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天野純希 / 幻冬舎時代小説文庫 (4件のレビュー)
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題名がコレまたいい
ずっと以前に「元禄御畳奉行の日記 _神坂次郎」という鸚鵡籠中記を丁寧に解説した本を読んだことがあった。元禄時代の日記が現存していること自身が珍しいが、その内容が大変に庶民的で微笑ましい。その微笑ましい…鸚鵡籠中記を題材に作者天野純希が日記物語に仕立て直した本書は神坂次郎本とは違った意味で非常に面白い。もっとも、面白さの半分は原作者朝日文左衛門の手柄のような気がするが。続きを読む
投稿日:2022.06.23
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Ryohei
軽いテンポでなかなか楽しかった。江戸時代の市井を描いているが、特に大きな事件も起きず少し不幸な日常が繰り広げられる。江戸時代の武士は本当に生産性のない暇な職業だったのだなと感じた。 そして実に清々し…く綺麗な終わり方。日記中ではぼやき節だった文左衛門だが、最後は多くの友や家族に看取られ、笑顔の最期を迎えられるのは彼の広い人脈の成せる技。流行りに乗って始めた鉄砲に皆がやめた後も一人通い続けたり、全く理解できない文会にで続けたりと、だらしなくとも決して人を裏切らないところが愛される理由かなと感じた。 だらしない一人称、日記という共通点では森見登美彦の『恋文の技術』を思い出した。続きを読む
投稿日:2021.12.12
はるぽんぽん
これは楽しい(^^) 鸚鵡籠中記という日記は読んだことはありません。 本当に、こんな内容なんでしょうか!? すごく興味が湧きました。 普通の武士の暮らしというか、主人公の若い頃から晩年まで辿ることがで…きて面白かったです。 若気の至り、酒の上の失敗などなど、声出して笑わせてもらいました。続きを読む
投稿日:2018.12.09
kg08332
飲兵衛でええかっこしー。 奥さん二人以外に孕ませた女性は二人。 仕事は飲んで騒いで鴨とって、いい時代だな。
投稿日:2017.12.26
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