【感想】ライオンの棲む街――平塚おんな探偵の事件簿1

東川篤哉 / 祥伝社文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
3
1
1
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  • ご当地ミステリー新シリーズ開幕!

    今回の舞台は『平塚』。
    東京から電車で1時間位のところで神奈川県の中心にあり海が目の前にあります。
    ちなみに、サザンの地元茅ヶ崎からは目と鼻の先。

    この本は全部で5作品が載っている短編になります。
    主人公は女探偵で誰にもタメ口で話す「生野エルザ」と
    高校時代の同級生で都心からの都落ち「川島美伽」の2人。

    七夕祭りの時に事件があったりとご当地色満載で
    ミステリーなんだけど2人の掛け合いがおもしろすぎるためか
    コメディー小説になっているような…。
    でも、ミステリーとしてのトリックはしっかりしているので安心を!
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    投稿日:2017.07.15

ブクログレビュー

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  • 海と青硝子

    海と青硝子

    平塚市に棲むライオンのようにワイルドな名探偵・エルザ! ワトスン役の美伽とコンビを組んで、ローカルでトリッキーな難事件を解いていくのが痛快です。口が悪くて空気も読まないけれど、推理はピカイチ! 実は平塚市のことはほとんど知らないのですが、読むうちに親しみを感じ始めました。七夕まつりもさることながら、スナック「紅」の焼きうどんとポテサラを食べながら飲むビールが美味しそうです。続きを読む

    投稿日:2024.01.28

  • boutoumetous

    boutoumetous

     東川篤哉の語り口が面白いので、謎解きも忘れて読み進んでしまう。結果、全5編中、巻末の1編しか解けず。(既存トリックのバリエーションだから解きやすかった)。
     語り手の美伽も美人なのだろうが、派手目のヒロインに食われて影が薄くなる、という繰り返しギャグが可笑しい。続きを読む

    投稿日:2019.01.22

  • masajichan

    masajichan

    このレビューはネタバレを含みます

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベースより)
    都会で夢破れ、故郷・平塚に帰ってきた元OLの川島美伽は、高校時代の旧友・生野エルザと再会する。“雌ライオン”の異名を持つエルザは、地元の刑事も一目置く名(?)探偵に成長していた…!強引に助手にされた美伽はエルザと共に、厄介な依頼人が持ち込む奇妙な事件の調査を始める。海と祭りの街を舞台に、最強の美女探偵コンビの名推理が炸裂する本格ミステリー誕生!

    ライトノベルだったか?と思ったが、イヤイヤ読み進めているウチにどれぞれの個性が浮き出てきてそれなりに楽しめた。おいしいとこ取りだけどその実27歳探偵コンビを温かく見守る刑事がなかなか良い。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2018.06.11

  • oooba3

    oooba3

    暴れん坊な女探偵、生野エルザと、その高校時代の友人、川島美伽。ハチャメチャなコンビが平塚の街を走り回る。サクッと読めるライトなハードボイルド。

    天衣無縫、依頼人にもタメ口をきく、野生の猛獣ごとき生野エルザ。

    平塚に探偵事務所を構える女探偵だ。

    茶色のたてがみのような髪型とその名前、そして
    怒らせたら手が付けられないことから、
    「平塚のライオン」と異名をとる。

    この女探偵とコンビを組むのが、高校時代の友人である
    川島美伽。

    東京でOL生活を送っていたが、
    「仕事に疲れ、恋に破れ、ついでに貯金も持っていかれた挙句、会社を退職」して、地元、平塚に戻ってきたばかり。

    そんな美伽に声を掛けたのがエルザで、自分の助手をつとめないかと誘う。

    短編五編が収録された連作モノ。

    始めは、エルザに振り回されっぱなしの美伽だったが、
    徐々に、エルザを操るコツをつかみ、探偵の助手らしくなっていく。

    密室や入れ替わりといったトリックも含まれ、軽妙な文体とともに、楽しめる作品になっている。
    続きを読む

    投稿日:2018.06.05

  • be-san

    be-san

    東川氏の新しい探偵シリーズもの。
    神奈川県平塚を舞台に、女探偵とその助手が
    次々と謎を解明していくというお話し。

    随所にギャグをちりばめた「東川節」は健在(^ ^
    登場人物みなキャラが立ってるし、
    文章は相変わらずテンポが良いし、
    謎解き部分はきちっとミステリしてるし、
    安心して読めて、決して裏切られない(^ ^

    いや、これは人気出るわね > 東川氏

    文庫版は、巻末に平塚の書店員さんのあとがきがあり、
    これがまた平塚ネイティブの「自虐たっぷり」で
    とってもラブリー(^ ^

    烏賊川市シリーズよりリアリティがあって、
    私はこちらの方が好きかも(^ ^
    テレビドラマ化しやすい作品だと思ふ(^ ^
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    投稿日:2016.10.12

  • kazuhisachiba

    kazuhisachiba

    著者の他作品と比べ,主人公達の特筆すべき特徴が弱い.平塚市への賛歌という位置付けか?(それにしては,平塚市でなくとも物語は成立する)

    投稿日:2016.09.25

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