【感想】泥棒役者

三羽省吾, 西田征史 / 角川文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    数年前からマイブームの作家・三羽省吾がノベライズに手を出してしまうなんて。いえ、決してノベライズを低く見るつもりはないのですが(見てる!?)、やはりオリジナル作品で勝負してほしいなぁと、テンションもハードルも下げ気味で読み始める。映画版のキャストも併記します。

    町工場で働く青年・はじめ(丸山隆平)には、少年刑務所に入っていた過去がある。それを承知で雇ってくれた工場長に感謝してもしきれない。しかもこの就職が縁で、近所の弁当屋に勤める美沙(高畑充希)と交際を始め、今は同棲中。彼女の誕生日、待ち合わせ場所へいそいそと出かけるはじめの前に、かつての不良仲間・則男(宮川大輔)が現れる。過去のことを美沙にバラされたくなければ、泥棒に入るのを手伝えと。仕方なく向かったのは、人気絵本作家・俊太郎(市村正親)の邸。留守宅のはずが、金品を物色中に奥の部屋から俊太郎が登場。編集者と勘違いされたのをいいことに嘘をつくと、しばらくして本物の編集者・江里子(石橋杏奈)がやってくる。さらには訪問販売員・良介(ユースケ・サンタマリア)が。嘘に嘘を重ねるはじめはこの場を切り抜けられるのか。

    著者のオリジナル作品のような読み応えはないけれど、この映画ならごっつ面白そうな気はします。ハードルを下げていたせいか、そこそこ笑ってしんみりも。共演陣も楽しそうで、来週公開の映画への期待が膨らみました。

    映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/925535b6a04e36076d5989d642134bc7
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    投稿日:2017.11.06

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