ドクター・スリープ 上

スティーヴン・キング, 白石朗 / 文春文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • xmayumix

    xmayumix

     
     「シャイニング」の後の話。
     惨劇から生き残ったダン少年だったが、その<かがやき>ゆえに、というか、事件のトラウマゆえというか、彼そのものの気質のせいか、苦難に満ちた人生を歩んでいく。

     というのが、前半で、つらい。
     もうどうしようもない感じで、坂道を転がっていく様が、淡々と描かれるのでさらに救いがない。というか、ダンが本気で救われようとしてないんだよね。でも、それをせめるということもなく、かといって憐れむでもなく、一定の距離をおいて書き進めていけるのは、キングの筆力なんだろう。

     なので、小さな女の子の存在に結構癒されるのである。
     とはいえ、彼女アブラも<かがやき>の持ち主で、色々トラブルにあうのだけど、彼女の場合両親とその周りがしっかりしていた。
     アブラが成長していく過程を読んでいくたびに、ダンの父の弱さが浮かび上がってくる。
     同時に、弱さを受け継ぎ、それに屈してしまいそうになりながら、あがくダンの姿も明瞭になってくる。
     
     光を目指しているような二人の姿の陰に、<かがやき>を食べて生き続けている一族が近寄ってくる。
     これはこれで始終暗い。

     ようするに、色々な対比、というか対立の話なのだろう。
     対立は、他者と自分であるのは当然だが、自分自身の中にあるものとの対立も常に存在する。自身の中のものはどちらがが勝つとか負けるとかではなく、バランスなのだ。バランスであるということを、受け入れることが重要なのだ。

     後半の戦いは、一気読み必至です。
     でもってキングも丸くなったねぇ、って感じ。


     結論、キングは最高!! なのだ。
    続きを読む

    投稿日:2018.09.13

  • やがわ

    やがわ

    読み始めてから、シャイニング再読してから読めばよかったかなってちらりとおもったんだけど、すぐにそんなのどうでもよくなったおもしろくって。どんどんおもしろくなるし。だからキングはやめられないなあとおもう続きを読む

    投稿日:2018.03.17

  • takashihonda

    takashihonda

    あ〜、おもしろい。そして、まじ、怖い。どうなっちゃうんだろう。シャイニングよりも怖さを感じます。ありえないだろうことをリアルに目の前に再現させてくれるスティーヴンキング、最高です。超能力者同士の交流は、ずっと昔初めて読んだ時の「七瀬ふたたび」を読んだ時の気持ちがよみがえってきたように感じました。下巻が楽しみです。続きを読む

    投稿日:2018.03.03

  • kitarouchan

    kitarouchan

    "かがやき" という名の超能力を持った子供はどうやって大人になってどうやって生活していくのか。物心がつかないうちは皆同じだと思うだろうな。他人と違うと分かった時の気持ちはどんなだろう。
    そして同じ力を持つ少女との出会い。ワクワクする。次の世代へ想いを伝えていけるのだろうか。
    『シャイニング』の続編とあるけれど、読んでなくても十分面白い。
    続きを読む

    投稿日:2018.02.04

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【名作『シャイニング』のその後を描く待望の続編】雪山に建つ「景観荘」の惨劇から三十年。ダニーを再び襲う悪しきものども。異能力「かがやき」を持つ少女と彼は新たな敵に挑む。

    投稿日:2017.12.28

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