【感想】ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

立花 隆, 佐藤 優 / 文春新書
(154件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
34
58
35
5
2

ブクログレビュー

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  • 瑛人@名古屋

    瑛人@名古屋

    正月の夕べに知的な刺激に浸ろうと本書を手繰ると、古典の読み方から戦争論やインテリジェンス、勉強法まで、知の巨人と知の怪物が繰り広げる縦横無尽の語り合いが、やはり面白かった。
    知の全体像を掴むために、巨大書店の書棚をすべて隅から隅まで見て回るのは、本書で立花隆氏が言及したのを読んだのがきっかけで、もう10年前続く私の小さな習慣になっている。
    立花隆氏が冒頭に挙げた「東大教師が新入生にすすめる本」と「教養のためのブックガイド」にも、今年は目を通しておきたい。
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    投稿日:2023.01.03

  • つまらない人間

    つまらない人間

    第五章が面白い。
    日本人に欠けている最大の教養アイテムはゲオポリティクスだと思います。という立花隆の言葉が印象的。

    投稿日:2022.12.29

  • たかちゃん

    たかちゃん

    新緑の中に身を置くと心も体もピッカピカ。今の季節は何処に行っても気持ちいい。静かだとなお良い。

    最近は静かなのが心地よい。自宅では意識してテレビを消す様にしている。音を伴う映像を見ると疲れを感じるのはやはり歳のせいか。

    なので、本を読む時間が自然と増えてきた。小説が多いけど、ノンフィクションもたまに読む。

    小説以外の本を読む時は、適当に選ぶと当たり外れが大きいので、立花隆や佐藤優の書評を参考にすることが多い。

    すると、この2人が対談している新書を偶々見つけたので早速読んでみた。知性の塊りみたいな2人だがユーモアがあるし、人間味の温かさも感じて昔からファンだ。

    立花隆の書斎「猫ビル」が近隣にあって、ジョギングでよく脇を通った。生前、本人を見かけたこともあるが、家族らしき人の肩に手をかけてゆっくり歩いていた。

    佐藤優は著作を読むと超ストイックな印象だが、メタボっぽいし、声のトーンも高くて可愛い感じ。ただ、最近はかなり痩せてきた。遂にダイエットに成功したのかもしれない。

    今回読んだ新書「ぼくらの頭脳の鍛え方」は、2人合計で400冊の本を勧めているが、歯応えの強そうな本が多く、全部読みこなすのはかなりしんどそう。

    紹介された本は歴史、哲学物が多い印象だが、柔らかい本もある。しかしなんと言っても2人の対談内容がバツグンに面白く、それだけでも読む価値ありと思った。

    マルクスやフロイトなど、2人の評価がけっこう違う本も多いし、著作に関するエピソード、コメントが楽しい。立花隆の学生時代の話や、佐藤優の外交官時代の話、刑務所にいた時の話など大変興味深い。

    常に傍に置いて、次に読む本の手引き書みたいに使うことにしよう。
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    投稿日:2022.05.02

  • あああら 1646886番目の読書家

    あああら 1646886番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊
    立花隆氏と佐藤優氏による対談集。
    電子版2017年6月20日発行
    底本2009年10月20日刊行

    2009年の対談集なのでやや時代を感じる所もある。
    ただ異常な知的欲求者達の対談集といった所。
    一般人は真似できない。
    いくつかを時間をかけて読んでいく。
    地道に自分の血肉にしていくことだろう。
    佐藤優氏も池上彰氏との対談本と違い、立花隆に圧倒されてる感あり。
    個人的には日露戦争の乃木希典の評価で全く異なる立場になった箇所は興味深い。
    ただ日露戦争時から兵士の命を軽く考えていた事、
    やみくもな特攻精神といったものは203高地の戦闘で
    悪い意味で伝説化してしまった所はあると思うので
    ここは立花隆氏の言うように乃木希典は愚将であると思う。

    印象に残った部分

    立花隆による「実践」に役立つ14か条
    (あくまで仕事と一般教養のための読書について、趣味のための読書についてではない)

    (1)金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的に本は安い。一冊の本に含まれている情報を他の 手段で入手しようとしたら、その何十倍、何百倍のコストがかかる。

