経済成長という呪い―欲望と進歩の人類史

ダニエル・コーエン, 林昌宏 / 東洋経済新報社
(6件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • matsunokaori

    matsunokaori

    水野和夫先生の推薦。だが、さまざまな経済学者の書籍紹介。109ページのモデルA/Bの引用は良い。ソーヴィーの『機械と失業』は、GAFAの台頭の説明として納得。170ページのデンマークモデルは、興味深いモデル。このような社会に移行できるのか?の処方箋は何だろうか?続きを読む

    投稿日:2020.10.11

  • DRM

    DRM

    経済、ビジネス書だと思ったら全然違った。
    ヨーロッパの思想に対する知識背景がまだ足りないので、自分には難しいところもあった。この不確実な時代、改めて歴史や哲学に目を向けて、自分の生き方を見つめ直す姿勢が必要。
    人間には欲があり、その欲が経済成長の原動力になった。
    ただし、いまのITが大発展してきたいま、分断を生んだのは間違いない。
    デンマークの例が出ていたが、色々なコミュニティと関わり、豊かに生きていく。これから意識してそういう生き方を選んで個人としての幸せを高めていきたい。
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    投稿日:2018.12.14

  • meicrane

    meicrane

    フランスの経済学者、ダニエル・コーエンの2015年の著作の翻訳。経済学の本かと思ったけど、結構歴史、哲学、社会学的な考察が豊富。多数の論者からの引用があるけど、残念ながら結構知らない人も多かった・・・
    将来の経済成長の見通しは暗く、多くの人々は環境問題の悪化や労働強化による人間疎外で希望を失っている。しかし、人口問題が出生率の低下で解決されようとしているように、人々の心境の変化で解放されるだろう?
    フロイトやバタイユまで引用されて著者の豊富な知識がうかがえるが、ネオリベラリズムによって苦境に立つ人々にとって具体的な助けになるかどうかは微妙な気がします。確かに経済成長なくして未来がない、みたいなご託宣をまず疑ってかかることは大事ですけどね。.
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    投稿日:2018.07.07

  • katsuya

    katsuya

    NHKスペシャル「欲望の経済史」でコメントしていたフランスを代表する経済学者ダニエル・コーエン氏の著書。地球という閉じた生態系の中での経済成長には限界があり、すべての人が豊かになれないのだとすると人類に未来はあるのかという重たい問い。最後まで読んでも楽観的な解はない。「狩猟時代から農耕時代になって、人類の格差はむしろ大幅に拡大し、戦争や飢餓の原因となった」「技術の進展により恩恵を受けるのは一部の投資家、資本家であり、大多数の貧者は無料のサービスを提供するために働き続ける」「アメリカの成長率を収入別に分析すると、全人口の上位1%の成長率は7%前後、残りの99%の成長率は1%前後にとどまっている。すなわち、経済が少しでも低迷したら全人口のほとんどの経済成長がゼロになる」「ITにより誰でも繋がる時代が到来したというが、実際につながっているのは、同族、同階層の閉じた世界のみ」「シェアする世界は物を購入しない世界、つまり経済成長に反する世界という実質を持つ」「かつて亡びた文明におけるその原因のほとんどが人口と環境破壊を制御できなかったため。今の人類にも当てはまるのではないか」続きを読む

    投稿日:2018.03.13

  • 「おやっさん」

    「おやっさん」

    フランスの経済学者の人類が歩んできた経済活動分析から、21世紀未来を読み解くという本でして、
    内容は、
    序論 経済成長なき進歩はありうるのか
     他の誰かがもっているものを欲しがる存在
     理想を壊したポスト工業社会
     デジタル革命が経済成長をもたらさない理由
     われわれは無限という「呪い」から逃れられるのか
    第1部 経済成長の源泉
     人類の時代
     脱出――絶滅の危機
     2026年11月13日――人類を救った予想外の人口転換
     貨幣の誕生――富に関する言語の発明
     歴史の飛翔――ヨーロッパ独自のものはあったのか?
     閉じた世界から無限の宇宙へ―キリスト教と科学革命
    第2部 未来だ、未来だ
     テクノロジーの特異点が迫りつつある
     人間の労働はどうなるのか
     失われた経済成長
     マルクスからハリウッドへ――機械化と失業
     新たな衝撃――人口転換という「奇跡」
    第3部 進歩を再考する
     “新たな”大転換
     自主独立とサバイバル
     神話と恨み――物質的な富から解放されない人間
     ダブル・バインド〔二重の拘束〕
     どうすればデンマーク人のようになれるのか
      ―ポスト工業社会への移行
     社会的族内結婚――誰と一緒に暮らすのか
     経済成長を超えて
      ―異端者糾弾から社会的つながりの消費社会へ
    結論 トライアングル地獄からの脱出と超越

    でしたが、どの項目の分析も、他の学者の引用で、こうなる、ああなるという風な書きぶりで、読んでいて何か皮相的なアプローチだと感じたし、ヨーロッパの歴史的な経済現象分析が主で、親近感が感じられませんでした。
    続きを読む

    投稿日:2017.12.13

  • あぶ(@creaaaaate)

    あぶ(@creaaaaate)

    私たちは“無限の欲望”という「呪い」から逃れられるのか。経済成長なき産業革命の時代でも進歩はありうるのか。人類史という壮大なアプローチから、21世紀世界を読み解く。

    序論 経済成長なき進歩はありうるのか
    第1部 経済成長の源泉
    第2部 未来だ、未来だ
    第3部 進歩を再考する
    続きを読む

    投稿日:2017.09.03

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