【感想】天皇125代と日本の歴史

山本博文 / 光文社新書
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • Aki@全国通訳案内士

    Aki@全国通訳案内士

    神話の時代の初代・神武天皇から125代・上皇陛下までの歴代天皇の系統を日本史の出来事と並行して説明した本。歴史上の出来事を天皇を中心に見ることによって、今まで知らなかった側面を知ることができてとても興味深い。明治以降の天皇について何となく聞いていた俗説についても実際はこうだったということが書かれていて面白い。山本博文先生の本は読みやすくてわかりやすいですね。続きを読む

    投稿日:2022.01.08

  • takeshi3017

    takeshi3017

    題名の通り、初代神武天皇から今上天皇に至るまで125代の天皇についてその事績を詳述した本。日本人のメンタリティの中には国家の永続性というものに対するある「心」があると作者はいう。太平洋戦争や東日本大震災など多くの災難に見舞われてもその心は一層明らかになる。それは決して教えられたものでもない。自覚もほとんどない。しかし意識しているかどうかにかかわらず国家の永続性を信じているのである。それをもたらしたのが天皇という存在なのである。詳細→
    http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou27802.html
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    投稿日:2021.12.20

  • ブクログスタッフ

    ブクログスタッフ

    仁徳天皇をはじめ歴代の天皇の歴史を紐解く一冊
    百舌鳥古墳群には仁徳天皇のみならず応神天皇、履中天皇などの陵も。
    ぜひ歴史を紐解きましょう。

    投稿日:2019.08.29

  • QAZ

    QAZ

    改元に際して、読んでみました。
    角川のマンガ『日本の歴史』を監修している山本氏の著書なので、平安時代などはマンガと連動させた読み方が出来つつ、太上天皇が「上皇」、摂政と関白の違いなど天皇制度にかかわる様々な事を学ぶことができました。

    神代~古墳・飛鳥時代~奈良~平安初期時代までは天皇が統治者であり執政権力者であったものが、平安中期から摂関政治が始まり執政権力者としての絶対性が崩れ、鎌倉~室町時代は執政権力は武士に移り、戦国~安土・桃山時代にはむしろ守られる「象徴」となり存在感が大分薄れてきて、江戸時代になるとさらに存在感が薄くなっていく変遷が、確かに自分の中の”存在感”と一致していると感じられ、その実情を各天皇ごとに知れたので、とても興味深く読み続ける事ができた。

    そして江戸末期の王政復古を経て、明治天皇で国民に対してカリスマ性を有する近代天皇モデルが完成し、昭和天皇の生涯は激動の時代というのもあり、細やかに記載されていたのでとても興味深いものでした。
    そして、昭和天皇の後を受けた上皇陛下への言及もあり、「令和」は今上天皇の下、やはり平和な時代であって欲しいと願わずにはおれません。
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    投稿日:2019.05.11

  • masanori83

    masanori83

    このレビューはネタバレを含みます

    近世史の先生が描く神話から今上までの歴代天皇について。今上陛下の生前退位関連本だと思ったが、歴代の要点がまとめられて分かりやすい。個人的に飛鳥~室町はなじみ深いが、江戸時代中期以降は影が薄いのでよく理解できた。後水尾院の皇子は何代も兄弟で継承しておられるのは驚き。あとは昭和天皇についてもう少し知りたいと思った。

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    投稿日:2017.05.20

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