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太田垣康男, 矢立肇, 富野由悠季 / ebigcomic4 (3件のレビュー)
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総合評価:
御殿まり
1
“どこにも行かないで”
サンダーボルト宙域でイオの乗るガンダムを守る盾となった新兵や ダリルがスナイパー部隊に転属するきっかけとなったソロモンの出来事など 本編よりの話があるのでサンダーボルトファンにはうってつけ! … だけど、極めつけは第12話の『さよなら月曜日』。 普通に暮らしていた父子のもとに届いた召集令状により父親に兵役が課せられます。 でも、本編と違って動きの効果もない子供が描くような絵のためか臨場感はほとんでありません。 父親と離れたくない子の気持ちは当たり前で、淡々とした絵と“どこにも行かないで”と言う子供の素直な気持ちに心が痛みます。 ガンダムをずっと読んできたので戦争って聞いたらMSや奥深さのある人間関係と思っていたけど、 子供から見たら戦争の本質は「父親との別れ」。これしかないんですよね。 日常に近かったこのストーリーが今回1番心に残りました。続きを読む
投稿日:2017.11.01
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まいつき
外伝2巻。英雄が持つ陰陽の両側面。イオへの不満とダリルの過去で、うまく書かれています。 「死ぬにはいい日だ」の二人。たぶん、終戦後は疎遠になるんじゃないかな、と意地悪な見方したりして。 「さよなら月曜…日」。日曜が変わって、いつものブルーな月曜日がくる日常。でも、戦争という非日常では、そのブルーな月曜日さえも訪れない。 ウィリー、強くなれよ。わがままを困ってくれる人がいてくれるという、甘い贅沢な日々とのさよならの月曜日。 不覚にも涙。続きを読む
投稿日:2017.06.29
RonSato
このレビューはネタバレを含みます
どのエピソードもガンダムらしさが出ていて一年戦争モノの外伝としては出色の出来であるが、特に第12話「さよなら月曜日」が本書の白眉であろう。 日常と戦争をシームレスにつなぐこの良き父のエピソードは、本編で宇宙に煌く無数の爆発としてしか描かれない、名も知れぬ兵士たちにも大切な日常があったことを思い出させてくれる。 エースパイロット同士の己の正義をかけた戦いもガンダム作品の魅力であるが、現実に起きた二度の大戦に通じるこの一編は、ガンダムという枠を飛び越えた説得力を持っている。 「さよなら」を描いて「ただいま」までは描かないところが、往年の名監督の映画を観終わったときのような深い余韻と言い知れぬ不安を残す。特にジオンの行く末を思うとあまりにも切ない。 珠玉の傑作がここに誕生した。
投稿日:2017.06.26
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