【感想】本所おけら長屋

畠山健二 / PHP文芸文庫
(66件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
13
24
19
2
1

ブクログレビュー

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  • natsu

    natsu

    義理人情の優しい世界。
    時代ものだが、読みにくさは感じない。
    短編ですぐに読めてしまうのに、どれもしんみりと心に沁みる。
    20巻まで…少しずつ読む楽しみができた!

    投稿日:2023.11.13

  • moco

    moco

    大好きなおけら長屋シリーズがいったん終わってしまったので再読中です。

    万松がみんなの度肝を抜くようなアイデアを出して、ヤクザやお偉いさんの不条理に立ち向かっていく姿が…何だか笑えました。
    正統派ヒーローでなくて姑息な手を使うところが綺麗なご都合主義の小説とは一味違って私は好きです。姑息すぎるんですが何だか応援してしまう。万松のお人好しさに絆されてるんでしょう…。

    1巻の私の好きなエピソードは『ふんどし』です。
    湯の子を身籠もってしまったお梅ちゃん、そしてお梅ちゃんのために無茶苦茶な手段で力になるおけら長屋のメンバー、そしてお梅ちゃんの思い人の久蔵、私のこのシリーズ大好きが詰まったエピソードです。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.09

  • saga-ref

    saga-ref

    江戸落語の世界。思わず手元にある江戸切絵図で本所亀沢町の場所を調べてしまったくらいだ。裏長屋の大家、ご隠居、八五郎に熊五郎などなど、長屋の住人がひしめき合って暮らす中で出来する事件や出来事を連作短編で綴る。私が買った本書のカバーには「一巻」の表示がないが、シリーズ20巻のミリオンセラーになる作品に成長した。それは、多くの読者に江戸が興味をもって受け入れられたということだろう。落語好きには喜ばしいこと。ただ、本書は、その落語の人情噺などの応用という感じが、自分としては否めない。シリーズを追うかは微妙だ。続きを読む

    投稿日:2023.08.11

  • 緑象

    緑象

    愉快爽快人情溢れる本所おけら長屋での生活は、立場の異る庶民たちが、貧しくても喜怒哀楽を共にする情緒豊かな幸せを感じ、好かった!

    自分たちの振る舞いが天に恥じないことならば、なんとかなるはず。

    面目や意地、見栄を捨て、自然のままに生きていく、素晴らしいことではありませんか。

    ときには損して得をとれってこともある。

    直向きに、真面目に、働く。

    高価な薬を飲んたのに助からなかった。
    結局は、高麗の薬なんて金持ちの気休め。

    相撲大会の決勝戦のくだり、万蔵が勝利した時の「啞然とする鉄斎」、話の結末、いたずらさえも爽やかに感じ、めでたしめでたしで面白かった!
    読了したときには島田鉄斎に惚れていた!

    湯の子を防ぐために幕府は後に湯屋での混浴を禁止したことを知り、今の日本政府は逆走しているかな・・・
    腹にいる湯の子を天の授かりと思えるかな・・・思えないよなぁ
    続きを読む

    投稿日:2023.07.15

  • sonica00

    sonica00

    映画「せかいのおきく」を観に行った電車の中で読むのに最適な本を選んだなと思えた。
    長屋に暮らす江戸っ子たちの笑いと涙の人情物語。
    貧しくても豊かに、日々笑って暮らすことはできる。
    そんな日常を大事にしながら楽しく過ごしていきたいなと思えた。続きを読む

    投稿日:2023.06.12

  • ゆき

    ゆき

    最初があまりにも落語そのまんまで読みにくいなーと思ってたけど、途中でいきなり話が変わってびっくり。
    20巻まで出てるけど、これ一冊きりかなと思ってたけど、最後まで読んだら次も読みたくなった。

    投稿日:2023.04.15

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