【感想】知らないと恥をかく世界の大問題8 自国ファーストの行き着く先

池上彰 / 角川新書
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
11
12
8
0
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ブクログレビュー

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  • テクノグリーン

    テクノグリーン

    池上彰著『知らないと恥をかく世界の大問題 8:自国ファーストの行き着く先 (角川新書)』(KADOKAWA)
    2017.7発行

    2017.12.22読了
     2017年7月発行。この間、トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都と認定し、国連総会は圧倒的多数で米国を非難する決議を採択した。シリアではアサド政権が勝利し、ロシアが介入を強めている。北朝鮮はミサイル実験を再開し、米国は北朝鮮をテロ支援国家に指定した。英国など西欧では、AIIBに基金を拠出し、米国離れが進行している。日本も英国と軍事的関係を強めている。英国の金融街シティではすでに金融機関撤退の動きがある。第5次中東戦争、英国のEU離脱による世界経済悪化のリスク、池上彰はどうみるのか、9冊目も楽しみだ。

    URL:https://id.ndl.go.jp/bib/028334712
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    投稿日:2023.01.10

  • レモン

    レモン

     「自国ファースト」に終始した第8弾。ブレグジットやトランプの仕事ぶり等がメインテーマ。読みやすいのだが、他国の政党の話などあまり興味が持てない話題には入り込めなかった。行き過ぎた経済格差や教育格差は早急に是正されてほしい。日本はどんどん貧しい国になっていき、明るい未来が見えないと思うのは気のせいだろうか。世界一貧しい大統領のホセ・ムヒカ氏に興味が出てきたので関連書籍を探してみよう。
     気づけばunlimited対象期間が終了していたので、続編は大人しく待つか図書館かな。
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    投稿日:2022.12.08

  • 黒猫

    黒猫

    は~時間かかった…。情報量多い
    ・オバマ大統領の広島訪問。やっぱりオバマ大統領好きだ
    ・イラン=ペルシャ人の国=”アーリア人”の国
    ・ロシアは隣が親ロでないと落ち着かない?
    ・トラ プはクソ
    相変わらず総論が苦手だ。各論から攻めるか…?続きを読む

    投稿日:2022.07.26

  • mahorakan

    mahorakan

    世界の宗教
    キリスト教 三大教派 プロテスタント・正教会・カトリック
    イスラム教 スンニ派 約85%・シーア派 約15%
    仏教 チベット仏教・上座部仏教・大乗仏教

    大国に翻弄される中東

    世界のいろいろな情勢について知ることができた。続きを読む

    投稿日:2021.09.21

  • nomitomo13

    nomitomo13

    イギリスのEU離脱決定からトランプ大統領誕生まで、「自国ファースト」の流れの本質を解説した本。

    2016年に起きた国際情勢について、背景となる歴史的な出来事も含めてわかりやすく解説しています。

    投稿日:2021.06.21

  • n____book

    n____book

    このレビューはネタバレを含みます

    知らないと恥をかく世界の大問題8 ★★★★☆

    『トランプ(前)大統領によりとりわけ注目されるようになった反グローバリズム、自国ファーストの動き。第一次世界大戦時のように、自由貿易の否定によって起こった世界恐慌を繰り返すことになるのか?終わらない中東戦争、核保有、貧富の差、環境問題…世界の大問題は山積みである。』


     こちらの本はブックオフで安く売られていたので、2017年刊行という少し古い情報ですが購入し読んでみました。(トランプ前大統領が当選、イギリスのEU離脱の動きが話題になっていた頃です。)

     世界情勢にとことん疎い自分にとって(情けない…!)、お馴染み池上彰さんの分かりやすい語り口調の文は本当に理解しやすかったです。読み進める中で『中東戦争って結局何が原因だっけ…。金正日、金正男、金正恩、誰が誰だか…。55年体制ってなんだっけ…?』というちょっとした疑問も、“良い質問ですね”と言わんばかりに一から説明がされており、モヤモヤすることなく読み切れました。日本はもちろん、世界全体の動きを歴史や宗教の流れを含め網羅的に掴め、効率よく世界情勢を学べます。

    義務教育で学んだ歴史や政経の知識がすっかり抜けていた“無知の恥”に改めて気が付き、自国のことはもっと自分の頭で考えなくては!と当たり前のことを再確認できた一冊です。



    ●もっと詳しく知りたいと思った内容

    ・アメリカ/ロシアの国交

    トランプ氏がロシアのプーチンに接近。アメリカが新ロシアになれば、ウクライナ内戦において米の支援を受けていた政府軍が見捨てられ、ロシアがヨーロッパの脅威になりかねない。

    ・ミャンマー内戦の行方

    ・EU離脱後のイギリスの国政

    その他のヨーロッパの国々への影響

    ・憲法改正の動き

    今後の日本のPKO活動の動きと、それに伴う自衛隊の活動内容の是非

    ・日本の教育予算の低さ

    奨学金の返済免除がなされていないのは日本とアイスランドのみ。



    ●心に響いた言葉

    ・広島原爆記念碑に記された言葉

    “安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませんから。”

    →日本は核爆弾を作る技術はあるが、これからも唯一の被爆国として非核三原則を訴え続けるべき。

    ・議論をすること=知識を競ったり相手を論破することなく、互いの違いを認め尊重すること。

    →トランプ氏のように自国ファーストより“自分ファースト”になっていないか?

    ・日本は民主主義国家。過去は変えられないけれど未来は変えられる。世界情勢を自分の頭で考え、人任せにしないこと。

    →無知は恥。選挙において、議員になりたくて議員をやっているか、日本を変えたくて議員をやっているか自分の目で見極めるために知識を付けよう。

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    投稿日:2021.06.14

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