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橋本陽介 / 講談社選書メチエ (14件のレビュー)
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餼羊軒
■細目次 https://gyazo.com/fa098f277bc37c9a33f211b51c377a70 https://gyazo.com/0269bdc488ca9b80e8a6dd0144…0d61f0 https://gyazo.com/5a05c1c94f14836e86a6106b0186488f続きを読む
投稿日:2024.03.03
カドニム
「第一部 理論編」では平易な言葉を用いて、物語論が生まれた経緯とその理論についての概説がされている。 「第二部 分析編」では外国文学やアニメ、映画といった多様な作品に対して、物語論の理論を用いた分析…をしている。 前半の理論編は物語論の全体像を概観するのとができ、専門書へ踏み込む前の導入として優れていると思う。 後半の分析編では、文学作品に限らず人間が生みだしたものは基本的に物語として分析できることを示している。 本文引用 p258「物語論では、作者の意図が無視されているとよく言われる。しかしこれは誤解である。構造主義時代の物語論でも、無視されたのは『完全に作品を決定できる存在』としての作者である。作者の意図なるものを解読し、作り出すのは読者の側だと考えたのであって、まったく無視したのではない。」 p268「思うに物語というのは、人間の観念による構築物である。現実は物語的に把握され、物語は把握され、物語は把握された現実のように表象される。換言すれば、それは現実認識を抽象化し、普遍化したものである。現実は私たちの感情に作用するが、物語よ読み手の感情に作用する。それも、抽象化され、普遍化されている分、時には現実以上の作用をおよぼすのである。」続きを読む
投稿日:2023.08.26
ぼ
叙述のスピード(物語の時間)を決める要素として何があるか、またそれによってリアリティや臨場感がどのように変化するか、などが実例込みで説明されている。 この分類手法を使うと読者に対してこんな影響をこれく…らい与えられる、という情報がたっぷり出てくるのを期待して後半の分析編を読んたが、あまりなかった印象。続きを読む
投稿日:2021.04.30
O
読み終わった。 物語論にはもともと興味を持っており、大塚英志『ストーリーメーカー』でちゃんと触れた。今度は創作応用が前提ではない、普通の研究書・入門書としての物語論を読もうと思った。 はじめは橋本陽介…『ナラトロジー入門』を読もうとしたが、何かの授業の参考書に指定されていたようで、図書館でなかなか借りられなかった。そんな中近くの公共図書館に行ったら、同じ作者が選書で物語論の入門書を書いていたので、この本を読む運びとなった。 やっぱり物語論は面白い。 普段何気なく触れている物語たちを分解するのは楽しいね。続きを読む
投稿日:2021.01.12
University of the Ryukyus Library
琉球大学附属図書館OPAC http://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23428063
投稿日:2020.08.28
cangben
このレビューはネタバレを含みます
本書は物語論(ナラトロジー)を紹介する本である。物語論とは、小説や映画などの文芸作品を読解する手法の一つで、内容よりも形式を重視し、物語の設計図を解き明かそうとすることに特徴がある。大学入試現代文の小説の読解方法に似ている、いや、私自身が習った方法が物語論に依拠している部分があるのかもしれないと感じた。テキストの文法や叙述の仕方に忠実に読解を進める点で、汎用性が高く機械的に適用するのにも向いている。だから、受験勉強にも有用だろう。高校時代に読みたかった・・・。
投稿日:2020.03.12
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