    (2)1つのテーマについて、1冊の本で満足せず、必ず類書を何冊か求めよ。類書を読んでみてはじめて、その本の長所が明らかになる。そのテーマに関して健全なパースペクティブを得ることができる。
       
     パースペクティブ【perspective】. の解説 · 1 遠近法。透視図法 
     2 見取り図。 · 3 将来の見通し。展望。

    (3)選択の失敗を恐れるな。失敗なしには選択能力が身につかない。選択の失敗も、選択能力を養うための授業料だと思えば安いもの。

    (4)自分の水準に合わないものは、無理して読むな。水準が低すぎるものも水準が高すぎるものも、読むだけ時間のムダである。時は金なりと考えて、高価な本であっても、読みさしでやめるべし。

    (5)読みさしでやめることを決意した本についても、一応終わりまで1ページ、1ページ繰ってみよ。意外な発見をすることがある。

    (6)速読術を身につけよ。できるだけ短時間のうちに、できるだけ大量の資料を渉猟するためには速読以外にない。

    (7)本を読みながらノートを取るな。どうしてもノートを取りたいときには本を読み終わってから、ノートを取るためにもう一度読み直したほうがはるかに時間の経済になる。ノートを取りながら一冊の本を読む間に五冊の類書を読むことができる。たいていは、後者のほうが時間の有効利用になる。

    (8)人の意見や、ブックガイドのたぐいに惑わされるな。最近、ブックガイドが流行になっているが、お粗末なものが多い。

    (9)注釈を読み飛ばすな。注釈には、しばしば本文以上の情報が含まれている。

    (10)本を読む時には、猜疑心を忘れるな。活字になっていると、何でももっともらしく見えるが、世評が高い本にもウソ、デタラメはいくらでもある。

    (11)オヤと思う個所(いい意味でも、悪い意味でも)に出合ったら、必ず、この著者はこの情報をいかにして得たか、あるいは、この著者のこの判断の根拠はどこにあるのかと考えてみよ。それがいい加減である場合には、デタラメの場合が多い。

    (12)何かに疑いを持ったら、おつでもオリジナルデータ、生のファクトにぶちあたるまで疑いをおしすすめよ。

    (13)翻訳は誤訳、悪訳がきわめて多い。翻訳書でよくわからない部分に出合ったら自分の頭を疑うより、誤訳ではないかとまず疑ってみよ。

    (14)大学で得た知識など、いかほどのものでもない。社会人になってから獲得し、蓄積していく知識の量と質、特に、20代、30代のそれが、その人のその後の人生にとって決定的に重要である。若い時は、何をさしおいても本を読む時間をつくれ。

    (朝日ジャーナル 1982/5//7初出 「ぼくはこんな本を読んできた」文春文庫収録)


    今、教養という言葉は死語になりつつある。また万巻の書を読み尽くせる人はいません。
    結局は、人生の残り時間を確認しながら、最大の成果を得られるように計画を作るしかない。そのとき、知識の系統樹が頭に入っていることが大切です。

    読者にお勧めなのは、巨大書店の書棚をすべて隅から隅まで見て回ることです。
    すべて見るのが大変なら、文庫と新書コーナーだけでもいい。
    現代社会の知の全体像が大雑把でもつかめると思います。
    Amazonもいいけど、書店の棚にはやはり全体像がある。

    頭が悪くなる勉強法(佐藤優)
    国家公務員一種とか、司法試験を3回も4回も受けたらいけないんです。
    一定の時間、机に座って、記憶したことを一定の時間に紙の上に再現する記憶と条件反射しか使いません。
    それを一つの分野でやりすぎると頭が悪くなる。
    受験勉強に時間をかけすぎると、頭が悪くなって、
    その枠組みから抜けられなくなるんです。
    だから、外務省の中でも苦節4年とか、苦節5年で入ってきた外交官で使い物になるやつは一人もいない。

