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トルストイ, 米川正夫 / 岩波文庫 (48件のレビュー)
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syuulou
死へ望むしかない状況で、生とは何かを考え、自分の答えを出していく。その姿勢、それに対する周囲の姿勢が描写される。取り巻く環境は様々ある中で、一人で考えていくのだ。自分として「これから何を考えるのだろう…か」と考えるきっかけとなる本。続きを読む
投稿日:2024.01.21
t4learning
クリスマス本読み2冊目。トルストイの後期の作品で、重い。死ってこういう風に訪れて、死を直前にした人間の心の様がありありと描かれている。死を迎えるハイステータスの男の生き方と、典型的?なロシアの農民(百…姓と表現されているのだな)の素朴な生き方が所々で交錯し、トルストイの晩年の生き方が反映されているのだ。続きを読む
投稿日:2023.12.25
katoetu
今も昔も変わらない。富、幸せ、人生の転落。死にたくない!との思いから最後の光の差す方へ行く境地までの道のりの長いこと! 人間は何のために生きて死ぬのか?
投稿日:2023.05.16
馬場豊
金持ちで地位の高いイワンイリイッチが死ぬまでの過程を描いた話。 序盤は退屈だったけど、後半からはイワンイリイッチの心理描写にのめり込めて面白かった。 別に心の中では悪い事しようとしてる訳じゃないのに、…周りの家族から蔑まれるのが辛いね。最後の力が出なくて「許してくれ」って言えないシーンが悲しい。 最後は死の恐怖を克服し、幸せな気分で消える事が出来て良かった。 あとイライラとかだんだんとかの単語を、「むらむら」って表現するのがちょっと気になった。 主人公は今までの人生振り返り、歳をとるにつれ、加速度的に辛くなる事に気が付いた。そこそこ楽しいと感じていたこれまでの人生だけど、振り返ってみると、無意味で穢らわしいものに思えて来るらしい。 自分は死ぬ間際に、これまでの人生を振り返ってどう思うのだろうか? 後悔しないように海外行ったり色んなバイトするようにしてるけど、最近はそれがなんなんだ?って気持ちになる。海外行けば目新しい感じになって人間的に成長した気はするけど、結局帰ってこれば特に何も変わってない。変わってた所でも別にそれがなんなんだ?とはなる。 続きを読む
投稿日:2023.04.25
ぱんだ男
病気のうちの孤独をおぞましいほど描いている。イワン・イリッチの心うちがよく分かる9章が特に心に残った。 奥さんをあまり大切にしていない以外は順調だった分、なぜ自分が精神的に孤独に死なないといけないのか…に煩悶する彼の姿は、今にも私自身もそうなりそうなようで共感できる。そのなかで人間誰しも死ぬということを隠さないゲラーシムは救いだったろう。続きを読む
投稿日:2022.12.19
kamichof
こんな時だからロシア人の作家の本を。 100ページ程度なので読むのに時間はかからないが、それだけにうっかりするとスルスルと読んで引っ掛かりを逃してしまいそうになる。おそらくアンナカレーニナ、戦争と平和…など他の作品の流れの中で読み込むことが必要な作品なのだろう。続きを読む
投稿日:2022.03.06
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