【感想】3行しか書けない人のための文章教室

前田 安正 / 朝日新聞出版
(11件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
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ブクログレビュー

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  • 1494926番目の読書家

    1494926番目の読書家

    レポートなどで何百、何千もの文を一応書けてはいるが自分の文が果たしてしっかりした文なのか?と不安になった際に、基本をしっかりと理解したいと思いこの本を手に取った。

    すごく明快に、どうすれば分量•質を上げることができるかが書かれており大変理解しやすい本だった。
    『なぜ?』という感情を読み手に与えない文を重ねていくことが重要なのだと分かり、個人的には本当に参考になった。

    本は2センチほどの厚みがあるが、文字が大きい上に内容も易しいので一週間の通学時間で読破できるレベルの本。
    是非文章を書くことに不安をもっていたり、基本に返りたいなと思っている人に読んで欲しい本だった。
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    投稿日:2021.02.02

  • ぱんだ男

    ぱんだ男

    私は文章を書くと、どうしても一段落が抽象的になってしまいます。そこで、文章を膨らませる方法を知りたいなと読んでみました。
    なぜを積み重ねると具体的に書けるというこの本の内容は参考になりました。文章を削るというのは、この作業の後に大切になるのだなと気づかされました。
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    投稿日:2020.08.13

  • まこと

    まこと

    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    私は本のレビューを書くときに、あらすじはなんとか書けるのですが、自分の感じたこと(感想)が、まさに3行くらいしか書けず、この本にとびつきました
    とても、簡単で、基本的なことを述べてある本ですが、今まで書けなかった、自分の感想をこの本を参考にすれば、少しは書けるようになるかと思いました。

    以下要点をまとめました。

    第1章 3行以上書くための基本
    ・5W1Hを武器にする。
    ・5つめのWは「WHY=なぜ、どうして」。この「WHY」を忘れているので、書くべき要素を見失ってしまうのです。
    ・「WHY」の要素を中心に書き加えていくと、自然と文章のなかに「行動」や「変化」が現れてくる。

    「状況」を書き表しただけの平板な文章から動機や理由を伴った具体的で生き生きした文章が引き出されてくる。

    第2章 具体的に書くためのコツ
    1「楽しかった」って何が?
    ・文章に具体的なエピソードを盛り込んでいくことが、一番手っ取り早く、説得力がある。
    ・<なぜ楽しかったのか>という部分を具体的に書いていくと楽しかったという言葉でくくる必要がなくなる。
    ・<楽しかった>という何にでも当てはまる形容はできるだけ使わないようにして、その内容を書き込むようにする。
    2「ありがちな言葉」は避ける。
    「可愛い」を使わずに、子犬の可愛らしさを描くには、「なぜ、どうして」という問いかけをして、エピソードを積み重ねていけばいい。
    3筆が進まないのは、その「一言」が原因
    ・「会話が弾んだ」という慣用句を使わずに、その内容を書いていけば「なぜ会話が弾んだのか」という理由がわかる。
    4「データ」「数字」を取り入れる。
    ・「すぐ」より「歩いて10分」
    5「説得力ある」文章の書き方
    ・観念論より「自分自身」のことを。

    第3章「観察眼」を身につける
    1「出来事」「表情」の背景を探る
    ・「その笑顔に癒されている」という慣用句を使わずにその具体例を書き込んでいく。
    ・「苦虫をかみつぶしたような」という慣用句でなく根本原因を具体的にしていく。

    ※元の文→改善例を見ていくとわかりやすかったです。
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    投稿日:2020.05.21

  • 5552

    5552

    このレビューはネタバレを含みます

    短い文章しか書けない人でも、長く、解りやすい文章が書けるようになる!という、謳い文句と、ブクログの高評価に惹かれて読んでみる。

    こういう文章指南本はたぶん初めて読んだのだけれども、大変面白く、解りやすかった。

    私自身、今まで文章の基本である5W1H(when、where、who、what、why、how)もよく知らず、テキトーに書いていた事に気づく。

    この本では特にwhy《なぜ》の要素が大切だと説く。
    問いを立てながら文章を肉付けしていくというのだ。

    例えば、「昨日、デパ地下で晩御飯を買って帰った」という文章には《なぜ》という要素がない。そこに《なぜデパ地下に寄ったのか》の答えを文章に盛り込む。
    「昨日、残業になったので、夜8時まで空いているデパ地下で晩御飯を買って帰った」すると前より読み手に親切な文章になるという。このように文章に対する問いを繰り返していけば、だんだん長文も書けるようになっていくそうだ。

    他にも
    ・慣用句はなるべく使わないで、その時の実際の様子を詳しく書く。
    ・過去形ばかりでなく、現在形もうまく使う。

    などが参考になった。
    でも慣用句、好きなのだ、、、。

    「とても」「楽しかった」などの言葉は肝心な部分が希薄になり印象に残らなくなる、という記述は耳が痛い。自分の文章読んでどうにかならんか、と思っていた。これも見たまま感じたまま詳しく書いたらいいそう。

    再読したい。

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    投稿日:2020.04.22

  • けべん

    けべん

    文章能力を向上させる目的で読了。
    類似する本を読んでいて、それぞれのオススメ度と概要をまとめる。

    ★★☆☆☆本書 〈初級〉
    短い文章から他人がわかる、まとまった文章を書く方法が紹介されている。短い文章から肉付けしていくやりかた。初心者向け。

    ★★★★★東大作文〈中上級〉
    文章を作る上で気をつけるべき点、それをテンプレートとして提供している。本自体も読みやすいが、実施される気を起こしてくれる。文章を書けるところから、読みやすくわかりやすく論述展開の形へ変えるやり方。

    ★☆☆☆☆文芸オタクの私が教える バズる文章教室〈超上級〉
    過去の文芸作品や著名人のブログなどの実例からバズる観点で文章を分析する。幼少よりよく本を読み、文章を書くことに見られることに慣れてる人には意味がある。が、他は納得して終わると思う。
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    投稿日:2020.02.24

  • John Johnson

    John Johnson

    5w1hで具体的に。

    抽象的な部分はwhyで深堀り。

    過去の出来事でも動きを見せる場合はあえて現在形で。

    投稿日:2019.09.18

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