    東大の大学院は東大の学部よりレベルが低いと言われています。

    大学院入試の語学試験というのは明らかに大学よりレベルが低くなっている。

    (立花)ホリエモンというのは、ときどき面白いこともいうけれど、
    ときどきアタマおかしいんじゃないかと思うようなことも言う。
    これもアタマおかしいほうの発言ですね。
    ゲノム解読で死なない人間ができるなんてことはありえません。さまざまの病気が解明されて、寿命が長くなるということはあるでしょうが、生命現象が解明されればされるほど生命現象に永遠の継続がないということがわかりつつある。
    生命現象の本質の中に死というものがある。
    生きているということはいずれ死ぬということです。

    100 %当たる細木数子
    (佐藤)あともう一つ心配しているのは、占いブーム。
    細木数子さんの占いというのは100%当たる占いなんです。
    例えば「このままの姿勢だったら、来月の5月、文春新書はスッテンテンになって、文春新書の編集長は地獄に落ちるわよ」と、こういう予言なんですね。

    (立花)そう、そう。

    (佐藤)来年の5月、編集長を更迭になっていたら、予言が当たったんです。
    ところが、編集長に留まり、文春新書が当たっていたら、「私が言ったとおりに心を入れ替えたから、当たった」ということになって、やっぱり当たるんです(笑)。
    これは論理学で言う所のトートロジー(恒真命題。
    「AはAはである」というような常に成り立つ命題」ですよね。
    彼女はトートロジーを作る天才なんですよ。
    「明日の天気は雨か、雨以外のいずれかです」という天気予報をしているようなものです。
    だから、彼女の占いは100%当たる。
    こういうトートロジーに対する耐性がヨーロッパやアメリカにはあるから、もし政治家や占い師がトートロジーを唱えると
    「ふざけるな、おまえ」という話になります。
    ところが日本はそうならない。イラクへの自衛隊派遣の是非をめぐる小泉首相(当時)の国会答弁を日本人はおかしいと思わないでしょう。
    「戦闘地域とはどこですか」
    「それは自衛隊が出動していない所です」(小泉)
    「じゃあ、自衛隊はどこに出動しているんですか?」
    「非戦闘地域です」(小泉)
    「じゃあ、非戦闘地域とは何ですか?」
    「自衛隊が出動している所です」(小泉)
    こんな国会答弁にも関わらず、国会が止まらない。
    総理大臣に対して不信任案も出されない。
    それはトートロジーという絶対に勝つ論理を使ってもいいんだという、
    他の世界とは違うゲームのルールが、この国にはあるからなんです。

    (2021年11月8日に細木数子が亡くなった。TV出演が多かった2005年のレイザーラモンHGとの対決くらいしか印象が無かったもののトートロジーという手法をうまく使っていたという佐藤優氏の指摘にはうなずける所が多い。今後トートロジーを使うものが再び表れた時に厳しく指摘していく必要があろう】

    (立花)要するにホロコーストを進める時の、上司の指示の出し方が
    「うまくやれ」なんです。それを現場が忖度して、ホロコーストを実行する。
    そうすると、ホロコーストがいかに行われたのかについて証拠を探そうとしても、きちんとした命令があるわけではないから、あちこちの証拠が抜けている。その抜けている部分の証拠だけをつないで論を立てると、ホロコーストはなかった、という証明になってしまう。

    (佐藤)「うまくやれ」という言葉の中に、ものすごい暴力性があるんですよ。

    (佐藤)嘘をつく部下がいると、傷口が広がって取り返しがつかなくなることがあるんです。
    だから私は、嘘をつかない限り部下のどんなトラブルに対しても、絶対に叱らなかった。
    どんなトラブルがあっても、私に申告してくれば、上司との関係においてもトラブルを起こした奴の味方をした。
    そうすれば私のところに相談に来ますから。

    (立花)大学の教養課程でも「暗黒社会論」「悪の現象学」的なコースを設けるべき。悪徳政治家、悪徳企業の嘘を見破る技法、メディアに騙されない技法を教えることが現代の教養には欠かせません。

    (立花)人間のダークサイドに関する情報が、現代の教養教育には決定的に欠けていますね。この社会には、人を脅したり、騙したりするテクニックが沢山ある。それは年々発達しているから、警戒感を持って、自己防衛しないと、簡単に餌食になってしまう。
    虚偽とは何か、詭弁とは何かについて学んでおくべきですね。

