【感想】ジャナ研の憂鬱な事件簿２

酒井田寛太郎, 白身魚 / ガガガ文庫
（2件のレビュー）

総合評価:

平均 3.0

ブクログレビュー

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はむ

このレビューはネタバレを含みます

二話目と三話目の真相が、誇張でも何でもなく真っ先に思いつきやすい答えなのに登場人物たちによる様々な可能性の検討で上がってこず、わざわざ少し捻った推理をして遠回りしているようにすら思えた(特に二話目)。
意外性が全てではないとは言え、物語を転がす中心となる謎の答えである以上、さすがにもうちょい意外性が欲しくなる。
文章自体は好きな感じなのでもったいなく感じる。
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投稿日：2017.11.16
剣崎博士

前巻が好評だったのか続巻が無事に刊行。第１巻で指し示されていた主人公のトラウマとなった謎が明かされる。トリック自体は割りと簡単。犯人の動機や解決の仕方のやるせなさといった作品構造的には古典部ですが、主…人公の行動原理、周囲の登場人物らが異なっていて、そこがオリジナリティになっている感じかな。ただ各話に出てくる登場人物の関係が、とくに主人公友人周りの友人が少々多いか、やや混乱しました（単にこれ誰だっけ、いつ出てたっけという感じ）。第３巻があればいよいよ水村前編集長が出て来るのかな。楽しみです！続きを読む

投稿日：2017.11.03