【感想】青と無色のサクリファイス

綾崎隼, ワカマツカオリ / メディアワークス文庫
(15件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • o.c.beats aka K.YOKOYAMA

    o.c.beats aka K.YOKOYAMA

    シリーズ後編。
    今回の物語の3人のそれぞれの時間軸。
    その時間軸のトリックに見事やられました。
    ともすれば身勝手にも感じられる愛。
    その頃はそれが全てだった。
    そんな物語だったかと思います。
    中表紙の笑い合う3人の姿はどの時代のものだったのだろうか。
    まさに恋愛ミステリーと呼ぶに相応しい作品でした。
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    投稿日:2022.09.17

  • み☪︎

    み☪︎

    このレビューはネタバレを含みます

    赤が前編。青が後編。前後編の本です。 展開は綾崎さんの他の本と同じだったので何となく気がついていたのですが、まさか…騙されました。

    でもお父さんを殺した犯人は合ってたな。まさかまさかで夢中でページをめくりました。私も車椅子に乗ってるので夏澄さんのある台詞が痛いほど刺さりました。本当にその通りだと思います。

    本当に綾崎さんの本の世界が大好きです。狂おしいほど、歪むほど、誰かを愛する、愛されるってまだ経験ないからなのか羨ましい気持ちもあり…。 本当に綺麗で儚いお話です。 とても面白かったです。

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    投稿日:2022.04.10

  • せにやん

    せにやん

    まず中間あたりで、
    放火事件の種に衝撃。
    どういうこと?ってなる。
    2つ目の真相に、これは、このミスかと。
    騙された、、

    投稿日:2020.02.20

  • もるがな

    もるがな

    このレビューはネタバレを含みます

    解決編ではあったが、ほぼ犯人や物語の抱える謎が予想通りの内容だったのが残念。足の怪我という似た症状の人間が同時期に複数いることや、その発端となった行為も上巻を読めば想像がつき、それほど上手く隠されていたわけでもなかった。ただ回想の時系列トリックは少々意外で、登場人物に注意していてもやや予想外だったのは面白かった。舞台設定やその動機、島の行く末などの言いようのない切なさや悲しみはこの著者独特の筆致だとは思う。凄く細かい箇所だが、あまりキャラクターが好きにはなれなかった……。流石に親しいとはいえ、ヒロインを猿呼ばわりするのは色々と引っかかる所も。端的に言えばあまり可愛げはなかったかなあ。

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    投稿日:2019.05.26

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「空のむこうに」
    全ての答えを知る者は。
    彼は何故この事件の真相を始めから知っているうえ、何年も黙っていたのだろう。
    もし彼がこの島に戻ってこなければ、一生一人で真相を隠し続けたのだろうか。

    「秘密
    犯行現場で見つけた人は。
    目上の人に向かって言っていい言葉では無いが彼女の言う事の方が正しいだろう。
    相手のミスをいくら糾弾しても何も解決に向かうことはないからな…。

    「素顔」
    三人が揃い始まる謎解き。
    彼らが過去に辿り着いた答えというのはどんなものなのだろう。
    彼自身が何か事件に関与しているのかと思ったが、そうでもなさそうだしな…。

    「君さえいれば」
    救世主として注目を浴びたくて。
    思っている以上に普通な事を理由に犯行に及ぶことは少なくないだろうな。
    こんな状態になってしまったら、もう誰かの言葉では普通の状態に戻ることなど出来ないのではないだろうか。

    「冬のないカレンダー」
    放火に怯える日々の終わり。
    彼が居なくなった途端プツリと事件が途切れてしまったら誰かしら疑問に思ったりしないものなのだろうか。
    子供の名とあだ名が似ているから何処かで時系列を勘違いしていたのかもしれないな…。

    「小さな祈り」
    再び島に戻ってきた偽善者。
    誰か一人にでもこの事件の真相を伝えていれば、この後事件が起きることはなかったかもしれない。
    あんな理由で簡単に事件を起こしてしまう様な人間が直ぐに改心出来る訳ないのだから…。

    「笑顔にはかなわない」
    彼らが隠し続けてきたこと。
    毒があると分かっているのであれば、ちゃんと調べてから使用すべきではないだろうか。
    彼女たちの命を守るためだったとはいえ他に方法はなかったのだろうか…。
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    投稿日:2017.03.18

  • Bookrium

    Bookrium

    美しさと儚さと甘酸っぱさが特徴の綾崎作品ですが、本書はいつもより切なさが不足していた結果ややパワー不足の印象でした。

    投稿日:2016.12.30

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