ジョイ・インク 役職も部署もない全員主役のマネジメント

リチャード・シェリダン, 原田騎郎, 安井力, 吉羽龍太郎, 永瀬美穂, 川口恭伸 / 翔泳社
(17件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
6
7
3
0
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • moke039

    moke039

    エクストリームプログラミングのラクティスをうまく活用し、顧客と開発者に喜びを実現できている。

    人の成長スキルアップ(=スケールアップ)は容易ではない。
    ペアプロをすることでスキルアップを助けるとともに、チームの人数拡大(=スケールアウト)ができる。
    開発者はテーマから離れること(=スケールイン)でドメイン知識を忘れてしまう(スケールダウン)が、
    自動テストを整備しておくことで、専任者がいなくなってもフォロー可能になる。
    これによって変化の激しいビジネス環境に柔軟に対応できる。
    エクストリームプログラミングの重要性を改めて認識した。

    見積もりをコミットにして、見積もった人にやりきるのがプロの仕事だと迫っているようじゃ、見積もりの水増しが横行するだけだし、いつまでたっても開発に必要なデータが得られず、正確な計画が立てられない。
    だから、開発者は懸命に取り組んだがうまくいかなかったことを報告し、その結果に応じて次の計画をどうするか顧客と一緒に考える。

    すべてがおとぎ話のようにうまくいったように描かれているが、実際の取り組みは苦難の連続だったようだ。そしていまだに、多くの組織に共通の問題に対して明確な答えを出せずにいる部分もある。そんな中でもなんとか成果を果たし、喜びに支えられているようだ。

    筆者のような高みにはたどり着けないかもしれないが、こんな経験を読み返し、なんども聞かせてもらいながら、同じような高みを目指して喜びに変えていきたい。
    そんな清々しいモチベーションを感じさせる、まとめ、エピローグが素晴らしかった。
    続きを読む

    投稿日:2020.11.08

  • mikuriya

    mikuriya

    日本でいうサイボウズやソニックガーデンがそうなのかな?アメリカ・メンローイノベーションズ社のカルチャーと開発手法を紹介している。
    スクラムやXPをベースに少しずつフィットする形に変えていったのが分かる。喜びや幸せという言葉はスクラムでも使われる。小恥ずかしい言葉だけど、私は好きだ。


    ■メンロー社からの問いかけ
    喜びに溢れる意図を持った文化とは何か?
    どうすれば壊れた文化を作り替え、喜びにたどり着けるか?
    そうした試みをしながらも利益を出せるのか?

    ■新しい手法による新しい報酬
    ・プロダクトがちゃんと動き、期日通りに出荷して、トラブルも起きない
    ・こちらの提案を対象ユーザーが楽しんで使ってくれる
    ・組織図上の単なる部署ではなく、本当のチームに所属できる
    ・毎日何かしら新しい学びがある
    ・長い休暇を簡単に取れ、休暇中に呼び戻される心配もない
    ・仕事の成果を誇れる
    ・継続可能なやり方で、繰り返し高品質な成果を得られる

    ■メンローの特徴的なプラクティス
    ・階層がない組織:上司はいない、リーダーがいる。
    ・ペアプロ:常に2人1組で作業する。
    ・計画折り紙:計画シート上に見積もり時間サイズのタスクカードを載せていく。
    ・ショウ&テル:2週間ごとに進捗と状況を報告する顧客との合同イベント。
    ・デイリースタンドアップミーティング:毎朝10時に行う全員参加の民主的会議。

    ■メンローでは非生産的で喜びのない会議を撲滅した
    ルール、官僚主義、階層を予測可能な儀式とストーリーテリングをするイベントに置き換えた。会社にありがちな官僚主義では、ルールによって情報共有と判断力を制限する。超えられない境界を作り上げてしまう。

    ■喜びを可視化するためにビジョンを書き下す
    20⁇年6月1日、今日は・・・。
    では書き始めよう。たっぷりと具体的に記述する。個人のことと世界のこと、両方を書く。自分のことだけではだめだ。自分自身のこと、自分が世界で作り出すのを助けている喜びの結果を書く。個人的なゴールと仕事のゴールの両方についても書こう。

    ■喜びと幸せは同じではない。喜びはより深く、意義があり、目的を持っている。幸せとはある時点における状態の話だ。幸せな状態が連続していなくても、喜びに満ちていられる。
    続きを読む

    投稿日:2020.03.11

  • moromizu

    moromizu

    従業員、顧客、そして自分自身の全て人が日々の仕事に喜びを感じる会社を作った人が自分の会社の活動・設備・運営について教えてくれる本です。
    なのですが、見る人からみたら全力でAgileをやっている会社が自分たちのプラクティスを割と詳細に教えてくれる本です。
    Agile関連の本を色々読んでみたけど具体的にどうしたらいいんだろう、ってモヤモヤしている人には物凄くおすすめです。
    「これってXPのことだよね」とか「これってリーンの話だ」など思い当たる箇所が随所に出てきます。
    「Agileって何?」という人には、1つの会社の中で文化がどのように醸成されていくのか、それを守るにはどういったことが必要なのかなどの学びが得られるのではないでしょうか。
    俺もメンローツアー行きたい。
    続きを読む

    投稿日:2020.03.08

  • tune

    tune

    アジャイルとかスクラムが意識せず出来るようになるとこんな働き方になるんだなーという体験ができる書籍。昔なら遠い別の国の話に感じたかもしれないが、今なら手が届かないこともないなと読んでいて感じた。いつかメンロー社にも遊びに行ってみたい!続きを読む

    投稿日:2020.02.24

  • komeshogun

    komeshogun

    柔軟性は必要に応じて使えるキャパシティを生む: Meet Up 大阪 @ blog
    http://www.meetuposaka.com/article/461175246.html
    見える化が協働を促す: Meet Up 大阪 @ blog
    http://www.meetuposaka.com/article/461175178.html
    続きを読む

    投稿日:2019.05.12

  • beakmark

    beakmark

    だいぶやられた。自分の近頃を省みて、ふわふわそわそわした心持ちにさせられた。いい本。

    原著がそもそも良いのだと思うのだけど、邦訳品質がとても高く、自然に素直に読みくだせた。訳者の顔ぶれを見ればさもありなん、ではあるけれど。

    Kent Beck が来日講演したときに、繰り返し「誠実であること」について語っていたけど、それを思い出した。
    喜び(Joy)、を社是とすることは、自分(たち) に対してかなりストリクトにエクストリームに誠実じゃないと続けられないだろうなー、と。
    続きを読む

    投稿日:2019.01.20

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。