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青崎有吾 / 東京創元社 (46件のレビュー)
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総合評価:
御殿まり
1
これはおもしろい!脇役が主役として大活躍!
5つの話からなる短編集になります。 証拠や証言から犯人を見つける骨格は同じですけど、 体育館や水族館と違い消去法でなく直球で犯人を当てにいきます。 おそらく、ページ数の問題でしょう…。 だ…からと言ってちゃちな作りでもありません。 謎を解く伏線はしっかりあるので論理的に答えを導くことはできます。 さらにこの短編がすごいのは新キャラに登場にキャラの掘り起こしが出来ているからです。 天馬の妹 鏡華の女傑ぶり、天馬の父の推理力(※名前は不明) 鏡華の同級生 仙堂姫毬(※この名前を聞いたら“ビビッ”ときたんじゃないですか?) さらに、天馬の学校生活も垣間見える貴重な1冊だからです。 今までは部室と現場の往復でどんな日常生活を送っているか不思議でしたが、 この1冊で徐々に解明されていきます! 続きを読む
投稿日:2017.07.23
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YA
裏染天馬シリーズの第3弾 読みました。 連作短編集でして表紙の夏を彩るお祭りのお話を含めて、読みやすくて面白かったです。 これまた1・2作品の事件とは異なり、登場人物達も凄くいきいきしていましたね。
投稿日:2024.02.19
みぃぱーる
当初はこの作品だけ日常系の謎で短編集とのことだったのでスキップしようかと思っていたけど、裏染天馬シリーズにすっかりハマってしまったので即購入。 日常系のミステリーはあまり読んだことがないけど、こちらも…しっかり論理立てて真実が導かれる過程がとても面白かった。 あとは体育館などで出てきたキャラがまた再登場するとちょっと嬉しかったり。 天馬と柚乃ちゃんの掛け合いが好きです。続きを読む
投稿日:2024.02.03
あやごぜ
シリーズ第三弾。 “日常の謎”系の連作五話&“おまけ”が収録されている短編集となっております。 このシリーズは、ロジカルな謎解きに重きをおいているので、日常の謎とは相性バッチリなはず!と思っていた…んですよね~。 まさに、その魅力が凝縮されている一冊かと思います。 学食の外に放置された丼の謎を解く、第一話「もう一色選べる丼」。 夏祭りの屋台で、どの店もお釣りが50円玉ばかりなのはこれ如何に・・?第二話(表題作「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」。 彼氏の早乙女君を心配する、針宮さんの不器用な心情が瑞々しい第三話「針宮理恵子のサードインパクト」。 演劇部OBが体験した、抱き合った少女二人の消失とは・・?第四話「天使たちの残暑見舞い」。 天馬の妹・鏡華が、花瓶を割った人物を追求する第五話「その花瓶にご注意を」。 ・・・第一話から第四話は天馬のキレキレのロジックを堪能できますし、第五話は鏡華と仙堂警部の娘(!)・姫毬さんとのやり取りを楽しみながら、鏡華の切れ味鋭い謎解きっぷりを見せてもらえます。 個人的には、“おまけ”の「世界一居心地の悪いサウナ」が大好きで、終始ニヤニヤしながら読んでいました。 何だかんだで“似た者同士”の二人のやり取りが面白すぎます~ww、 “彼”が“世界で一番会いたくない相手”ってのも気になるところですよね。 各キャラクターそれぞれ味があって魅力的なのですが、“裏染ファミリー”が一歩抜きんでている感じです(こうなってくるとオカンが気になります)。 ところで、いつになく“百合の香り”が芳しい本書ですが、第四話で柚乃と早苗がやらされていた検証現場を鏡華が目撃したら悶絶しただろうな・・と、ほくそ笑んだ私でした。 あと、これは希望なのですが、針宮さんと早乙女くんの“水族館デート”の話が読みたいです! それで、デート中に事件(謎)が起こって何故か居合わせた天馬が解決・・みたいな“水族館のほにゃらら~丸美水族館アゲイン~”的な話を、青崎さん是非よろしくお願いします~♪続きを読む
投稿日:2023.12.10
かんろ
裏染君と柚乃ちゃん達に会いたくて手に取りました。裏染君の明晰な頭脳を少し分けて欲しいものです(切実)。少し影がある所もたまりませんね。妹の鏡華ちゃんの推理も冴えています。どのお話も、解決はとても爽快感…があります。続きが非常に待ち遠しいです。続きを読む
投稿日:2023.11.26
mercy
ミステリー書評 読書レベル 初級 ボリューム 250頁 ストーリー ★★★★ 読みやすさ ★★★★★ トリック ★★★ 伏線・展開 ★★★ 知識・教養 ★★★ 読後の余韻 ★★★★★ 一言感想:殺人…なしのミステリが好な方、青崎有吾著の裏染&袴田シリーズが好きな方にオススメの5編+『おまけ』からなる短編集です。 今回は、ラブコメ要素が強過ぎるくらいのミステリです。殺人事件も起こらずに、のほほん気分なミステリなので気楽に読めます。特に本のタイトルにもなっている「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」が私の好みでしたが、『おまけ』に登場する人物がスペシャル過ぎてこれも大満足でした(笑。 続きを読む
投稿日:2023.10.23
fukayanegi
このレビューはネタバレを含みます
裏染天馬シリーズ第3弾。 今度は天馬、他1名が日常の謎の解決に挑む。 なんと言っても時間軸の密度とこれまでの作品とのオーバーラップ具合にテンションが上がる。 第一話は『体育館の殺人』の2週間後(6月下旬から7月上旬くらいか)、第二話は『水族館の殺人』の10日後(体育館の殺人が8月前半だったので8月中旬)。 そして夏休み中の話題が2話続き、最後は次作『図書館の殺人』の1日前(9月10日)。 こんなに短期間の設定で展開されていくシリーズものなんて読んだことがない。 『体育館の殺人』と『水族館の殺人』の時間軸ですら”近いな”と思ったのに、まさかこの作品達の間に5話もねじ込んでくるなんて。 ある意味この学園生活の終わりが見えず、喜ばしい。 そして館ものの間を縫うようなストーリーの中で補強される登場人物達のキャラ設定。 裏染、柚乃、早苗、向坂の主役陣はもとより、針宮、梶原等名脇役達のキャラ補強にも余念がなく、このシリーズの世界観を確固たるものにしている。 ただ、トリックやミステリとしてはやはり小粒揃いだったかな。 日常の謎系はえてしてその周辺を楽しむものだと思っているので、それ自体はそんなもんだと思っているが、やはりこのシリーズの目玉、「読者への挑戦状」ありの長編の方が天馬の頭脳がひときわ輝くと思う。 タイトル作品のモチーフとなっている『競作 五十円玉二十枚の謎』も若竹七海さん発のリドルストーリーとのことで気になったなぁ。
投稿日:2023.08.20
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