    (佐藤)権力党員である条件は、権力の一番の中心には入らない。
    堺屋太一さんのように閣僚になるとか、あるいは政府の諮問委員になってしまうと権力党員からは脱落する危険性がある(笑)
    権力は、いつかどこかで入れ代わりますから。
    権力に批判的な姿勢を取りながら、必ず権力の内側にいる。
    これが権力党員のコツですから、常に建設的批判者でなければならないんです。
    建設的批判者だといっても、反体制的、左翼的にはならないんです。
    私の考えでは、ニュースキャスターで評論家でもある田原総一朗さんはホンモノの権力党員なんです。
    私は田原さんを大変に尊敬しているんです。
    なぜかというと、独特の技法を持っていないと権力党員の党籍を維持できないからです。これは皮肉で言っているのではありません。
    メディアと政治をつなぐ回路として権力党員はとても重要です。
    しかし、立花さんは田原さんとは決定的に違う。権力党員ではなくインテリゲンツィアなんです。

    インテリゲンツィア・・権力にとって都合の悪い存在

    (立花)客がそれぞれ孤立していますよね。いかにも陰謀ができそうな喫茶店というのは、いつ頃東京からなくなったのかしら?
    (佐藤)バブル期でしょうね。喫茶店が地上げの対象になってなくなっていった。

    (佐藤)中略 ところでソ連時代のモスクワには喫茶店がほとんどありませんでした。
    あと、酒場や一杯飲み屋もほとんどなかった。
    とにかく喫茶店といっても大衆食堂型で、客に食わせたら、すぐ外に出してしまう。30分いられる喫茶店がないんです。
    スターリンが政策としてそういうふうにしたんです。

    (佐藤)中略 人間というのは環境に順応する力がすごく高いんです。
    ポイントは途中で保釈されないこと。保釈されると、娑婆に戻って他の人と話をすることで現実を取り戻す。しかし一切保釈なしで面会も認められず、取調官と裁判所のあの閉鎖空間の中に入ってしまうと、やっぱり独自の世界観ができて、迎合してしまう。

    (立花)佐藤さんがギリギリの所でこらえることができたのは、やっぱり読書体験があるからですか。一種の疑似体験というか。

    (佐藤)そうです。読書による疑似体験の力はものすごく強い。
    あの檻の中で耐えられたのは、ソ連崩壊の時にいろんな人間模様を見た経験と読書による疑似体験、その2つがあったおかげです。

    (立花)僕は、203高地の勝利で、日本人は悪いことを学習してしまったと思っているんです。
    殺されても殺されても、鉢巻き締めて、突撃していくわけですから、あれぐらい馬鹿げた戦法はない。
    乃木希典は日本を誤らせた最初の人間だと思う。バカの一つ覚えのような決死隊の突撃を繰り返させた乃木は部下の大量殺戮者ですよ。
    あの乃木を朝野をあげてほめたたえたところから、日本人の戦争観は狂ったものになってしまった。
    太平洋戦争末期にバンザイ突撃による玉砕戦法がくり返された愚も、みんなあの乃木のバカをほめたたえてそれを陸軍の伝統にしてしまった所から来ている。乃木は自分の過ちを知っていて、天皇の赤子を殺して申し訳ないという気持ちで明治天皇崩御の直後に自決したんです。

    (佐藤)中略 戦争にはその国の知力が結集されます。だから軍事にはその国の民族的な性格が表れる。そこが教養としての軍事モノの面白さの一つですね。

    (立花)中略 狂った政治思想はみなユートピア思想から生まれている。
    政治の基本は、ユートピアなんてものはないし、作ろうと思えば逆ユートピアを生むだけだったという歴史の現実を直視するレアリズムの認識から出発すべきです。

    (立花)中略 歴史は常に反復するということを教養として知っておくべきなんです。
    あの戦争を起こした右翼の連中が狂っていたように、戦後史においても連合赤軍のような極左過激派の思想や、オウム真理教のような宗教にまで、狂った思想がたびたびあらわれた。同時代の歴史だけを記憶していては、危険な歴史が反復しうることを見破れない。

