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川上 浩司 / しごとのわ (14件のレビュー)
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総合評価:
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しんご
世の中が進化して、どんどん便利になっていく中で失われていった(?)わくわくドキドキ感を思い出させてくれた。今でも敢えて「不便」を取り入れる事は可能。ちょっとだけ、発想を変えてみたくなった。
投稿日:2023.02.19
ちぃ
丁寧な暮らし系かと思いきや人間工学的な本でした。不便益をとりいれることでリハビリや高齢者の衰えが防止されたり脳が活性化したり人間て面白いなぁ。
投稿日:2022.10.23
奥山
このレビューはネタバレを含みます
先日、帰り道の急坂でドーナツ型の小さい窪みを見つけそれを避けながら歩いた。その時僕が酔っていたからという理由もあるが、感覚的には、その模様があったから、それを避けて歩いたのだ。 これはこの本の中に書いてあった「仕掛学」という学問に分類される。仕掛学とは、「人を〇〇させるには、□□させれば良い」という人間の慣性を利用した、人の行動を直接的ではない形で誘導するという学問だ。例えば、駐車場で白い線が等間隔に引かれてあると、人は無意識にその線に沿って車を停める。男性用のトイレで◎のマークがあるとそこを狙ってしまうなど。自分がとった行動は、誰かが考えた誘導という環境によって支配されているのかもしれないなとこの本を読んで思った。 紙の辞書は電子辞書と比べて不便ではあるが、言葉を調べるという過程の中に連続性があるので、気づきを与えられる。不便であることは、気づきや出会いの機会を増やし、役に立つ。
投稿日:2021.10.12
kkc06173
BOOKOFFで立ち読みした際に、”まえがき”で「ごめんなさい、長いタイトルをつけてしまいました。これには理由があるのです」と、つらつら読み進めていくうちに、ついつい買ってしまった本です。 本書でわか…りやすいなと思ったのは、自動化による弊害。つまりブラックボックス化されてしまっている事柄で、順調の時はいいけれど、何かあったときには修理等ができず、ちょっとした故障が大事に至ることもある、というもの。 世の中、便利・効率だけでなく、「不便益」によって、益が生じる場合もあるんだよ、という主張です。楽じゃないけど、楽しいこともある、ということも確かにある と感じます。 工学系の研究者の著者なので、その研究内容や考え方について書かれている本ですが、昔、会社のお偉いさんがいる飲み会(別名、社内接待ともいう)の時の台詞を思い出してしまった。営業マンの中から、誰を営業所長や支店長にするか、という話の中で「アイツはバカなんだけどな、かわいいんだよ」という衝撃のコメント。いや、実力で選んだれよ!と心の中で突っ込みながら、はは、そんなもんかもしれませんよね、とビールを注いだ瞬間がふと出てきて、このご時世ではあまりないかもしれないけれど、”手がかかるモノほど愛着が湧く”ではありませんが、人間関係にも(そんなこともあるかもなぁーと思っていたことを思い出し、不便なものの中に「益」があるかもしれない、と考えさせられた本でした。続きを読む
投稿日:2021.07.04
e1416
電子書籍より紙の本がいい、とか、最短距離で到着するより回り道しながら散歩したい、とか、手間を掛けるのが好きな人には面白い本。
投稿日:2021.02.09
Sadahiro Kitagawa
いつも調子良く走るように日々自分でエンジンを手入れをしながら車に乗ったり、ちょっとでもいい音質で聴けるように工夫をしながらレコードを聴くということがなくなった。 「必要悪」といわれるようなものはテクノ…ロジーの力でどんどん排除していくことが可能になった。 でもそういう必要悪の中にこそ存在すら価値というものもある。ぼくの場合は、携帯電話がなくて国際電話が何万円もしていた頃の海外旅行だ。 ああいう豊かな時間はもう何十年も過ごしていない。また電話を持たずに何ヶ月も海外に行きたくなってきた。 続きを読む
投稿日:2020.08.03
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