【感想】ハンター・キラー アメリカ空軍・遠隔操縦航空機パイロットの証言 (角川ebook nf)

T・マーク・マッカーリー中佐, ケヴィン・マウラー, 深澤誉子 / 角川ebook nf
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • モゲラ

    モゲラ

    実際の戦場に身を置かないことから一段低くみられがちであったRPAコミュニティが対テロ戦争を通じて米軍内での地位を向上させていく様子が、内部からの目でよく分かる。
    自衛隊でも各種の遠隔操縦航空機の導入が進むなか、我が国RPAコミュニティを確立していく際に参考になることがありそうに感じた。続きを読む

    投稿日:2022.05.03

  • kazzu008

    kazzu008

    米空軍内においてドローンパイロット(米軍の中ではドローンとは呼ばないらしいが)の立場が「落ちこぼれパイロット」から空軍においける最先端の立場に上がっていく様子がよく分かった。テロとの戦いにおいてドローンの重要性が向上していき、戦場において欠かせぬ戦力となった理由がよくわかる。ドローンはあくまでも操縦者が別の場所にいるだけの戦闘機なのだ。そこには人間としての感情が存在する。ミサイルを使ってテロリストを暗殺する際でも、高性能カメラで殺されるテロリストの「自分にミサイルが向かっていることに気付く驚愕の表情」までも最後まで見続けなければならないことに思い悩むパイロットたちの姿も赤裸々に描かれている。続きを読む

    投稿日:2018.06.18

  • konchan

    konchan

    遠隔操作機は戦争をゲーム化する、という論調があったが、どうもそうではないらしい。
    ・一方的に標的の命を奪う罪悪感
    ・高解像度カメラを使った攻撃後の残骸確認の残像が頭から消えない
    ・倫理的問題の有無にかかわらず、問題があると非難される兵器そのものに関わる事へのストレス

    理論的・倫理的に合っていることと、生身の人間としてシックリくることとのギャップが、物凄い勢いで広がっているなー
    続きを読む

    投稿日:2016.08.11

  • haru2012

    haru2012

    空軍パイロットが、無人遠隔操縦航空機プレデターの操縦士になり、追跡・ミサイル発射トレーニングを経て実戦、アフガン・パキスタン・イラク・東アフリカ。2004〜2012年、二軍扱いから、対テロ戦争の主役となるまで。

    コストパフォーマンス、機能と精度を考えれば、無人機の優位性は必然。国のため戦争に参加したい、テロリスト追跡・銃撃任務遂行、というのは、今の日本的感覚からは異次元ですが。
    続きを読む

    投稿日:2016.02.22

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