    (立花)中略 あのころの右翼は、みな現体制をテロ、クーデターなどの強硬手段でぶっつぶす所までは真剣に考え、ある程度実行にも移したが、その後どうするかは真剣に考えていない。近代をつぶせば理想の天皇と結びついた古代理想国家が再生すると根拠もなく信じていた。
    一種のユートピア思想なんです。

    (立花)中略 人間にはもともと読書をする遺伝子は備わってはいない。
    実際、人類において書き言葉の歴史より話し言葉の歴史の方がはるかに長いんです。
    要するに、本の世界以前に、音声による伝承の世界がある。
    伝承文化が積み重なった結果として、文字文化が生まれるわけです。
    だから、文字を読む、本を読むための脳回路は親と教師が育てる必要があります。

    (立花)脳と読書・識字の相関は脳科学の世界では常識です。
    日本語の場合、平仮名があって、片仮名があって、漢字がある。
    それで音と文字と意味とがそれぞれ微妙にずれている。脳はこうしたずれがあればあるほど、その複雑さに順応するために高次の発達をとげるんです。
    だから日本人の脳はすごくいい脳になった。
    かつて日本語をローマ字にしてしまえとか、志賀直哉が「日本語を廃止して、フランス語を採用せよ」なんて言いましたが、とんでもない話です。

    (立花)中略 人間がどの言語世界で育ってどのような文字を読んでいるかで、脳が全然違ってくる、と今読んでいる
    「プルーストとイカ」(M・ウルフ著 インターシフト)という脳科学の本に書かれている。日本語で育つか、中国語で育つか、英語で育つかによって脳が変わってくる。

    「知」の世界への入場券
    (佐藤)立花さん、蔵書数はどれくらいあるんですか?
    (立花)地下一階、地上三階のビルを仕事場にしていますが、十年ほど前に数えた時には、約3万5千冊でした。
    (佐藤)ビルの外装がネコの顔になっている「ネコビル」ですね。
    (立花)ええ。舞台装置家の妹尾河童さんに描いてもらった。
    ネコビル近辺にも本の置き場があります。現在の正確な蔵書数はわかりませんが、十年で倍ぐらいになっているとして、7、8万冊でしょうか。佐藤さんはいかがですか?
    (佐藤)約1万5千冊です。最近、箱根に二番目の仕事場をつくり、思想・哲学系の本は都内の仕事場からそちらに移しました。
    立花さんは毎月、本代にはどれくらい費やしていますか?
    (立花)これも正確には把握していません。医学書や理系の専門書を大量に買うときは、50万円くらい使う時もありました。しかし、それほど高くない本なら、両手で持てる重さの限界が、だいたい3、4万円でしょう。月に4回それくらいの買い出しをするとして十数万円じゃないですか。
    (佐藤)私は約20万円です。サラリーマン(外交官)時代も月10万円が本代で消えていました。

    (この蔵書数、書籍代の話は異常で一般人には真似できない。池上彰氏もそうだが・・。書籍を置く場所の問題は切実だ。一般人はKindleなどの電子書籍で保有するのが良い)

    2021/11/14(日)記述

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    投稿日:2021.12.10

  • sunshine1234

    sunshine1234

    教養をつけたいのと立花隆の推薦に興味があり購入。実利的には佐藤優推薦の方が良いかも。少しずつ血肉にする。

    投稿日:2021.10.31

  • TAKAHIRO

    TAKAHIRO

    立花隆氏が亡くなったので、私が普段よくその著作を読む佐藤優氏の対談集をなんの気無しに読んで見た。
    立花氏の著作を読むのは、学生時代に読んだ「日本共産党の研究」以来だ。
    紹介された計400冊のうち読んだことあるのが8冊程度だった。気になる書籍は時間がある時にでも読んでみよう。お二人がすすめる書籍の購入には、転勤族で家も狭く荷物にもなり、少し抵抗があるので図書を利用するが…
    戦争もの、軍事ものが意外に数多く紹介されており、二人とも根は男の子なんだなと笑えた。


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    投稿日:2021.08.09

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