日本人 失格

田村淳 / 集英社新書
(12件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • 黒飴かりんとう

    黒飴かりんとう

    このレビューはネタバレを含みます

     周囲と違う言動をすると非難され炎上し、足を引っ張られる現代日本。そんな息苦しい世の中に抗い、”異端児”と呼ばれつつも自由に活動の場を広げる著者が、自身の半生を振り返りつつ、日本という国や社会の在り方、仕事、人間関係について率直に綴った初の自分史であり、日本人論。

     面白かったです。

     2020年現在「芸人界の異端児」と言われて思い浮かぶ人と言えば、キングコングの西野さんやオリエンタルラジオの中田さんが代表的ですが、確かに淳さんも昔からバンド活動やアイドルプロデュースなど規格外の活動を色々していたな…とこの本を読んで思い出しました。
     淳さんの経歴をよくよく見てみれば、西野さんや中田さんと遜色ない位「芸人」と言う職業のイメージとは違う事をやっているにも拘らず、お二人程の「異端児」イメージがないのは単にTVという現場を退いたか、残っているかの違いなのかも知れませんね。
     なにしろロンドンブーツ1号2号と言えば、21年続く人気バラエティ番組「ロンドンハーツ」のMCですから、どんなに規格外の活動をしてもやはり「TVに籍を置いている人」という感じがします。

     それでも、西野さんや中田さんが芸人としての活躍の場をTV以外の場所に求め始めていたのと同時期に、淳さんもまた「TV”だけじゃない”活動」を実践されていたんだな。こういうのって世代の問題じゃないんだな。と思いました。


     淳さん曰くこの本は、皆と違う意見を言ったり行動をしたりすると批判される息苦しい世の中で、比較的周囲の目を気にせずやりたい事をやって楽しく生きているというご自身の日常を通して「こんな風に考えればもっと楽に生きていけるんじゃないかな?」というヒントを提案できたらいいな…というものなのだそうです。

     この本が出版された2017年では珍しい、異端の意見だったのかも知れませんが、2020年の今読むととてもうなづける内容です。今、若者に支持されているビジネスマン系カリスマの方々が言っているのと近い事が書いてある印象でした。
     例えば、「個を大切にする」「”知識”より”知恵”が大事」「セルフプロデュースについて」「やりたい事をやろう」みたいな感じ…。私もここ数年その手の本やビジネス系YouTuberの動画を見てきたので内容を受け入れやすく、すんなり読めました。

     淳さんの本の感想でこう何度もこのお二人の名前を出すのもなんですが、西野さんの「魔法のコンパス」や中田さんの「天才の証明」が面白かった人は、「わかるわかる~!」と思いながら読めるのではないでしょうか。

     また、本書のカバー折り返し部分に「初の自分史」とある通り、生い立ちや仕事への姿勢、社会問題に対する考え方まで「田村 淳」という人物の内面がぎっしり詰まっているので、単純に淳さんについて知りたい人にもとても良い本だと思います。

     なんだかもう少ししっかり本の内容の感想を書きたかったのですが、読み終わったのが結構前で忘れている部分も多く、取り急ぎの感想文なのでこれで終わりです、すみません。
     また今度、もう少しちゃんと書き直します。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2020.11.23

  • mm

    mm

    同じことを考えている人がいる…!
    と、烏滸がましくも思ってしまいました。
    共感の嵐で、ときには思い込みを引っぺがしてくれて…、なんだか興奮してしまいました…。
    ストレートな言い方もいいなぁ。

    小さい頃から
    「なんで勝手に決められてて、そうしないといけないの?」
    「なんで得意なことやったらいけないの?」
    「なんで1人はいけないの?1人が好きなのに」
    「いちいち口挟んできてうるせえな」
    などなどモヤモヤしがちなやつでした。今もですが。
    不登校児だったので特に日本の教育にはうんざりで「学校なんか無理に行かなくていいよ…」と言ってしまいたい気持ちもあったり。
    『いじめが原因じゃないなら行かない理由とは認めません。我慢して行けないやつは一生ダメ』みたいなものをヒシヒシと感じていました。
    これってどうなの?と思ってしまう私も日本人失格でしょうね。

     私は淳さんのようにこの性質性格と上手く付き合えずにいて…精神的に潰れてしまったり今も疲れてしまうことが多いです。
    人目を気にする『いい子ちゃん』のところも多分にありますし、両親の影響からもなかなか抜け出せず…。
    付き合い方のヒントを教えてもらった感じです。
    私も素直に楽しく生きられるように変わりたい。
    続きを読む

    投稿日:2020.10.25

  • takeyabu

    takeyabu

    いや、書いてあることはおおむね共感なんだけど、文体というか、文章の書き方がなんかなーもう少し普通に書けばいいのに

    P151 ほかにもライフスタイルの面で言えば、高いお金を払って贅沢な食事をすることが本当に豊かなことなんだろうかとか、都会に住まないと時代に置いて行かれるとか、みんなとSNSでつながってないと不安だし、はじかれるんじゃないかとか、今までの価値観を疑ってみたり、新しい考えを積極的に取り入れていかない限り、今後、日本人はもっともっとストレスを抱え込み、疲れていっちゃうんじゃないかと思うんだけど。続きを読む

    投稿日:2020.06.15

  • rnob

    rnob

    田村淳が自分の価値観、思想やそれに至った経緯を徒然に語る。
    正直で赤裸々な感じはあるが、論拠や思想の浅薄さは否めない。

    自分は小さい頃から目立つのが好きで女子からモテたくて、
    その目標のために自分を客観視して、合理的に最適な方法を選んできた。
    一方で今の日本人は自分の確固たる価値観を持たず、他人と同調しすぎである。
    その同調圧力や予定調和的な物事、特に最近の地上波のテレビ番組に対して生きづらさを感じている。
    続きを読む

    投稿日:2018.11.23

  • 仁友佳

    仁友佳

    最近TVで見ないと思ったら、こんなこと考えていたんですね。淳さん。
    私は好感・共感しました。頭の中の悪魔と天使の議論がスゴイ。賢いんだな~。
    最後の「いちど、日本つぶれちまえw」って感じですね。ほんと続きを読む

    投稿日:2018.02.18

  • chokusuna

    chokusuna

    ”今いる場所がしんどければ一旦離れるべき。執着する必要はない。離れたところから見て何かが見えてくるかもしれない。/最澄の「一隅を照らす」の解釈、自分が何者であるかを知り、譲れない核をはっきりさせ、個を認識し、個を磨くことでやりたいこと、やれること、やらなければならないことが見えて、それらに必死こいて取り組むことで一隅を照らす、と。/自分が何をしている時に楽しいか思い出せばいい。才能と好きなことは近くにあるように思う。/”為末大氏にこっちの道もあればあっちの道もあると示すことのできた指導者のエピソード。/巨大な怒り玉を持っているがために、どうしてもネガティブな考え方や行動しか取れない人は無理やりにでも捨てろ、そう考えた方が楽になる。続きを読む

    投稿日:2017.06.05

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