のような衝撃はなかったけど面白かった。お父さんのエピソードがとても面白かった。
投稿日:2018.03.17
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