【感想】シモネッタのどこまでいっても男と女

田丸公美子 / 講談社文庫
(3件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • ぽんた

    ぽんた

    これまでの田丸さんの書とは全く色の違う、田丸さん自身をよりよく知ることが出来る1冊でした。

    前半は、田丸さんご家族が歩んできた人生の波瀾万丈さが、まるでドキュメンタリー映画を観ているかのように毒舌やウィットに富んだジョークとともに綴られていて、はらはらどきどきしながら読み進めました。

    ご両親(義理の両親含む)が経験した戦争の話は、特に印象に残っています。歴史の教科書とこの本を読むのとでは、わたしは後者の方がより自分ごととして戦争を考えられると思います。8/6に川で遊ぼうとして何かに足を掴まれた話は今思い出しても背筋が寒くなります。

    後半は、個性豊かなイタリア人とのお話。
    情熱的なイタリア人とのエピソードはどれも人間味があり、人生を謳歌してるという言葉がぴったり。

    また時間をおいて再読したいと思います。

    続きを読む

    投稿日:2022.12.03

  • wordworm

    wordworm

    名通訳は名エッセイストでもある、という確信をまた深めた本。
    破天荒で前向きでエネルギーに満ち溢れた田丸さんの、鋭く温かくユーモアに溢れた見方が本当に好き。
    ご両親や祖父母の思い出話は、歴史の記録という意味でも貴重なものと思う。続きを読む

    投稿日:2019.11.11

  • 講談社文庫

    講談社文庫

    夫や家族のことを赤裸々に綴った爆笑・お蔵出しエッセイ

    子が独立した後、拠りどころとなるのは結局、夫婦だけ。今まで秘してきた〝博徒の夫〟や家族のこと、イタリア男たちを語ったお蔵出しエッセイ。イタリア語会議通訳にして名エッセイストによる抱腹絶倒の人生劇場。続きを読む

    投稿日:2017.04.20

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