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キャス・R・サンスティーン, 山形浩生 / 早川書房 (4件のレビュー)
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rk
世界的人気を誇るスターウォーズの見方を知りたいと思い読んだ。 アメリカ文化をもうちょっと知っていればより面白く読めたのかもしれない。特に前半は読み進めるのが大変だった。 スターウォーズを見ていて宗…教的だなと思っていたが、やはりルーカスは敬虔な信者だった。長くて壮大な宇宙ストーリーが世界中の人の感情に働きかけ、感動を与えているが、色んな観点(親子愛、ジェンダー、宗教等)を包括しているからこそ、人それぞれのストーリーになるのかなと思った。 大人(ご立派な学者)がここまで娯楽に没頭している姿は、わくわくするし、面白い。この本はいい意味でうるさい。 予想していた内容とは違ったが、ファン目線に浸れたのでよかった。 理解はあまり深まってないので、星2つ続きを読む
投稿日:2021.02.15
kawaakami
このレビューはネタバレを含みます
もうちょっと違う本をなんか予想してた。山形さんの翻訳のわりにすんなりと入らなかった。彼のあとがきにもある通り、最後の方の章の憲法論議のところは面白かったです。
投稿日:2018.03.26
kaikei2009
最初の方が少し読み辛い。 スターウォーズの比喩を使いながら言わんとしてることもわからんでもないが、ちょっと言い過ぎだと思うこともあるし、回りくどい書き方をするなぁと思わせるところもあった。 が、しか…し、さすがキャス・R・サンスティーン。 民主制や政治性を帯びる話題になると、「なるほど〜」と思わせるところ多数。 スターウォーズがとても好きなことが伝わってくるし、「政治学」というお固い感じでも無いので、そういうところにも興味があって、齧ってるとかいう人でスターウォーズ好きな人がいれば、一度は目を通しておくべき本。続きを読む
投稿日:2018.03.02
YAJ
ハーバード大学教授、ホワイトハウス情報規制問題局長も務めた法学者の著者。そんな名物教授が『スター・ウォーズ』(以下SW)から世界を読み解いたら!?というので、面白そうとジャケ買い。 トンデモ本の類だった(笑) SWのフランチャイズの稼ぎは興行収入がいくらで、グッズ類でいくら、総額302億ドルは、アイスランド、ジャマイカ等、世界の90カ国のGDPを上回っていて、地球上の193ヶ国中90番目くらいで、なんなら「国連で一議席もらってもおかしくないのでは?」と、のっけからトンでも理論が展開される。 大笑いだ(笑) あとがきで訳者も、呆れ気分でこう記している; 「この本に限ってサンスティーンの主眼は分析にあるのではない。むしろ、なんでもいいからSWについて、思いきり書きたい放題のことを書けたという純粋な喜びにある。」 いいと思います! SWファンは(SWに限らない。対象の熱烈なファンというものは)、なんでもいいから語りたいのだ。それが自分の専門に寄せて語れるなら「純粋な喜び」となるに違いない。どうでもいい話が続いても、同じSWファンとしては大満足だ。 ここが、少し前に読んだ『幸せになりたければねこと暮らしなさい』(樺木宏著/自由国民社)の読後感とは違うところ。強引に自分の専門に寄せて対象を語る手法は(ほぼ)同じなのだが、私がねこにそこまで思い入れがないという点が違うところだ。 とはいえ、トンでも本ではあるけれど、SWの大ファンとして近年は敢えて周辺情報の収集を控えていた身としては、ディズニーへの利権売却や、その後の新進の製作陣たちの想いや、さまざまなコメントが著者によって、ほどよく(自分の論理展開に都合よく)拾い上げられて披露されていて、「ほ~、そうなんだ」と興味深く読める。 作品鑑賞までは、なるべく前情報に触れないようにしたのは、本書で「前日譚」と称されるEP1~3の頃から。待望の新シリーズの再開にEP1の公開前は、その少し前のデジタルりますた版旧三部作の劇場公開前同様、可能な限りの情報収集に努めたところ、あぁ、この情報を知らなければ、ここで驚けたのに!(ダース・モールのライトセーバーがダブルブレードだったのか!とか)、もっと感動できたのに!という場面が多々あり、以降SWに限らず映画は、なるべく前情報は仕入れずに楽しむようになった。 そんな怠慢な時期に流れていった情報も、程よく配され、そして名物教授ならではの“書きたい放題”の解釈が付され読み応えはバッチリだ。なにより大ファンの著作、SW愛に溢れていて、いいことしか書いてないのが嬉しい。ルーカスが脚本家カスダンに語ったこの証言も知れることができて良かったなぁ~; 「映画で、話が進んで主要キャラクターのだれかが殺されるってのが昔から大嫌いでね。これはおとぎ話なんだよ。みんなが末永く幸せに暮らしてほしいんだ。」 ルーカスの、こうした温かい気持ちの籠ったシリーズなんだよね、SWはっ! SWは、子にとっての父性の存在、贖罪と救済の物語、新シリーズで“覚醒”するのは性の平等、多様性だ云々。いろんな分析で語られる小ネタの類も当然出てくるが、本書でズバリ指摘している、SWは“選択”の物語という指摘が深いね。 「人々が苦境を迎えたり、何らかの岐路に立たされたりすると、シリーズは必ずこう宣言する:選ぶのはお前の自由だ。これがSWの一番深い教訓だ。」 大好きな本、リチャード・バックの『イリュージョン』で学んだのも、“選択の自由”だった。自分が好きな作品の根底にあるメッセージが同じである、ということを確認できただけでも嬉しい。たとえ、それがトンでも本の解釈だとしてもだ(笑) このブクログでの、本書の分類をなににしようかと、ふと悩んだ。エッセイにしては学術的だし、もちろん映画評の類でもない。世界のGDPと比較したり、ニクソン政権の存在とEP4との関係に触れていたり、とりあえず「ビジネス書」としておくか。 自分の中で、このビジネス書というのが、へのツッパリにもならない駄本の類が多いと思っているカテゴリーなのだけど、本書も、同様の評価の下、敬意を表して「ビジネス」書と分類しておくことにする。
投稿日:2018.01.13
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