裏世界ピクニック2 果ての浜辺のリゾートナイト

宮澤 伊織 / ハヤカワ文庫JA
(9件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • やすお

    やすお

    シリーズ第2巻。今回も裏世界を冒険する。きさらぎ駅に駐屯している在日米軍の救出や沖縄から裏世界のリゾートに場面を移しての騒動など、今回も実際のネットロアをモチーフにした作品となっている。本書ではピクニック感が増しており、二人のビーチでの行動などで分かるように、裏世界を楽しめるくらいの余裕ができているようだ。裏世界や冴月の正体に繋がるヒントが徐々に明らかになってきており、謎の真相にもだんだん近づいてきている。また、裏世界での冒険を通じて空魚と鳥子の仲が急速に縮まる。百合っぽくなってきた。続きを読む

    投稿日:2019.08.20

  • るこ

    るこ

    SF。ファンタジー。冒険。シリーズ2作目。連作短編集。
    ファイル5~8。
    ファイル5「きさらぎ駅米軍救出作戦」は、1作目の「ステーション・フェブラリー」の続編。
    ファイル6「果ての浜辺のリゾートナイト」は、一休み的な。
    ファイル7「猫の忍者に襲われる」で、新キャラ登場で少し物語が進む。
    ファイル8「箱の中の小鳥」で、シリーズ全体として、大きく進展。
    どの作品も、描写がなかなか怖く、ホラーとしても楽しめた。
    次作が楽しみになる良作だと思いました。
    続きを読む

    投稿日:2019.04.15

  • 風見鶏

    風見鶏

    異世界でピクニック(と呼べるほどほのぼのした感じではないが)する話二巻。
    相変わらず軽いノリでわりとえげつない世界に飛び込んでいくホラーの体裁をしたSF冒険小説。元ネタのネットロアを知っていれば知っているほど楽しいと思う。読んだあとに元ネタを検索してみたり。
    一巻で出てきた兵隊さんたちがなんとか脱出できてほんとうに良かった。性格は良いとは言えないけれど、二人とも基本的にとてもいい子なんだよなあと読んでいて思った。そして愛が重い。
    じんわりと核心に近づいていっている印象。
    続きを読む

    投稿日:2019.02.07

  • とろマル

    とろマル

    ◼イントロ
     宮澤伊織による百合ホラーSF第2作はサブタイトルからして素晴らしい。「果て」で「浜辺」で「リゾート」で「ナイト」とは。毎日決まった時間に出社して、面白くもない仕事を毎日こなすサラリーマンには憧れの単語がズラリと並んでいる。
     ともかくそんな感じで、1巻で遭遇した米兵を助けに向かい素敵な一夜を過ごす(?)沖縄編「ファイル5 きさらぎ駅米軍救出作戦」「ファイル6 果ての浜辺のリゾートナイト」のほかに、空手家後輩少女になつかれる「ファイル7 猫の忍者に襲われる」、閏間冴月の手がかりを求めてDS研究所を訪れる「ファイル8 箱の中の小鳥」が収録されている。

    ◼空魚と鳥子
     シリーズ2巻目となり、新しい人間関係も築かれ、空魚と鳥子の仲も深まってきた。だからこそ二人のすれ違いも明らかになってきたようだ。空魚は初対面の時に鳥子に言われた「知ってる?共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって」という言葉がとても大切なものとなっており、自分と鳥子の二人だけの世界を求める。しかし鳥子は裏世界に消えた閏間冴月の影を追い続け、空魚には自分のように一人の人間にとらわれて欲しくないと感じる。そのため鳥子は空魚の人間関係を広げようとするし、空魚はそれを拒否する。空魚の前に現れた空手家後輩少女を巡って二人はすれ違うが、そんなことはお構いなしにカラテカは空魚と絡もうとするし、爆弾発言で鳥子を惑わしたりするのであった…。

    ◼小説とホラー演出
     「ファイル8 箱の中の小鳥」は映像でも漫画でもできない、小説ならではのホラー演出が炸裂したエピソードだった。物語世界の文脈から切り離された文字の羅列は、だかたこそ読者に直接のインパクトを与えるのだろうか。個人的にお気に入りの演出であった。
    続きを読む

    投稿日:2018.12.10

  • 風音 柚樹

    風音 柚樹

    作者が百合について語るネットのコラムで知り、気になって読んでみた。

    ライトノベルが苦手な身なうえ、ホラーもいまいちわからないタイプなので読み切れるか不安だったが、比較的読みやすかったように思う。
    ラー・オカルト的な事象の裏に少しずつSF的な裏付けがされていたり、有名なネットロアが下敷きになっていたりして、興味深く読めた。
    おそらく、同世代で同じようにネット文化に触れてきた人には、元ネタだけでなくギャグや軽快なテンポも合って楽しめるだろう。

    それぞれ独立したエピソードが軽妙に語られていくので、気軽に何か読みたい気分のときにおすすめ。
    キーとなる人物「鳥子」についてはまだまだ謎が深まるかぎりなので気になっている。


    【内容】
    ・きさらぎ駅(1巻の続き)
    ・リゾートバイト/須磨海岸にて
    ・猫の忍者
    ・コトリバコ
    続きを読む

    投稿日:2018.11.11

  • kozakura

    kozakura

    このレビューはネタバレを含みます

    裏世界にかかわる人や新事実や謎が増えてきて裏世界ワールドが広がってきた。女子たちの軽妙なやり取りが暴走してキャラ寄りになりすぎることなくSFホラーものとして十分読み応えあり。早く続きが読みたい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.10.20

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