不安な個人、立ちすくむ国家

経産省若手プロジェクト / 文春e-Books
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
5
6
2
0

ブクログレビュー

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  • kkc06173

    kkc06173

    このレビューはネタバレを含みます

    経産省の若手官僚がまとめたレポート(スライド)に、有識者と呼ばれる人との対談+メンバーへのインタビューがまとまった本。
    データもさることながら、対談は面白い。仕事で多少経産省の方々と絡むことがありましたが、結構、我々企業側としても話しやすい点はあるな、と思ってます。
    本には、官僚は意見を表明するな、的な批判ももらったという主旨がありましたが、全然そんなことはないと思う。未曾有の時代を進むために、官とか民とか関係なく、考えて協力しないといけないでしょう。
    ま、ある意味、ポジティブな「諦め」も必要というのは、同感。

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    投稿日:2020.01.28

  • ワサキ

    ワサキ

    若手官僚全体で作ったと思ったのだけど、経産省の若手で作った本なのね。社会の切り取り方が部分的だなぁと思ったので、これを機に社保庁版をぜひ作って欲しい。死人が出るかもしれないけど。

    投稿日:2020.01.20

  • shogoro

    shogoro

    官僚が声を上げるの賛成です。
    こうやって書籍化されて、インタビューされたりして身近な存在になっていくのいいと思う。

    投稿日:2019.12.23

  • arafunesan

    arafunesan

    このレビューはネタバレを含みます

    2019/12/19:読了
     養老さん、東さんとの座談会が面白かった。
     東さんの見解は、もうダメなんじゃないというので、それはそれで、なんとなくコミュニケーションがつながってて、非常に興味深かった

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    投稿日:2019.12.19

  • じんだわさ

    じんだわさ

    2017年に公開された経産省若手プロジェクトのレポート完全版と担当社員たちのインタビュー。養老孟司、冨山和彦、東浩紀との座談会をまとめたもの。東浩紀コメントが面白かった。

    以下メモ。
    ●日本の若者は貢献意識が高いが社会を変えられるとは思っていない。自国のために役立つことをしたいと思う若者は各国の中で最も高いが、自分の参加により社会が変わると思う若者の割合は最も低い。
    ●勤労世代が高齢者を支える、の発想を転換し、子供を大人が支えると考えれば良い。
    ●25年には団塊世代か75歳以上。そこから逆算するとこの数年が勝負。少子化を止めるには団塊ジュニアを対象とした対策が必要だったがすでに40を超えており対策が後手後手。今回が少子高齢化を克服する最後のチャンス。二度目の見逃し三振はもう許されない。
    ●主婦に直接会いどんなつもりで朝食を作ってますかと聞くと、栄養を考えてるとか和食が、伝統食がと答える。画像を修正できないポラロイドを渡して三食全て記録させると、言ってることとやってることが逆だった。本音と建前。世論調査は信用ならない。法案に全員賛成でも結論は五分五分になったりする。
    ●こういうことを掘り下げた本を賞に推薦しても通らない。日本人は本当のところを言われるのを嫌うようだ。素直に現状を調査するということに対して社会学関係の人は特に偏見がある感じ。
    ●人を殺すのは「物理的に壊れてしまうと元に戻せない」。自分が死ぬことについては「寝て翌朝ただ起きなかっただけ」。自分の死については考えても無駄。病気になった当人も大変だが、それで困る人は他にもたくさんいる。世話をしなければならない奥さんが困る。仕事を肩代わりする同僚が困ると。日本において健康診断がほぼ強制なのは「周りに迷惑をかけないように」に基づいているのかも。統計的には健康診断をやってもやらなくても意味がない。末期医療で金がかかるのは「できるだけやれることはしてください」も家族がいうから。自分がそうしたい、もあるが、「冷たい扱いをして後で周りから色々言われたくない」から。
    ●昭和の人生モデルとあるが、中高卒業したら就職する人の方が圧倒的に多く、大学に行く人は特殊な人間だった。
    ●個人が安心して挑戦できる新たな社会システムをつくるというが、そもそも日本人は選択で生きていない。アメリカ人は子供の頃から「選択の主体が存在する」と叩き込まれる。この車の色を決めるのはお前だよ、と言われてもアジア系の子供は「お母さんが好きな色だから」になる。日本人は選択せずに状況依存で考えていく傾向が強い。選択するのが良い悪いではなく日本人のメンタルには無理。落ち着くところに落ち着く、場の空気で決まった、がある意味日本的。
    ●未来のことよりも現在をどう一生懸命生きるか。近年の日本にはそうした視点がなくなりつつある。昔は病気などで今よりはるかに死ぬ確率が高かった。だから思う存分遊ばせてあげようと思った。今は海にも入らせてくれない。濡れてしまうから。死なないのが当たり前になってから子供は「大人予備軍」になった。自殺したり人を殺したり。逆に高齢者が「死にたくない」喚くようになった。やりたいことをやらずに来て後悔しているということ。
    ●facebookなどはノイズの塊。友達が結婚したとか旅行に行った話は知らなくても困ることではない。しかしそれをみてコメントをつけたりしている自分はむしろノイズを求めているのではないか。
    ●クールヘッド、バット、ウォームハート。アルフレッドマーシャル。
    ●現場で起きてることを真摯に見つめる。自分なりに「なぜ、なぜ、なぜ」としつこく考える。なぜの数が少ないと対症療法的になる。死因は心筋梗塞でもそうなる原因がまた別にあり、さらに調べるとその原因を作っている原因があって、のような。
    ●昔は情報の非対称性があったのでエリートが大衆を導けた。今はネットで同じ発信力を持っているため大衆が勝つ。エリートはもう面白いことや尖ったことはできない。大衆の欲望に奉仕することしかできない。
    ●保育園はバリバリ働く共働き世帯のためにあると思っていたが、2人で働かないと生活ができない家庭のためにあると言う発想。その発想がないことに社会とのズレができる。
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    投稿日:2019.09.08

  • hirocs

    hirocs

    ”今年5月に発表され、150万ダウンロードされた経産省若手プロジェクトの提言をもとにした、解説&掘り下げ本。

    DLしてもパラパラ眺めたけれど、改めて紙の本で読むと共感する主張やハッとさせられるキーワードがいくつもあった。

    後半の養老孟司さん、冨山和彦さん、東浩紀さんとの対談パートが刺激的!

    <キーフレーズ>
    ・「昭和の人生すごろく」のコンプリート率が大幅に下がっている
    ・多様で複線的な社会参画を30代、40代から
    ・高齢者を何人で支えるか→子どもを何人で支えられるか
    ・二度目の見逃し三振はもう許されない

    <きっかけ>
    プレゼント交換会にもっていくはずが遅刻したため、図らずも自分用のプレゼントに…。(結果は、大正解!)”
    続きを読む

    投稿日:2019.08.15

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