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栗沢まり / 講談社 (16件のレビュー)
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総合評価:
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Cherry Kacy
辛いねぇ、こりゃ辛いねぇ。まさかお母さんがお客様接待中に出会っちゃうなんて。わたしゃあ、びびっちまうよ。(;゜0゜)
投稿日:2024.02.28
finger0217
貧困家庭の児童生徒が主人公の小説で、これまでに身近にはいなかった世帯の話題ですが、その置かれている状況の凄まじさに怯まされることが多々ありました。 片親でありながら、親は精神的な問題で働けず、家はゴ…ミ屋敷、食事は学校での給食のみ。支援団体の取り組みは「哀れみで、ほどこそうとしているのでは」とプライドを傷つけられるように感じ、非行少年のグループでの「遊び」には道徳的な抵抗があって心から楽しむことはできず、あまりの生きづらさに、まるで「ぬけがら」のように心を殺して日々を過ごす彼女の姿に、やるせない気持ちを抱きます。 日本の平均的な世帯からは大きく乖離した状況であるが故に、その実態を想像することが難しく、簡単に「貧乏だから」などと心無い言葉を浴びせられることも少なくないのも、読んでいて辛くなります。 一方で、彼女の救いとなったのは、支援施設「まなび〜」での美味しい食事と、彼女の話を正面から受け止めて答えてくれる塾長の存在でした。 教員が生徒の気持ち、感情を全て正確に把握することは困難ですが、きちんと向き合う姿勢を通して、信頼関係を築くことが(理想論ですが)やはり大切だし、意識して行きたいと思います。 続きを読む
投稿日:2023.05.28
児童書好きのオスミツキ子
私の身近にない主人公の暮らしぶりが胸に突き刺ささりました。 その過酷な環境のなかで 15歳の主人公が考え、少しずつ強くなっていく姿がとても印象に残ります。 人に手を差し伸べられるのは、やっぱり人間…。 今は誰かの助けをかりてても いつか誰かを助けられるようになれば良い。 前を向くためのチカラをくれるような物語でした。続きを読む
投稿日:2022.09.24
読生
生徒の家庭のことを何も知らない先生。 すごいな、今の時代にそんなこと可能なのかなと思うけれど、じゃあ逆にいったい何を知ってると言えるのだろうかと言えば、やっぱり何も知らないのかもしれないなとも思う。 …支援を必要とする側が、支援する側になる。 未だ自らも支援を必要とするままなのに。 これが自助、共助の世界ですか。続きを読む
投稿日:2020.12.10
pako
読んだのは去年。いまだに読み終わった瞬間の哀しさと遣る瀬無さを覚えている。つくづく思うのだけれど、これは物語のお話なんかじゃなくて、実在する人間の話だったのだ。きっとたびたび思い返す。わたしには何がで…きるのかと思いながら。続きを読む
投稿日:2019.09.08
go21
貧困家庭の女の子が、学習支援塾に出会い、希望を見出す。食事っていいなと思えた。 塾の人ができすぎな点、主人公が不思議にまっすぐな点をのぞけば、自分の世界とも地続きなリアルさを感じて共感できました。
投稿日:2018.05.01
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