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図子 慧 / 早川書房 (10件のレビュー)
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ケー/恵陽
易のお話二冊目。 基本的に話は章平の家族や周囲の出来事に限られているのだけど、なかなかよい。家族の話、友人の話、やさしかったりちょっと困ったり。日常的なことや自分でも在りうるかもしれないことが悩み相談…になっている。すべてがそうではないけれど、やわらかいお話だなあと思う。続きを読む
投稿日:2012.08.02
みどり
前作より楽しく読めました 4バンセンは前作よりよく会えてる気がする そして、続くのか??という終わり方でした
投稿日:2012.06.20
hiromi720
今回も面白かった。ヨンバンセンは占っているようで、占ってないのか?他の人からは見えて、その人には見えてない事を指摘してくれる。例えば鼻毛が出ている人へのアドバイスは「鏡をよく見るようにすると、良くなり…ますよ。」というような感じ。占いじゃないけどそれはありがたい。自分で自分が見えない事なんてよくある事だから。ヨンバンセンもすごいけど、ミヤコばあちゃんの情報収集能力には驚くばかり。ミヤコさんのおかげで、易学学院の4人も卦の解読に取り組める。章平が聞き出せる情報だけでは少なすぎるから。続きを読む
投稿日:2011.08.28
ミムラ
質屋チェーンの女社長が遺そうとしている遺言は 死んだ夫の弟ではなく甥とその犬に全財産を遺贈するというもので 教授の職を失う気がない甥は伯母の説得に臨む「犬の相続」 母とケンカして上京してきた高校生の妹…を家に帰そうと ケンカの原因を探るが頑として話さない「妹の恋人」 相性占いに行った近所の美人の奥さんは 人相見をされて腹が立ち占いの結果を信じない「浮気」 電車で寝ていると夢の中で坤婆の入り婿を賭けた 仙術試合に出ることになる「八卦仙 仙術大会」 政治家秘書として働いている父に持ちかけられたのは ヨンバンセンの正体の調査だった「進退伺い」 貧乏大学生章平と易学学院のみなで占いを解き明かす。 装画:こさささこ 装丁:ハヤカワ・デザイン 幻の占い師ヨンバンセンの易の解読による悩み相談物語第二弾。 やっぱり話のまとまりがうまくないのと 易を活かせていないように思います。 人情ものに徹するなら「浮気」みたいな短編はいらないのでは。続きを読む
投稿日:2010.12.26
ちょ
四番線ホームに立つ謎の占い師にまつわる短編連作集。 登場人物が俗っぽくてキャラが立っていて面白い。 惜しむべきは、続編度が高すぎて、1作目から読まないといけないということくらいかなぁ(これだけ…読んでもわからないかも)。続きを読む
投稿日:2010.08.14
小凛
相続問題に恋愛相談、今日も良く当たるという占い師『ヨンバンセン』のもとに様々な人がやってくる。『章平』も妹が母親と喧嘩して家出してきたり、はたまた≪天下一仙術大会≫とやらに出場させられたりと大忙しだ。…そんな中、『ヨンバンセン』の名を騙る占い師が現れたと共に、父親の進退問題も浮上してきて・・ 占い人情ミステリー第二弾。 ストーリー的には今回の方が面白かったです。占いの結果はちょっとあやふやでしたがね。 「妹の恋人」では、恋愛問題かと思えば親子の問題だったり・・なんかほろっときました。 にしても章平はどんどんヘタレて行く気がしますね。最初はもっとしっかりしてたように思うんだけど。まあ人の良さは出てますがね。 「進退伺い」はうまいと思いました。-占いとは座っただけでぴたりと当てるものではない。詳しく話を聞きその人が気付いてないことを教えるもの-というのはな~るほどなぁと感心しました。確かに、占いに対する胡散臭さってそのあたりですもんね。あれこれしないと死ぬだなんてもう脅しとしか思えないし。この本の中でも一つの≪卦≫に対してそれぞれ違う解釈ができる訳だし。そう考えれば占いは長~い経験に基づいた人生相談みたいなものですかね。何事もほどほどに。続きを読む
投稿日:2010.02.09
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