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津村記久子 / 講談社文庫 (28件のレビュー)
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おりーぶおいる
『ポトスライムの舟』で知った津村記久子さんのエッセイ集 独特の視点と語り口調で、ふとした瞬間に手に取りたくなる作品 特にお気に入りなのは 「いっそ妖精ということで」 →日常生活でたまに出会うびっくりす…るような人や現象はもうそういう妖精がいるんだということにしとこ?という大胆な諦め方が気持ちいいし、実際そう思うといろいろなことを流せるように思う 「何者なのだアレックス【「毎日スペイン語 エリのドキドキ☆スペイン留学」の感想】」 →語学の勉強あるあるのその設定無理じゃない?という会話例へのツッコミ集 「数珠のようなものと弟」 →津村記久子さんの弟さんとのお話。弟さんと弟さんの勤め先の入居者さんとの関係や津村さんと弟さんの関係がなんだかさっくりしてていい続きを読む
投稿日:2024.03.04
やぶ
◆どうしてそういうことが好きなのかわからないし、説明できる必要もないと思うのだけど、やっぱり人間が生きているということはそれだけで興味深いし、見ているだけで時間が過ぎてゆく美しいことなのだろう。 ◆…これからはちゃんと高校野球を見ると思う。今もテレビで見ている。もう二度と見ることが叶わないかもしれない、名前もおぼつかない彼らが、ただ野球をし、見る者の在り方を問いただす。続きを読む
投稿日:2024.02.13
kei tanahashi
筆者独特の観察力が詰まったエッセイでなんだかいっきに読んでしまった。 津村さんの感性はなんだかとても良いなぁと読んでて感じました。 杭全神社の読み方を初めて知った。
投稿日:2023.02.25
アルファ
程よい庶民派(?)な貧乏性ぶりと、世の中のことに割と淡白で淡々と検索して「へー」と感じたことを活字にしている、そんな感じが所々本業の小説作品とも重なって絵面を想像してしまう。 表紙裏の解説文には「アッ…パッパーみたいなのを着て」という部分を取り出して「脱力系」と称されているが脱力系、という表現ともまた違うかな。アッパッパーなる言葉はこの本で初めて知りました(笑続きを読む
投稿日:2022.07.31
risarisa
とにかく1つ1つが短くて、内容も他愛なくて、たとえ「本」を読む気力や時間がない人でも心地よく読めてしまうような、読者にとってはハードルの低い本ですが、実はそれこそが手ぬかりなく整えられた、筆者による気…づかいであり心づかいなのだと分かると、さすがだな、嬉しいなと感じ入ることができる2度美味しい本でした。 読んでいるとクスッと笑ったり、あ〜分かる分かると共感したり、へぇーそんな事を考えるのかと面白がったり、急に自分の小学生時代をしみじみ思い出したりします。あとがきにもありますとおり、それがたまに会う友達と気兼ねなくおしゃべりする感じと似ており、同じようなデトックス効果があるように感じました。続きを読む
投稿日:2022.03.23
simogen
「子育てもったいない」「花見への情熱」「会社員はカナリアか?」「お茶屋と文筆業」「走るモラトリアムとしての新幹線」「求む、ぽっちゃり神様」「ドラクエと私の二十年」「野球する子が歩いて行く」
投稿日:2022.02.17
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