特殊清掃

特掃隊長 / ディスカヴァー・トゥエンティワン
(23件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • mikahayashi

    mikahayashi

    遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ屋敷清掃・消臭・消毒・害虫駆除を行う「特殊清掃」。そんな特殊清掃を生業としている男性のブログをまとめたのがこの本だ。
    自殺や病死など、死に至る原因は様々だけれど、発見されるまでに時間がかかる孤独死では、現場が凄惨なものになる。そこを清掃するのだから、まさしく汚仕事(おしごと)。

    離れて暮らしていた息子が引きこもりになり、そのまま病気で孤独死をした。その父親が部屋の清掃を依頼。特掃隊長と共に、死体痕を自ら清掃した父親の愛情。
    昔、世話になった知人が孤独死。苦しいときに助けてくれた“真友”への恩返しにと、特掃隊長に依頼する前にあらかたの清掃をしていた男性。
    年老いて体の自由が利かなくなってきた。先も長くないだろう。「住み慣れた部屋でポックリ逝きたい」と生前契約をする老人。

    死に関わる仕事について書かれているのだけれど、生と死は表裏一体。人は必ず死を迎えるし、それは今日かもしれないし、明日かもしれない。そんないつ訪れるかしれない死を心にとめて、今生きている“生”をどう生きるか?を考えさせられる。
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    投稿日:2019.02.21

  • ktone

    ktone

    このレビューはネタバレを含みます

    人は自宅で家族に見守られて旅立つばかりではない。
    不慮の事故や突然の病で旅立つ人もいる。誰にも気づかれないで無くなった場合の事例がこの本に多く掲載されている。
    人は死んだ後、何もしなければ腐敗し、溶けてなくなってしまうことを私は初めて知った。そして、その劣悪な状況の中、清掃を行う職業があることも初めて知った。
    人の死は常に生と隣り合わせで、いつ死を迎えるかなんてわからない。
    いつも通りがいつも通りにならない時がいつか来る。
    自分の死生観についても考えさせる本でした。

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    投稿日:2014.12.08

  • miki*

    miki*

    ブログの方を先に見ていて、本が出てると知って図書館にて。

    私は、この人の書く文章がたぶん好きだ。ブログも本も読みやすい。なんだろう、私にとってかなり非日常的で、苦手だと思うジャンルの”特殊清掃”のことを、彼からなら聞きたい、知りたいって思う。

    人はいつか死ぬ。それはみんな知っているけど、人は必ずしもきれいに死ぬ・・・とは限らない、ってことはみんなあまり考えていないと思う。(私も含めて。)

    死ぬこと・・・30代の私にとっては少し遠いような気がしてしまうけれど、そんなことないんだなって。

    著者のようなお仕事をしている方が、全国にどれくらいいるか分からないけれど尊敬しかありません。
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    投稿日:2014.10.10

  • yuimaar

    yuimaar

    当事者本系、有り難いのです。遺体処理なども含まれるそれは大変なお仕事なんですが、また作者の方の在り方がよくて。本当、紹介する言葉の無い本です。読めば分かる。

    あ、でも最後の養老先生のコメント、こんなよろよろした文体のお方だったっけって失礼にも勝手に心配になったの私だけでしょうか…続きを読む

    投稿日:2014.10.09

  • haruharudiary

    haruharudiary

    この本も確か5月の東京行きの新幹線の中で一気に読んだ記憶が・・・

    本のタイトルとおり、特殊清掃をされている方のお仕事をブログで書かれたもの
    そっか・・・人が死ぬって病院や家で誰かに看取られるだけじゃないんだ
    孤立死や無縁社会と騒がれている昨今なのに、そんなことに今さらながら気付かされた
    一人暮らしの私だって例外じゃないよね・・・

    昔々、大学の心理の先生が、「死に方は生き方」と教えてくれた
    どう死にたいかで、どう生きるかが決まると・・・
    当時まだ今より10歳近く若かったので「死」なんてものは、
    祖父が亡くなって数年後だったけど身近にはなかった
    でも40歳を超えて一般的な余生から人生も半分過ぎてしまえば、「死」は段々と近くなってくる
    人間ドックの結果が悪い年なんて尚更だ・・・

    「どう死にたいか」
    自分の死を考える事は不吉だろうか・・・
    いつ、どんな形で、この一生を終えるか分からないけど、それは神様しか知らないのだけど
    やっぱり、この本を読んでまた考えてしまったのでした
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    投稿日:2014.08.17

  • 澤田拓也

    澤田拓也

    「特殊清掃」、死体処理や腐乱死体があった部屋の清掃、「ごみ屋敷」の清掃、などを請け負う業者に勤める著者がつづるブログが元になった本。

    「死」というものが現代においては隠されている(TVでは豚の死骸だってモザイクを入れられる)。この本には深い哲学的な考察などはない。その分、腐乱する身体というむき出しの現実があるということを単に提示する。淡々と行う作業の中での心の引っ掛かりがある種の謙虚さを持ってさらりと綴られる。

    そして、だからこそ養老孟司の解説がとても邪魔なものとなっているのだ。
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    投稿日:2014.05.06

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