【感想】機動戦士ガンダム THE ORIGIN(24)

安彦良和, 矢立肇, 富野由悠季, 大河原邦男 / 角川コミックス・エース
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
7
5
3
1
0
  • まだまだあった!知りたかった『ORIGIN』前後日譚。

    1年戦争の前後を描いたスピンオフ的な短編集です。
    内容は23巻までの本編とは違ってコミカル要素たっぷり!
    どんな作品を読んでもその後主人公がどうなったか知りたいというのは読者の心情で
    この24巻はそれを見事に体現してくれてます!

    ・キャスバル0057
    キャスバルの出生時が描かれています。
    ちっちゃい頃のハモンさんやザビ家が出てくるなど豪華な布陣!
    中でもドズルの時代遅れの不良姿や眼光鋭いチビキシリアは見もの!
    ハモンさんは一年戦争時では色気たっぷりですけど、子供のころはボーイッシュだったのは驚き!。
    男の子すぎてハモンさんだとは気づかなかった・・・。

    ・アルテイシア0083
    セイラさんの元を訪れるカイの話です。
    ジオン再興のためアルテイシアを連れ去ろうとする話がメインですけど、
    僕はカイが自分の道を決断するのがメインだと思います。
    それも決断するきっかけがオデッサで亡くなったミハルの妹弟(ジルとミリー)というのは運命ですね。
    オデッサ編では最後まで気になっていたんですけど、
    まさかここで出てくるとは!
    セイラさんは美しさに磨きがかかり、まぶしすぎます!!!

    ・アムロ0082
    ハヤトがアムロにフラウとの結婚の話をするなど内容はちょっとシリアスなのに、
    “ある機体が鳥取砂丘に立つ”ことで全部持っていかれました・・・。
    もう、ハヤトの話を覚えている読者はいません。
    ダシに使われるのは戦争後も同じなのね・・・。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.24

  • 素晴らしい後日談エピソード集

    戦後のセイラさんとカイのエピソード、セイラさんのラストでの言葉でカイと同じく泣きました。ファーストガンダムのTVシリーズでも、劇場版でも、THE ORIGIN本編でもずーっと頭の隅に引っかかっていた気がかりを一気に解決してくれた。ああ、忘れたり放ったらかしにしてなかったんだ、と胸が熱くなりました。聞けば安彦氏もこのくだりを描きながら泣いたとか。これを読めてよかった。
    さらに安彦氏がもう一つ得意としている日本古代史シリーズもある意味半ば強引にくっつけたエピソードもあって、両方読んでるとニヤリとできます。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.26

  • 素晴らしいファンサービス

    マ・クベというキャラは16巻でも分かる様に、ガンダムという作品の中でも独特の哲学を持っているキャラですが、これがまさか本巻に効いてくるとは思いませんでしたね。
    癖はあるが一本筋の通った男、死してなお現世に影響をあたえるのは、彼の哲学が本物だったという事でしょうか。
    好きだなぁ、マ・クベ。

    一年戦争の主役達の前後を埋める楽しい作品。
    続きを読む

    投稿日:2017.03.26

  • ハヤト純情・・・アムロの想い

     ファーストガンダムの前後日譚の小話としてとても素敵なお話です。
     Z以降の前日譚としてハヤトの話やアムロの想いを読むと、ちょっと悲しくなってしまいます。
    ハヤトの純情は、かなわないライバルをもってしまった男の胸に突き刺さります。 そこまでしても守りたいものは私にも・・・あった・・・のかなぁ。
    アムロのサイド7への想いも・・・。みんなまだ希望をもっていた時代のお話でした。 
    余談:表示の浴衣を着たアムロが持っているビールは、ベイスターズマークか?
    続きを読む

    投稿日:2017.09.06

  • 蛇足

    セイラ&カイの話はともかく、他のは蛇足かなぁ。
    Zでフラゥが「まだセイラさんの事が好きなの?」って言ってたから、それ絡みの話を期待したんだけど。

    投稿日:2017.10.13

ブクログレビュー

"powered by"

  • マンガタリ編集部

    マンガタリ編集部

    「一年戦争」の前後、描かれなかったいろんなシーン。
    ファーストガンダムからZガンダムまでを思い出しつつ、
    懐かしくも新しい感覚で読みました。
    アニメーションでも観たいような気がしますが、
    もう、ほんとの意味での「オリジン」にはなり得ないんですよね。
    それを思うとまた哀しいです。
    続きを読む

    投稿日:2019.05.31

  • ナンセンス山野

    ナンセンス山野

    オリジナルで描かれていない部分が読める、そこがオリジンの良さの一つだと思いますが、この24巻はモロにそこ。

    ガンダム好きだけどオリジン読んだこと無い人に、むしろこの巻をまず読んでもらっても良いナリ。


    ガンダム好きの為のガンダム。

    むしろ安彦さんに言いたい、オリジン書いてくれて、サンキュー!!!!!
    続きを読む

    投稿日:2017.08.26

  • reinou

    reinou

    このレビューはネタバレを含みます

    正直、描かなくても…という気がしないではない。まあ、でも、アムロが不遇(シャアとセイラばっかりで嫌だ)だったG.ORIGINで、ようやく彼にスポットが当たった感じ。また、全編に流れるコメディ・チックな乗りも悪くない。PS.カイのジャーナリスト設定は、Ζが先で、スピンオフ・マンガが初出ではなかったように思うが…。もしそうなら、編集段階で気を配るべき。その他の安彦氏の1st.関連の重要な指摘、現代に繋がる問題意識までが台無しになってしまう。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2017.01.23

  • せるげい

    せるげい

    いちばん素敵なエピソードはセイラさんのくだり。

    なぜジオン共和国へ帰らないのか、いや、帰れないのか。

    それはセイラさんだから。

    投稿日:2016.08.14

  • danner

    danner

    たまらん。確立した世界に筆を加え、それが蛇足ではなく、より精緻になる。作品にいつまでも筆を加えるダヴィンチのよう。

    投稿日:2015.07.25

  • ゴンチャロフ

    ゴンチャロフ

    完結した安彦良和オリジナル『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の特別編。サイド7潜入前夜、シャァ誕生、そして後日談2話の全4話。まあ、番外編エピソードということで各話の安彦さんへのショートインタビューとともにお楽しみください。続きを読む

    投稿日:2015.07.12

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。