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小路幸也 / 集英社文庫 (26件のレビュー)
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総合評価:
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レモン
幽霊騒動に裕太と司書さんの恋、研人の受験の合否など相変わらずLOVEがたくさん詰まっている。宮内庁絡みのきな臭い案件も堀田家と周りの人々のLOVEで万事解決。解説にあるようにだんだん堀田家の親戚にな…ったような気分になってくる。今回は花陽の啖呵、カッコ良かった!いつもクールな亜美さんが怖がりなのも可愛い。青のちょっとした小芝居も結果的に解決したので良かった。毎回同じ構成なのに飽きることなく、むしろ安心感が増して登場人物をどんどん好きになっていく。このまま終わってほしくないなぁ。続きを読む
投稿日:2024.01.16
のん
このレビューはネタバレを含みます
☆4 シリーズ第10弾 「東京バンドワゴン」シリーズは、1巻で季節ひと巡り分のお話が描かれていますが、今作でも様々な出来事があった1年だったなぁと…。 そして長く続いているシリーズだからこその、新しい出会いもあれば悲しいお別れもありました。 今作では、今まであまり詳しい様子が出てこなかった堀田家の年末年始の過ごし方も知ることができて楽しく読ませていただきました❁⃘*.゚ 次は花陽の受験ですね!(今作の研人の受験でも、どうなることかとドキドキしながら読み進めました) 引き続きシリーズを読み進めていきたいと思います。
投稿日:2023.05.30
hs19501112
人気シリーズ第10弾。 【夏 猫も杓子も八百万】 施設の先生の愛情と、猫ちゃん達とのお別れ。 誤ちは誰でも犯すものだけれど、それを認めてしっかりとケジメをつけてから前へと進む・・・、こういうことを…ちゃんとできる大人が周囲にいるというだけでも、「どうしようも無い大人」が減っておくことに繋がるのだろうにな・・・。 高校時代、物心ついた頃からずっと一緒に暮らした愛猫とのお別れを思い出した。 そう、猫は死期を悟ると飼い主の前から姿を消すもの。 「(よぼよぼになった)ブチが居ない!」と大騒ぎして探し出して、足腰立たなくなった愛猫を 2〜3時間見守り、看取った・・・のは果たして本人(本猫)にとってはどうなのだろう?自己満足の人間のエゴだったのかも? と、20年以上経っても半分悔やみ続けている。 【秋 本に引かれて同じ舟】 裕太くんの恋?と、おせっかいな古き“ご近所さん”の話。 シリーズ中で最も好きな「マイ・ブルー・ヘブン」から“十郎さん”の名前が再び登場。勘一じいちゃんの勇姿が思い出され、再読したくなってしまった。 【冬 男の美学にはないちもんめ】 連作短編集であるこのシリーズで、2冊に一編ずつくらいの割合で挟まってくる、ちょっぴりきな臭いおハナシ。堀田家の秘密に関わるあれこれ。 シリーズ10冊目ともなったが、いまだ読者には何が何だかさっぱり分からず。 「新宿鮫」でも同じような構図がシリーズ通して描かれているが、いやはやコレの行方を追うのも、東京バンドワゴンシリーズの楽しみの一つ♫ 【春 ヒア・カムズ・ザ・サン】 表題作。 電車で落涙…このシリーズ読んでると、毎回必ず一回は泣かされるってわっかてるのに、「そろそろヤバいかな」と思い始めるタイミングはいつも「時すでに遅し」。 電車だろうが家族の前だろうが「ここで読むのをやめられるかい!」ってなってしまう。 夏樹の会社の矢野社長、あっぱれ! そして「桜が一つ散ってしまった」から始まった今編、いったいどうなることかと思いながら読み進めていたら… 花陽ちゃん、よく言った! 思わず読了後すぐに、「ヒア・カムズ・ザ・サン」の歌詞を検索してしまった。 文句無しの★5つ、10ポイント 2022.08.05.新 だいぶ前に亀梨和也主演で連ドラ化されてたこのシリーズ、レンタル店梯子しても見つけられないんだよね。。。。画面の中で躍動する堀田家の面々、是非観てみたいのだけれど。 初の映像化当時よりだいぶエピソードも溜まったことだし、ここいらでキャストも新たにリメイク連ドラ作ってくれないかしら? 十郎やマリアの話もいくつか入れて・・ 2クールくらいで放映して・・・ で、(昨今のよくあるパターンで)最終回直後に、「劇場版東京バンドワゴン 次春公開♫」なんて告知が打ち出される♫ ※劇場版はもちろん、番外編の「マイ・ブルー・ヘブン」で✌︎('ω'✌︎ )続きを読む
投稿日:2022.08.03
taro & kotetsu
いつものように季節ごとの4編。シリーズの他の巻と同様に、短編は独立して成り立っているが、この底流にあるちょつとした問題がバトンのように受け継がれて最後のタイトル編に繋がっていく。全てが計画的に解決して…いくものではない日常生活の実態を見事に連作小説に取り込んでいる。冬編では堀田家の正月模様が描かれ、遠い思い出となった自分自身の体験と重ね合わせて感慨に耽った。最後のタイトル編は、色んなことが温かく収斂していく。続きを読む
投稿日:2021.06.16
にこ
シリーズ10作目にもなると自分も身内のような気分になってしまい、全然泣くようなとこじゃないのに何回もうるうるきてしまった。
投稿日:2021.03.02
Bookrium
受験や入園といったイベントを通して、子供たちの成長を感じながら親の目線で読んでしまいました。 研人君はなかなかいい男になってきたし、かんなちゃんと鈴花ちゃんは毎日の生活の中で健やかな可愛さを振りまいて…くれますが、なんと言っても最後の花陽ちゃんの啖呵に痺れました。元々真っ直ぐな娘でしたが、今回の活躍によってしっかり者揃いの堀田家の女性陣の一角を堂々と占める存在になった印象です。 次作はそろそろ大学受験のはずなので、無事に医学部に合格できるよう頑張って欲しいです。続きを読む
投稿日:2020.11.14
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